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「副業やダブルワークを始めたいけれど、履歴書にはどう書けばいいのだろう」と迷っていませんか。本業がある状態で応募するときは、通常の応募とは少し違う気づかいが必要です。採用する側は「いつ働けるのか」「本業と両立できるのか」を気にしていることもあるため、その不安を書類の段階でやわらげておくと、選考が進みやすくなります。
この記事では、とくに悩みやすい「職歴欄」「志望動機」「本人希望欄」の書き方を、例文つきで紹介します。学歴欄や履歴書テンプレートの選び方、応募前に確認しておきたいことも、あわせて解説します。
副業・ダブルワークの履歴書で押さえる基本の書き方

副業・ダブルワークの履歴書も、基本的な書き方は通常の応募と変わりません。違いが出るのは職歴・志望動機・本人希望欄の3つで、ここでは本業との両立ができる状態であることを、具体的に伝える必要があります。採用担当者は、掛け持ちの応募者に対して「あまりシフトに入れないのでは」「本業が忙しくなったら続けられないのでは」と心配しやすいといわれるからです。
3つの欄で何を伝えるかを、先に表で整理しておきましょう。
| 項目 | 副業・ダブルワークで伝える内容 |
|---|---|
| 職歴 | 現在の勤務先・在職中であること、必要に応じた過去の副業歴 |
| 志望動機 | 副業をする目的、応募先を選んだ理由、活かせる経験・強み |
| 本人希望欄 | 本業があること、勤務可能な曜日・時間帯、譲れない勤務条件 |

副業・ダブルワークの履歴書で職歴欄を書く方法

職歴欄で迷いやすいのは、いま働いている勤務先と、これまでの副業歴をどう整理するかという点です。ここでは「初めて副業をする場合」「過去に副業をしていた場合」「本業の会社名を書きたくない場合」の3つに分けて、記入例を見ながら解説します。
初めて副業・ダブルワークをする場合
初めて副業をする人は、職歴欄に現在の勤務先を書き、次の行に「現在に至る」または「在職中」と記します。会社名は「(株)」と略さず、「株式会社」まで正式名称で書き、配属先の部署や支店もわかる範囲で添えましょう。
気をつけたいのは、書きすぎないことです。「本業」「副業」という言葉を職歴欄に入れると、仕事を軽く見ているという印象を持たれる場合もあるめ、通常の転職と同じ書き方にしておくと安心です。週に何日働いているか、何時まで勤務があるかなどの情報は、本人希望欄にまとめたほうが読み手に伝わります。職歴欄には、勤務先が確認できる最低限の内容だけを示してください。
過去に副業・ダブルワークをしていた場合
過去の副業やアルバイトは、すべてを書く必要はありません。応募先の仕事に活かせる経験や、最近の職歴を中心に選ぶと、経歴をつかんでもらいやすくなります。社会保険に入って働いていた勤務先や、長く続けた勤務先は、書いておくと安心です。短期間の単発バイトなどは、無理に載せなくてもかまいません。
複数の勤務先を書く方法は2つあります。一つは、入社と退職を時期の順に並べる方法です。
<例1:時系列で並べる方法>
もう一つは、会社ごとに入社と退職をひとまとまりにする方法です。
<例2:会社ごとにまとめる方法>
例1は、上から読むだけで「いつ何が始まり、いつ終わったか」がわかります。令和3年9月にレストランを始めたとき、株式会社△△△△での勤務が続いていたこともつかみやすく、掛け持ちの期間を読み取ってもらいやすい形です。
例2は、各勤務先の始まりと終わりが近くに並ぶため、その職場での勤務期間をひと目で伝えられます。ただし、期間の重なりは年月を見比べないと気づきにくくなります。重なりがわかりにくいと感じたら、「上記と掛け持ち勤務」と一言添えると親切です。
本業の会社名を書きたくない場合
履歴書の職歴欄では、勤務先を正式名称で書くのが基本です。会社名を知られたくないという理由だけで、現在の勤務先を省くのはやめましょう。職歴が空白だと、採用担当者に「何か隠しているのでは」と受け取られかねません。
ただし、守秘義務がある仕事や、応募先と本業の会社が競合している場合など、不安になる事情もあるでしょう。そのようなときも、事実と違う内容や別の会社名を書いてはいけません。経歴をいつわると、あとで大きな問題になる恐れがあります。迷ったら、応募先に書き方を確認して、その指示にしたがうのが安全です。


副業・ダブルワークの履歴書で志望動機を書く方法

志望動機は、「副業をしたい理由」だけで終わらせないことが大切です。なぜその応募先を選んだのか、自分の経験や強みをどう活かせるのかまで、ひと続きで書くと納得してもらいやすくなります。文字数は100〜200字ほどが目安で、最初に結論を置くと読みやすくなります。ここからは、理由のつなぎ方、経験の活かし方、目的別の例文の順に見ていきましょう。

