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健康志向の高まりや、コロナ禍での運動不足を解消する目的もあリ、近年スポーツジムやフィットネスジムの需要が伸びてきています。1対1でトレーニングを行うパーソナルジムから、24時間営業しているジムまで、その形態はさまざまです。
この記事では、スポーツジムやフィットネスクラブでのアルバイトの仕事内容や、きついといわれる理由などについて解説します。
スポーツジム・フィットネスクラブのアルバイトはきつい?
スポーツジムやフィットネスクラブでのアルバイトがきついと感じるかどうかは、人によってさまざまです。
ジムという場所柄、体力が必要かと思われがちですが、実際、自分がメインで体を動かすわけではなく、会員の指導やサポートに徹することが多いのが特徴です。フロント業務や監視員など、体力に自信がなくてもできる仕事もあります。休憩はしっかりとることができますし、無理のないペースで勤務することが可能です。まずは、どのような仕事をするのか募集内容をしっかりとチェックして、自分でもできるかどうかを確認をしましょう。
スポーツジム・フィットネスクラブの種類
スポーツジムやフィットネスクラブには、多様なマシンやレジャー施設を併設する複合施型スポーツジム、特定のトレーニング機器に特化したジムなど、さまざまな種類があります。最近ではパーソナルトレーニングジムも普及してきています。
アルバイトとして働く場合は、目的や立地によってそれぞれのジムの特徴を理解し、どのような働き方ができるのかを把握することが重要です。
複合型スポーツジム
複合型スポーツジムは、フィットネス機器やプール、スタジオレッスンなど、さまざまな施設が併設された施設です。アルバイトとして働く場合、これらの施設の管理や利用者のサポートが主な仕事になります。具体的には、利用者の案内や清掃、機器のメンテナンスなど、多様な業務に携わることになるでしょう。
利用者は、子どもから年配の方まで幅広いため、利用者にあったコミュニケーションをとる必要があります。営業時間は、およそ9時頃から22時頃まで営業しているケースが多いでしょう。
トレーニング機器特化型ジム
トレーニング機器特化型ジムとは、特定のトレーニングに特化した機器が揃っている比較的小規模なジムを指します。
アルバイトでは、機器の説明や安全な使用方法の指導、メンテナンス・清掃作業が主な役割となるケースが多いです。また、利用者の運動プログラムのサポートを行うこともあります。
最近では24時間営業のトレーニングジムも増えていますが、深夜帯は無人で営業していることも多いため、シフトに入れる時間としては、朝10時頃から21時頃が目安です。
スポーツジム・フィットネスクラブでのアルバイトの仕事内容
では、具体的に、スポーツジムやフィットネスクラブでのアルバイトの仕事内容についてみていきましょう。主な業務は、フロント業務、インストラクター、監視員、清掃業務などがあります。
フロント業務
フロント業務では、受付にて来店されるお客様の対応を行います。初めて来店されたお客様には、入会・会員登録の案内のほか、施設の案内、プランの説明などを行い、入会までのサポートします。
また、入会費用や登録費用の支払い処理や電話対応、予約の管理、設備やクラスのスケジュール管理等を行う店舗もあるでしょう。そのほかにも、体験や見学で来られたお客様に、ジムに入会してもらえるよう検討している方の悩みを解決し、施設の良さをアピールすることが必要なケースもあります。
一度覚えてしまえば、それほど難しくない業務ではありますが、お客様対応が必須のため、コミュニケーションスキルが必要です。
インストラクター
インストラクターは、会員への運動指導を行います。これには、個々の運動目標やフィットネスレベルに合わせたトレーニングの指導やカリキュラムの作成、トレーニング機器の正しい使い方の説明などが含まれます。また、水泳やスタジオレッスンなどの教室を受け持つこともあるでしょう。
とはいえ、専門的なプログラムを組んだり、パーソナルトレーニングを行ったりする場合は、運動学や栄養学の知識や資格を持ったインストラクターが行います。アルバイトの場合は、専門的な知識がなくても対応できる業務を任されることが多く、未経験でも安心して働けます。
