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「映画館バイト」とひと口にいっても、チケットの販売からフード・ドリンクの販売、フロアの清掃など仕事内容はさまざまです。映画好きにとっては魅力的な仕事ですが、立ち仕事ゆえにきついと感じる人もいるでしょう。本記事では、映画館バイトの仕事内容のほか、時給相場、メリット・デメリットなどについて詳しく解説します。
なお、タイミーでは、映画館のスキマバイトにチャレンジしたレポートを紹介しています。以下も併せて参考にしてみてください。
映画館バイトはきついって本当?
一般的に、映画館バイトは、「エンタメに関われて楽しそう」というイメージがありますが、実際は大変な面もいくつかあります。たとえば、上映スケジュールに合わせてスピーディーな対応が求められたり、お客様に快適に映画を楽しんでもらうために館内を隅々まで掃除したり、速さと丁寧さが必要なケースもあるでしょう。慣れていなければ、「きつい」「大変」と感じるかもしれません。
とはいえ、きついと感じるかどうかの感覚は、人によって異なります。仕事内容だけでなく、時給や職場の雰囲気などを確認したうえで、自分に合っているかどうかを見極めることが大切です。
映画館バイトの仕事内容
映画館バイトの仕事内容は、主に以下のようなものがあります。業務ごとにアルバイトを募集していることもあるため、どのような仕事をするのか、事前に確認しておきましょう。
チケット販売
チケット販売は、お客様の希望する映画や座席を確認し、チケットを発券・精算する仕事です。最近は、お客様自身でチケットを発券してもらう「自動発券機」を導入している映画館も多いですが、受付カウンターで直接チケットを購入されるケースもあります。受付カウンターでは、直接お客様と接するため、笑顔や丁寧な言葉づかいで対応することが大切です。また、チケット販売の際は、会員カードや割引券の確認なども行います。お客様が観たい映画の上映時間に間に合うように、手際よく対応しましょう。
フードやドリンク、グッズの販売
フード・ドリンクの販売では、お客様が館内で飲食するポップコーン、チュロス、ソフトドリンク、アルコールなどを提供します。上映時間の直前に購入されるお客様も多いため、お客様を待たせないように、スピーディーに提供することが大切です。
ただし、飲食物を扱うため、衛生管理が重要です。業務の際には、事前にアルコール消毒をしたり、マスクや手袋を着用したりする場合もあるでしょう。また、グッズ販売では、館内にあるショップや受付カウンターなどで映画のパンプレットや関連グッズを販売します。商品の梱包・会計はもちろん、お客様から商品の有無や在庫について聞かれることもあるため、丁寧な接客を心掛けましょう。
フロア業務
フロア業務は、お客様の案内、入場・退場の誘導、上映前後のアナウンス、上映後の館内のゴミ収集など、多岐にわたります。また、映画の宣伝、ポスターの張り替え、チラシの配布などを行うこともあるでしょう。そのため、「いま何をすべきか」といった状況を見ながら、臨機応変に行動することが大切です。
清掃
清掃は、上映後の館内の座席、床、トイレ、ロビーなどの掃除・除菌を行います。また、お客様が上映中に飲食されたフード・ドリンクのゴミの分別や回収も行うため、細やかで丁寧な作業が必要です。館内の隅々までしっかりと気を配り、お客様に清潔で快適な映画館を提供することを心掛けましょう。
映写
映写は、映画の上映に必要な機材の操作や管理を行うほか、映画をスクリーンに投影する業務です。音量の調整や機材のメンテナンスを行うこともあるでしょう。ただし、映写は、技術的な知識や経験が必要となるため、アルバイトが行うケースは少ない傾向にあります。機械操作が好きな人や将来映画製作をしたい人は、専門スタッフのアシスタントなどの募集があるかどうか探してみるとよいでしょう。
映画館バイトの時給相場
映画館バイトの時給相場は、それぞれの地域や映画館の規模、仕事内容などによって異なりますが、「求人ボックス」のデータによると、時給1,067円が相場です。飲食店のホールスタッフやアパレルの販売員のアルバイトは、1,020円〜1,080円程度であるため、一般的な時給額であるといえるでしょう。
ただし、映画館によってはレイトショーなど深夜まで営業している店舗もあるため、22時以降の深夜帯の勤務であれば、深夜手当によって25%アップの時給で働くことができます。
映画館バイトのメリット・楽しいところ
映画館バイトには、さまざまなメリット・楽しいところがあります。以下、詳しく見ていきましょう。
シフトに入れる時間の幅が広い
映画館は、早朝から上映してるところもあれば、深夜から明け方まで営業している店舗もあるため、シフトに入れる時間の幅が広い傾向です。シニア層の場合は「開演前の早朝に働く」、主婦・主夫の場合は「日中に働く」、学生の場合は「学校終わりの夕方から夜に勤務する」など、それぞれのライフスタイルに合わせて働くことができます。
また、土日祝日、夏休み、ゴールデンウィークなどといった長期休みのほか、舞台挨拶などのイベントがある日は忙しくなるため、多くのスタッフがシフトに入ることができるでしょう。
最新の映画情報に詳しくなれる
最新の映画情報に詳しくなれることも、映画館バイトのメリットであるといえます。仕事を通じて映画情報に触れられるため、上映中・上映予定の映画の内容や評判、キャスト、スタッフなどの情報を知ることができ、友人との話題づくりにもなるでしょう。
また、さまざまな映画の予告編やポスターなどに触れる環境であるため、将来デザインの仕事や動画制作、またエンタメ業界に携わりたい人にもおすすめです。
従業員割引を利用できるケースもある
