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履歴書を作成する際、「緊急連絡先」欄の書き方に迷われている方は多いのではないでしょうか。「一人暮らしの場合はどう書けばいいの?」「実家の連絡先を書くべき?」といった疑問を抱えながら、ペンを止めてしまうこともあるでしょう。
緊急連絡先は、応募先企業が応募者と連絡が取れなくなった際に使用する重要な情報です。正しく記載しておくことで、選考がスムーズに進み、採用のチャンスを逃すリスクを減らせます。
本記事では、履歴書の緊急連絡先について、基本的な意味から状況別の具体的な記入方法、よくある疑問への回答まで、わかりやすく解説していきます。
履歴書の「緊急連絡先」欄とは?
履歴書の緊急連絡先欄は、応募者本人と直接連絡が取れなくなった場合に備えて設けられている項目です。現住所や本人の電話番号とは別に、代わりに連絡がつく人の情報を記載します。
就職活動や転職活動において、企業との連絡が途絶えてしまうことは大きなリスクです。面接の日程調整や選考結果の通知など、重要な連絡を受け取れなければ、せっかくの採用機会を失ってしまう可能性があります。
緊急連絡先を正しく記載しておくことで、万が一の事態が発生しても、企業は別の方法であなたに連絡を取ることができます。選考プロセスを円滑に進めるために必要な情報として、丁寧に記入しましょう。
そもそも「緊急連絡先」欄はなぜあるのか
緊急連絡先欄が履歴書に設けられている主な目的は、応募者本人と連絡が取れない場合の代替手段を確保することにあります。企業側としても、選考を進めたい応募者と連絡が途絶えてしまうと、その後のプロセスを進められなくなってしまいます。
応募先企業との円滑なコミュニケーションを維持するため、緊急連絡先の記載は非常に重要です。たとえば、携帯電話を紛失してしまったり、病気で入院したりといった予期せぬ事態が起こることも考えられます。
連絡が取れない状況が何日も続いてしまうと、企業は「この応募者は連絡がつかない人だ」と判断し、選考を見送る可能性もあります。そうした事態を防ぐためにも、緊急連絡先は必ず記載しておきましょう。

応募先はどのような時に「緊急連絡先」へ連絡するのか
企業が緊急連絡先を使用する具体的な場面としては、まず本人と長期間連絡が取れなくなった場合が挙げられます。事故や急病、あるいは予定していた出張や旅行などで、数日間にわたって本人からの応答がない場合、企業は緊急連絡先に確認の連絡を入れることがあります。
選考中の日程調整や合否連絡など、時間的に急を要する通知が本人に届かない場合にも利用されるでしょう。たとえば、面接日程の変更連絡が本人に届かず、企業が困っている状況などが考えられます。
ただし、緊急連絡先はあくまで「緊急時」や「本人と連絡不通時」に限定して使用されるものです。日常的な選考連絡に使われるわけではありませんので、過度に心配する必要はありません。それでも、万が一の備えとして適切な情報を記載しておくことが大切です。
【状況別】履歴書の緊急連絡先の具体的な記入方法
応募者の生活状況によって、緊急連絡先欄に記入すべき内容は異なります。実家暮らしなのか一人暮らしなのか、あるいは選考期間中に帰省の予定があるのかなど、それぞれの状況に応じた適切な書き方を理解しておきましょう。
住所や電話番号の記入方法については、具体的なルールがあります。とくに「同上」という表記を使えるケースと使えないケース、また「〜方」という表記が必要になる場合など、細かなポイントを押さえておくことが重要です。
ここからは、代表的なパターンごとに、緊急連絡先欄の具体的な記入例を紹介していきます。自分の状況に最も近いパターンを参考にして、履歴書を完成させてください。
基本パターン:「同上」と記入するケース
現住所として記載した住所や電話番号と、緊急連絡先が同じ場合には、「同上」と記載しましょう。これは、前に記載した内容と同じであることを示す正式な表現方法となります。