ただし、こちらも利用者と接する機会が多いため、コミュニケーションスキルが必要です。
監視員
施設の安全管理を行うために、プールやジムエリアに監視員を配置しているジムもあります。監視員の主な仕事は、安全に利用しているかどうかの監視・見守りのほか、緊急時の救助活動や応急処置が含まれます。そのため、アルバイトとして働く際も、事前に応急処置の方法について学んでから業務に就くケースが多いです。
監視員は、細心の注意力と迅速な判断力、さらには基本的な救急処置の技能が求められます。
清掃業務
清掃業務では、清掃スタッフとしてアルバイトを募集しているケースもあれば、フロントスタッフなどが清掃業務を兼務しているケースもあります。不特定多数の人が利用するジムは、汗を流す場所でもあるため、衛生管理が欠かせません。
運動機器の消毒はもちろん、トレーニングエリア、フロント、シャワールーム、更衣室、トイレなどの清掃・消毒は、日々の大切な業務です。ジムを快適に利用してもらうためにも、細かい点に注意を払い、丁寧な清掃を行いましょう。
スポーツジム・フィットネスクラブのアルバイトの時給相場
スポーツジムやフィットネスクラブのアルバイトの時給相場は、地域や施設の規模などによって異なりますが、「求人ボックス」のデータによると、時給1,067円が相場となっています。
飲食店のホールスタッフのアルバイトが1,089円、コンビニバイトが1,055円であるため、一般的な時給額であるといえるでしょう。入会促進を任される場合、契約ごとにインセンティブがもらえる場合もあります。
高級フィットネスクラブや専門的なトレーニングを提供するジムでは、より高い時給が期待できることがあります。特定の技能や資格を持つインストラクターなどの専門職は、一般的なフロント業務や清掃業務と比べて高時給が設定されるところも多いです。トレーニングの実践指導なども習う体育会系の専門学校や大学に通っている学生にとっては、知識を生かせるアルバイトであるといえるでしょう。
スポーツジム・フィットネスクラブでアルバイトするメリット
ここからは、スポーツジム・フィットネスクラブでアルバイトするメリットを紹介します。
一度仕事を覚えてしまえば、難しい仕事はほぼない
フロント業務や清掃業務においては、一度覚えてしまえば、難しい日常業務はほぼない場合が多いです。たとえば、フロント業務では、お客様対応や施設案内などに関するマニュアルが用意されているケースも多いため、一度マニュアルを覚えてしまえば、スムーズに働けます。
また、清掃業務では、施設の特定の部分を日々清掃することが習慣化されれば、効率的に作業を進めることができるでしょう。このように、一度仕事の流れをマスターすれば、スムーズに作業ができるようになります。
ただし、インストラクターとして働く場合やレッスン指導を行う場合などは、利用者ごとに異なる対応が求められるケースもあります。
コミュニケーション能力がつく
スポーツジムやフィットネスクラブでのアルバイトでは、利用客との日常的なコミュニケーションが多い傾向です。フロント業務では、来客対応や問い合わせへの対応が主な業務であるため、自然とコミュニケーション能力が鍛えられます。
また、インストラクターは、利用客への適切なトレーニング指導やモチベーションを維持するにも、効果的なコミュニケーションが不可欠です。これらの経験は、ほかの職場や日常生活においても役立つ重要なスキルとなるでしょう。
無料でジムを利用できるケースもある
多くのジムでは、勤務する従業員に対して施設の無料利用や割引サービスを提供しています。これは、自身の運動不足解消やストレス発散に役立つだけでなく、実際の施設利用を通じてサービス内容や機器の使い方を深く理解する機会にもなります。
たとえば、アルバイトの時間外にジムのトレーニング機器を使用したり、グループレッスンに参加したりすることで、利用客目線の気づきを得ることができるかもしれません。これにより、利用客へのアドバイスやサポートが、より具体的で実用的になり、顧客満足度の向上につながる可能性があるでしょう。
トレーニングに関する知識がつく
スポーツジムやフィットネスクラブでのアルバイトを通じて、トレーニングの技術や健康に関する専門知識を得ることができます。とくに、インストラクターやトレーナーとして働く場合、最新のフィットネス理論やトレーニングメソッドを学ぶ機会があるでしょう。これらの知識は、自身の健康管理に活かすことはもちろん、将来的にフィットネス業界でのキャリアを検討している場合には、大きなメリットとなります。