映画館バイトでは、福利厚生の一つとして、従業員割引を用意しているケースがあります。従業員割引とは、映画館のチケット、フード、グッズなどを割引価格で購入できる制度のことです。従業員割引の内容や条件は、映画館によって異なりますが、一般的には自分、家族、友人などに適用できることが多いです。従業員割引を利用すれば、映画鑑賞や食事をお得に楽しめるでしょう。
接客スキルやコミュニケーション力が身につく
映画館バイトは、接客スキルやコミュニケーション力が身につくアルバイトです。映画館には、子どもから高齢者まで幅広い年代、性別、国籍のお客様が来館します。
また、イベントや上映初日になると、その日を心待ちにして来館されるお客様も多く、笑顔で出迎えるなど映画を100%楽しめる雰囲気づくりをすることも大切です。どのようなお客様が来館されても、丁寧な言葉づかいでお客様に寄り添った対応を心掛けましょう。
映画館バイトのデメリット・きついところ
映画館バイトには、さまざまなメリットがある一方、デメリット・きついところもあります。以下、詳しく見ていきましょう。
上映スケジュールに合わせたスピーディーな対応が求められる
映画館バイトは、映画の上映スケジュールに合わせたスピーディーな対応が求められます。映画館バイトでは、上映前や上映後に、お客様の入場・退場、チケット・フードの販売、清掃などの仕事を行わなければなりません。そのため、時間に追われ、緊張感やプレッシャーを感じるケースもあるでしょう。
時間管理をする場合は、腕時計やスマートウォッチを着用し、いつでも、どこにいても、時間がわかるようにしておくことをおすすめします。
トラブル対応が必要なケースがある
映画館でアルバイトをしていると、トラブル対応が必要なケースもあります。たとえば、「自分が購入した指定席に、ほかの客が座っていた」「上映中、ほかの客の私語やスマホの操作が気になって、映画を楽しめなかった」など、お客様同士のトラブルの仲裁をする必要もあるでしょう。
ほかのお客様の迷惑にならないよう、迅速かつ冷静に対応する必要がありますが、どうしても難しい場合は、ほかのスタッフや社員に助けを求め、複数人で仲裁するようにしましょう。
基本的に立ち仕事であるため、体力的にきついと感じることがある
映画館での仕事は、どの業務も基本的に立ち仕事となるため、体力的にきついと感じることがあるかもしれません。とくに、チケット・フードの販売、フロア案内などの場合は、長時間立ちっぱなしになることもあるでしょう。また、グッズの在庫を補充するために重いものを運んだり、清掃時に立ったりしゃがんだりを繰り返すことで足・腰に負担がかかったり、疲れやすくなることもあるかもしれません。さらに、レイトショーがあると、帰宅が深夜になって生活リズムが不規則になる可能性もあります。
体力的な疲労を感じたら、帰宅後にマッサージをする、湯船に浸かって身体をほぐす、連続勤務を避けてお休みを入れるなど、疲れをため込まないように心掛けましょう。
髪型・髪色に制限があることが多い
映画館バイトは、髪型・髪色に制限があることが多いです。お客様に対して清潔感や信頼感を与えることが大切であるため、勤務するスタッフには、「金髪や派手な髪色はNG」「長髪は束ねて勤務する」など規則を設けているケースがあります。ほかにも、華美な髪飾り、ピアス、指輪などを控えるように求められるケースもあるでしょう。
フード・ドリンクの販売では、衛生的であることが必要なため、とくに気をつけなければなりません。映画館で働く際は、事前に募集要項や勤務条件を確認したり、面接時に尋ねたりしながら、あらかじめ身だしなみについて準備しておきましょう。
【口コミ】映画館バイトのレビュー
映画館バイトの仕事内容を紹介してきましたが、実際に働いたことのある人の反応はどうなのでしょうか。タイミーのアプリを使って映画館のバイトを経験したワーカーの口コミを紹介します。
・シアター内の掃除がメインでした!とても優しく教えてくださり、楽しくお仕事をすることができました!また機会がありましたら、ぜひ働きたいです。(20代・女性)
・スクリーン清掃とトレー拭きの作業をさせて頂きました。指示が適切で、戸惑うことなく作業にあたれました。(60代・男性)
・劇場の階段の昇り降りが多くかなりキツかったですが、話しかけてくれる方も多く働きやすかったです。(20代・女性)
・商品作り、氷補充、トレー拭き、商品の袋詰めをしました。また働きたいです。(30代・男性)
映画館バイトに向いている人の特徴
映画館バイトに向いている人の主な特徴は、以下の通りです。
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映画が好きな人、俳優・タレントなどのエンタメの話題が好きな人
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接客やコミュニケーションが得意で、人と話すのが好きな人
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時間管理が得意な人、臨機応変に対応できる人
そもそも映画が好きで映画鑑賞が趣味だという人や、芸能関係・エンタメの話題が好きな人にとっては、楽しく働けるでしょう。また、どの業務においても、お客様と関わることが多いため、人と話すことが好きな人にも向いています。決められた時間に合わせて臨機応変に対応できる人にもおすすめです。
映画館バイトを始めるならタイミーがおすすめ!
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- タイミーラボ編集部
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