「同上」を使える具体的な状況としては、実家暮らしで常に家族が在宅している場合や、配偶者と同居していて留守番の心配がない場合などが該当します。本人以外にも連絡を受け取れる人が同じ住所にいる状況であれば、「同上」で問題ありません。
なお、「〃」(ノノ字点)という記号も「同上」と同じ意味を持ちますが、こちらはカジュアルな表現とされています。履歴書のような正式な応募書類では、「〃」ではなく「同上」という文字を使用するようにしましょう。
実家暮らしの場合の記入例
実家暮らしの場合、緊急連絡先の住所欄には「同上」と記入すれば大丈夫です。電話番号欄についても、基本的には同様の対応で構いません。
ただし、より確実性を高めたい場合には、本人の携帯電話とは別に、実家の固定電話番号や家族の携帯番号を記載しておくとよいでしょう。たとえば、本人が外出中で携帯電話に出られない場合でも、実家の固定電話であれば家族が対応できます。
実家の電話番号を記載する場合は、電話番号の後ろに(実家)や(母)、(父)といった補足を加える書き方が一般的です。これにより、企業側も誰につながる電話なのかを把握できます。
一人暮らしの場合の記入例
一人暮らしの場合、現住所と緊急連絡先が同じため「同上」と記載しても間違いではありません。しかし、万が一の事態に備えて、実家など別の連絡先を記載しておくことをおすすめします。
事故や急病で本人が数日間対応できなくなるケースを想定すると、実家の住所と電話番号を記載しておくメリットは大きいでしょう。企業が緊急連絡先に連絡した際、ご家族から状況を説明してもらえる可能性があるためです。
具体的な記入例としては、緊急連絡先の住所欄に実家の住所を都道府県名から正確に記入し、電話番号欄には実家の固定電話や両親の携帯番号を記載します。その際、電話番号の横に(実家)、(母)、(父)などの続柄を付け加えるとわかりやすくなります。
選考中に長期不在(帰省など)がある場合の記入例
選考期間中に帰省や旅行などで長期間、現住所を不在にする予定がある場合には、注意が必要です。重要な選考書類や郵便物が現住所に届いても受け取れない可能性があるためです。
このような場合、緊急連絡先欄には帰省先の住所と電話番号を記載しましょう。さらに、履歴書の本人希望欄や備考欄などを活用して、不在期間を具体的に補足しておくことをおすすめします。
たとえば、「〇月〇日から〇月〇日まで実家に帰省予定のため、その期間は緊急連絡先への郵送をお願いいたします」といった形で記載すれば、企業側も適切に対応できます。選考に必要な書類を確実に受け取れるよう、一時的な連絡先を明記しておくことが重要です。
表札の名字が応募者本人と異なる場合の記入例
下宿や居候、同棲などで、住んでいる家の表札と自分の名字が異なる場合には、「〇〇方」という表記を使用する必要があります。これは、郵便物を確実に届けるための重要な情報です。
「〇〇方」とは、その家の世帯主や表札に記載されている名字を示すものです。郵便配達員が表札を確認した際に、宛名と表札が異なっていても迷わず配達できるよう、補足情報として記載します。
具体的な記入例としては、「東京都〇〇区〇〇 1-2-3 山田方」のように、住所の最後に追記する形となります。たとえば自分の名字が「佐藤」で、住んでいる家の表札が「山田」であれば、「山田方」と記載することで、「佐藤さん宛ての郵便物を山田さんの家に届ける」という意味になります。
緊急連絡先の対象者に関するよくある疑問
履歴書の緊急連絡先として、誰の情報を記載すべきかについて、多くの方が疑問を抱いています。家族や友人、パートナーなど、関係性に応じてどのように対応すればよいのでしょうか。
また、続柄の書き方や、緊急連絡先として記載する相手への事前の許可についても、マナーとして知っておくべきポイントがあります。採用担当者に不要な懸念を与えないよう、適切な対応を心がけましょう。
ここからは、緊急連絡先の対象者に関して、よくある疑問について具体的に回答していきます。自分の状況に当てはめながら、参考にしてください。
誰の連絡先を記載するのがいい(家族・親戚)?