スポーツジム・フィットネスクラブでアルバイトするデメリット
アルバイトとしてスポーツジムやフィットネスクラブで働くには多くのメリットがありますが、デメリットも考慮する必要があります。
時間によって混雑度合いに差がある
スポーツジムやフィットネスクラブは、一日のうち特定の時間帯に混雑する傾向があります。朝は出勤前に汗を流しにくる方や年配の利用者が来店され、夜は仕事帰りの会社員などで利用者が増えるといったように、時間帯によって来店される層が異なり、混雑度合いも異なる傾向です。
そのため、混雑する時間帯を予想して、合間に施設の清掃や機器のメンテナンス、会員データの整理など、利用客が少ないならこそできる仕事に取り組むことで、時間を有効に活用することができます。
シフトに入れる日数や時間が限られてしまう可能性がある
多くのスポーツジムやフィットネスクラブでは、営業時間や会員の利用状況に応じてシフトが決められます。そのため、特定の日にしか働けない、特定の時間帯しか働けないといった状況が生じる可能性があります。また、深夜帯は営業してない、もしくはスタッフを配置していないジムも多いため、深夜手当も期待できません。
自分のライフスタイルやほかの仕事・学業とのバランスをとりつつ、アルバイトを掛け持つことも検討してみましょう。
自分の都合で休めないこともある
とくに、パーソナルトレーニングのインストラクターの場合、利用客の予約状況に合わせてシフトが入る必要があるため、急な休暇は取りにくくなります。
無理のないシフトが組めるよう、勤務先や利用客とコミュニケーションをとるほか、ほかの従業員とも協力しあいながらシフト調整を行いましょう。
【口コミ】スポーツジムのバイトのレビュー
スポーツジムのバイトの仕事内容を紹介してきましたが、実際に働いたことのある人の反応はどうなのでしょうか。タイミーのアプリを使ってスポーツジムのバイトを経験したワーカーの口コミを紹介します。
・マニュアルが分かりやすく、一人でも安心して作業する事が出来ました。本日見学希望の方が来店しいろいろと質問されましたが、ある程度対応ができれば問題ないと思います。(40代・女性)
・1人で黙々と作業ができる働きやすい環境でした。(20代・女性)
・バス(シャワー)、トイレ掃除、モップ掛けなどをしました。掃除について親切にアドバイスいただき助かりました。集中して作業ができて良かったです。(40代・男性)
・トイレ、シャワー室、ジム器具等の清掃でした。初めての勤務でしたが、とても丁寧に優しく教えてくださるので、安心して業務できました。(50代・女性)
スポーツジム・フィットネスクラブのアルバイトに向いている人の特徴
スポーツジムやフィットネスクラブでのアルバイトには、以下のような人が向いています。
- 人と接することが好きな人
- 体を動かすことが好きな人
- 健康やフィットネスに興味がある人
- 責任感が強く、細かい作業にも丁寧に取り組める人
ジムの仕事では、従業員同士はもちろん、多くの利用客と接する機会があり、接客スキルが求められます。人と接することが好きな人であれば、楽しみながら働けるでしょう。健康やフィットネスに関心があれば、仕事がより楽しく感じられ、自身の健康維持にも役立つはずです。
ほかにも、清掃業務や機器の正しい使用方法の指導などでは、細かい注意を払う必要がある業務が多いため、こうした仕事に丁寧に取り組める人にも向いています。
スポーツジム・フィットネスクラブでアルバイトするならタイミーがおすすめ!
今回は、スポーツジムやフィットネスクラブでのアルバイトの仕事内容やきついところ、メリットなどを紹介しました。スポーツジムやフィットネスクラブは、さまざまな規模や形態の店舗がありますが、どの仕事も一度覚えてしまえば、その後は比較的スムーズに仕事に取り組めるため、未経験でも安心して働けます。
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- タイミーラボ編集部
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