副業をする理由と応募先を選んだ理由を結びつけるポイント
まず、副業を始める目的をはっきりさせましょう。収入、スキルアップ、新しい経験、空き時間の活用など、どの理由でもかまいません。そのうえで、その目的と「なぜこの応募先なのか」をつなげて書きます。たとえば「空いた時間をつかいたい」という目的なら、募集されているシフトの時間帯が自分の空き時間と合っていることを理由にできます。「職場から近い」などの個人の都合も、無理なくシフトに入れるという応募先へのメリットに言い換えると、しっかり伝わります。
収入が目的の場合も、正直に書いて問題ありません。ただ、「お金のため」で終わると熱意が見えにくくなります。留学の資金をためたいなど、お金の先にある目標と、応募先で前向きに働きたい気持ちまで書き添えましょう。あわせて、本業と無理なく両立できることにも触れておくと、採用担当者の「仕事に支障が出るのでは」という心配をやわらげられます。
本業の経験や強みを応募先で活かすポイント
本業やこれまでのアルバイトで身につけたことは、応募先の仕事でどう役立つのかまで具体的に書きましょう。営業で身につけた話す力を電話対応に活かしたい、接客の経験を活かして即戦力になりたい、などの書き方です。志望動機であると同時に自己PRにもなり、採用担当者が働く姿を思いえがきやすくなります。
未経験の仕事に挑戦するときは、いまの経験を無理に結びつける必要はありません。こじつけた内容は、かえって不自然に読まれます。かわりに、なぜその仕事を経験したいのか、どんなスキルを身につけたいのかを、自分の言葉で伝えましょう。本業との両立に無理がないことや、慣れたら積極的にシフトに入りたいという姿勢を添えると、意欲も伝わります。
【目的別】志望動機の例文
ここでは、収入・スキルアップ・新しい経験・空き時間の活用という4つの目的別に、例文を紹介します。どれも、副業をする理由だけで終わらず、前向きな気持ちが伝わる内容です。自分に近いものを選び、事情にあわせて書きかえてつかってください。
【目的が収入を増やしたい場合】
【例文】 現在は会社員として働いていますが、留学資金をためるために副業を探しています。貴社の週末のシフトは本業に影響しない時間帯で、無理なく続けられると考え志望しました。目標に向けて、任された仕事に前向きに取り組みます。 |
収入を増やすことが目的の場合は、「学費返済のため」「生活費のため」など、「何のためにお金が必要なのか」を伝えると、印象がよくなります。
【目的がスキルアップの場合】
【例文】 現在、事務職に従事していますが、将来のためにトーク力やコミュニケーションスキルをさらに身につけたいと思い、貴社のコールセンタースタッフに申し込みました。 |
自己啓発やキャリアアップに焦点を当て、ダブルワークを通じて新たなスキルを獲得し、個人的な成長をしたいという意欲を表現すれば、志望動機に説得力が生まれます。
【目的が経験を積みたい場合】
【例文】 現在、レストランでホールスタッフのアルバイトをしていますが、将来は飲食店を経営したいと考えています。そこで、料理のスキルも磨きたく、調理の基本を一から学びたいと思い、調理担当の募集に申し込みました。 |
「さまざまな経験を積みたい」という意欲を伝え、興味のある業務内容や身につけたいスキルなど、実際の希望を具体的に伝えると、共感してもらいやすくなるでしょう。
【目的が空いた時間を活かして働きたい場合】
【例文】 現職が10時から17時までの勤務であるため、平日の早朝の空いた時間を有効活用したいと考えています。貴社の募集条件は、自身の希望に合っており、兼業を認めている点にも魅力を感じました。 |
自身の空き時間と企業の働いてほしい時間がマッチすることは、双方にとって大きなメリットです。求められている時間に働けることを、しっかりとアピールしましょう。
副業・ダブルワークの履歴書で本人希望欄を書く方法

本人希望欄は、採用後の勤務調整に必要な情報を、短く伝える欄です。副業の応募では、本業があること、働ける曜日や時間帯、譲れない条件の3点を中心に書きます。本人希望欄がない様式の場合は、備考欄や特記事項に同じ内容を書いてください。
ここからは、副業やアルバイトを掛け持ちする際に、本人希望欄に書くべきことを例文とともに紹介します。