緊急連絡先として最も適しているのは、実家の両親や兄弟姉妹、配偶者など、家族や親戚の連絡先です。これは、本人の状況を最もよく理解しており、緊急時に協力して対応できる可能性が高いためです。
ご家族であれば、企業からの連絡内容を理解し、本人の状況を説明したり、連絡を取り次いだりすることができます。また、企業側としても、家族に連絡することで信頼性の高い情報が得られると考えています。
複数の選択肢がある場合には、日中などにも連絡がつきやすい人の連絡先を優先すべきでしょう。たとえば、両親が共働きで日中は電話に出られない場合、退職されている祖父母や、自宅で仕事をしている兄弟の連絡先を記載する方が確実かもしれません。
友人・恋人(パートナー)を記載しても問題ない?
家族や親戚に頼れない事情がある場合、信頼できる友人や恋人(パートナー)の連絡先を記載しても、基本的には問題ありません。緊急連絡先として、本人以外に連絡がつく人の情報があれば、企業の目的は達成されるためです。
ただし、企業によっては緊急連絡先として家族を前提としている場合もあります。不要な憶測を避けるためにも、可能であれば家族の連絡先を記載する方が望ましいと言えるでしょう。
友人やパートナーを記載する場合でも、必ず事前に許可を得て、履歴書に緊急連絡先として記載する旨を説明しておく必要があります。突然企業から連絡があっても相手が驚かないよう、事情を共有しておきましょう。
記載する相手に事前許可は必要?
自分以外の人の個人情報(住所や電話番号)を履歴書に記載する場合、必ず事前に本人の許可を得るのがマナーです。これは、個人情報保護の観点からも重要なポイントとなります。
企業から突然連絡があっても相手が驚かないよう、履歴書に緊急連絡先として記載する旨を事前に伝えておく必要があります。「就職活動中の履歴書に、緊急連絡先として連絡先を記載させてほしい」と相談し、了承を得てから記入しましょう。
とくに友人や親戚など、同居していない人の連絡先を記載する場合には、この対応が必須となります。実家暮らしの場合でも、ご家族に一言伝えておくことで、万が一企業から連絡があった際にスムーズに対応してもらえるでしょう。
続柄の具体的な記載方法(母・夫・友人など)は?
緊急連絡先の電話番号欄の横や、氏名欄(履歴書のフォーマットによっては設けられている場合があります)に、本人との関係性を示す続柄を記載する方法があります。これにより、企業側が誰に連絡しているのかを把握できます。
具体的には、(母)、(妻)、(夫)、(姉)、(兄)といった形で、簡潔に記載するのが一般的です。たとえば「03-1234-5678(母)」や「090-1234-5678(父携帯)」のように記入すれば、企業の担当者も一目で理解できます。
友人や恋人(パートナー)の場合には、(友人)、(同居人)などと記載する方法があります。ただし、(恋人)という表記は履歴書ではややカジュアルな印象を与える可能性があるため、同居している場合は(同居人)、同居していない場合は(友人)とする方が無難かもしれません。
まとめ
履歴書の緊急連絡先欄は、企業があなたと連絡が取れなくなった際に使用する重要な項目です。適切に記載しておくことで、選考プロセスがスムーズに進み、採用のチャンスを逃すリスクを減らせます。
実家暮らしの場合は基本的に「同上」と記入すれば問題ありませんが、一人暮らしの場合は実家など別の連絡先を記載しておくと安心です。選考中に長期不在の予定がある場合には、帰省先の情報を記載し、本人希望欄で補足説明を加えましょう。
緊急連絡先として最も適しているのは家族や親戚ですが、事情がある場合には友人やパートナーでも構いません。ただし、誰の連絡先を記載する場合でも、必ず事前に本人の許可を得ることを忘れないでください。
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