本業がある場合
まず、いま本業があることを簡潔に書きましょう。年末調整などの手続きにかかわるため、応募先には知らせておくと望ましいとされています。本業の就業規則を確認し、副業や兼業が認められているとわかっているなら、その事実もあわせて書きます。ただし、書くのは確認がとれている場合だけです。
大切なのは、副業を隠すつもりで書かないことです。本業と応募先の勤務を両立できると誠実に伝えれば、採用担当者の心配もやわらぎます。
【例文】 在職中の〇〇株式会社では、週に3日勤務しています。また、兼業可能であることを確認済みです。 |
勤務できる曜日・時間帯に制約がある場合
本業と重ならない範囲で、働ける曜日・時間帯・週の日数を具体的に書きます。「できるだけ入れます」のようなあいまいな表現では、シフトを組みにくいからです。応募要項に条件がある場合は、その範囲内で希望を書きましょう。
働ける時間を前向きに示し、細かな希望を並べすぎないことも大切です。欄を埋めつくさず、少し余白を残すと、柔軟な人という印象に繋がる場合もあります。本業の勤務時間で電話に出られない時間帯があるなら、備考欄に連絡が取りやすい時間を書いておくと、やり取りがスムーズです。
【例文】 月・水の15時以降と、火・金の早朝から7時30分までは、勤務可能です。また、土・日・祝日は、基本的に終日勤務可能です。 |
とくに希望がない場合
とくに希望がなければ、欄を空白にしたり「特になし」と書いたりせず、「貴社の規定に従います」と書くのが一般的です。空白だと記入もれと思われるかもしれず、「特になし」では意欲が低く見えることがあるためです。
ただし、本業との両立で曜日や時間帯に譲れない条件があるなら、この定型文はつかわず、必要な条件を具体的に書いてください。
| 【記入例】 |
| 貴社の規定に従います。 |
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副業の履歴書で迷いやすい基本項目の書き方

ここまでで、副業ならではの3つの欄は整理できました。最後に、副業だからといって特別な書き方に変える必要のない学歴欄と、選び方で迷いやすい履歴書テンプレートを補足します。
学歴欄を書くときのポイント
学歴欄の基本ルールは、副業の応募でも変わりません。学校名は「高校」ではなく「高等学校」のように正式名称で書き、年の表記は和暦か西暦のどちらかに決めて、履歴書全体でそろえます。
書きはじめる学校に決まりはありませんが、転職やアルバイトでは、高等学校の入学から書くのが一般的です。応募先から書き方や様式の指定がある場合は、そちらを優先しましょう。
履歴書テンプレートを選ぶときのポイント
応募先から様式を指定されたら、それをつかいます。指定がなければ、職歴・志望動機・本人希望欄など、書きたい項目のスペースが十分にあるものを選びましょう。迷ったときは、厚生労働省が作成した履歴書様式例がつかいやすいです。
形式にはA4のほか、Word、Excel、PDFなどがあります。パソコンで作るなら編集できるWordやExcel、手書きなら印刷用のPDFなどのように、自分の作り方と提出方法に合うものを選んでください。パソコンで作った場合は、印刷するとレイアウトがくずれることがあるため、一度印刷して確認しましょう。
| 選び方 | 確認ポイント |
|---|---|
| 応募先の指定あり | 指定された様式・サイズ・提出形式を優先する |
| 応募先の指定なし | 職歴・志望動機・本人希望欄の必要な記入量に合うものを選ぶ |
| Word・PDF等で作成 | 提出方法に合う形式を選び、保存後のレイアウトを確認する |
副業・ダブルワークへ応募する前に確認しておくこと

応募する前に、本業の就業規則や、副業・兼業についての社内ルールを確認しておきましょう。副業を認める会社は増えていますが、まだ禁止している会社も少なくありません。許可や届出が必要な会社もあるため、決まりがあれば、働き始める前に手続きをすませてください。
また、本業と副業先の両方で雇われて働く場合は、労働時間を合計して考える必要が出ることがあります。それぞれの勤務時間を把握し、体調をくずさないよう健康にも気を配りたいところです。各勤務先への申告のしかたも、事前に確認しておくと安心でしょう。副業・兼業のガイドラインは何度か改定されているため、最新の内容は厚生労働省の「副業・兼業」のページで確認してください。労働時間の通算のポイントをまとめた資料や、労働時間と健康状態を記録できるアプリも紹介されています。
副業のリスクについては、以下でも詳しく説明しています。

参考:厚生労働省|副業・兼業
タイミーなら履歴書不要で気になる仕事に挑戦できる
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履歴書を用意しなくてよいぶん、自分に合う仕事を見つけるまで気軽に、小さく挑戦できるところが魅力です。初めてで不安なら、2〜3時間ほどの短い仕事から試すことも可能です。職種も軽作業、販売、飲食、オフィスワーク、イベントなど幅広く、未経験から始められる仕事も多く見つかります。いろいろな職場を経験するうちに、自分に合う仕事や働き方が見えてくるでしょう。
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