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新しい環境が苦手で、小学生のころは学年が変わるタイミングなどに、泣きながら学校に通うこともありました——。そんな吉良さんが大学入学を機に選んだのは、タイミーを使って働く経験を積み重ねるという挑戦でした。
3年半で勤務回数は800回超。さまざまな職場を経験するなかで、吉良さんはあるクリニックの受付業務に辿り着き、2026年4月から正社員として「新卒入社」することになります。その職場こそが、リハビリ・介護事業を展開する株式会社ゴルディロックス。代表の龍嶋裕二さんは、タイミーを採用の入り口として活用していました。
スキマバイトとして始まった関係が、どのように信頼へと育ち、新卒採用という選択へとつながったのか。吉良さんと龍嶋さん、お二人に語っていただきました。
- 取材ご協力先
- 株式会社ゴルディロックス
東京都内を中心に訪問看護、訪問リハビリ、完全リハビリ特化型デイサービスを展開する医療・介護サービス企業。理学療法士や看護師が連携し、医学的根拠に基づいたリハビリで、高齢者の「やりたい」を「できる」に変える自立支援と健康寿命の延伸が強み。
吉良真之介さん
大学1年生よりタイミーを活用し、飲食・接客、倉庫・物流、医療補助、事務など幅広い現場を3年半で経験。2024年にタイミーを通じて株式会社ゴルディロックスと出会い、2026年4月より同社へ入社。
「苦手」を克服するためにタイミーを利用
——吉良さんがタイミーを使い始めたのはいつからですか?
吉良さん:大学1年生のゴールデンウィークごろです。自分の苦手を克服するために使い始めました。小学生のころから、新しい環境に飛び込んだり、初めての人間関係を築いたりすることがとても苦手で。幼いころは、学年が変わるタイミングや長期休み明けには、泣きながら登校していました。1か月間、母に学校まで付き添ってもらったこともありました。中学に入っても、クラス替えのたびに強い不安を感じていたんです。
このまま社会人になっては困ると思い、大学在学中に克服することに。単発でさまざまな現場に飛び込み続ければ、苦手意識を薄められるかもしれないと考えて、タイミーを使い始めました。

——最初はどんな仕事をされたんですか?
吉良さん:八王子の倉庫での荷物の仕分けだったと思います。緊張しましたし、「本当にできるのかな」という不安もありました。それでも「試しに1日だけ」という気持ちで行ってみたら、意外となんとかなって。それが続いていきました。
それから、さまざまな仕事を経験しました。趣味の音楽の知識を活かした仕事もありましたし、今の仕事にもつながってくるところですが、介護施設で生活されている方々と触れ合う経験もしました。
——新しい環境への苦手意識は消えていきましたか?
吉良さん:いきなり消えたわけではありません。でも、いろんな現場で、いろんな人と関わるなかで、少しずつコミュニケーションの取り方が身につき、徐々に苦手意識が薄れていきました。
嬉しくて覚えているのは、接客の仕事で「ありがとう」と感謝を言われたことです。新しい環境は苦手だったとしても、人に喜んでもらえることは好きだったので、やりがいを感じました。色々な職種を経験できたことなどが、今も大きな財産になっています。

仕事にも、人にも丁寧に向き合うゴルディロックスとの出会い
——就職されるゴルディロックスとの出会いを教えてください。
吉良さん:1年半ほど前に、タイミーでたまたま見つけたお仕事がきっかけです。事務所での書類整理や封入作業の募集が出ていました。過去にもそうした仕事はしたことがあったので、やってみようと思って応募しました。
——偶然見つけたんですね。代表の龍嶋さんにお伺いしたいのですが、なぜタイミーを使われ始めたんですか?
龍嶋さん:一番の目的は採用のためです。スキマ時間で実際に働いてもらいながら、お互いの相性を見極めて、いい人がいたら採用したいと思って使い始めました。
介護・医療のサービス業は、入社後のミスマッチが起きやすい業界なんです。国の規定があるにもかかわらず、事業所ごとに培われた独自の文化のせいで、認識齟齬が起きてしまうことはよくあります。「一回働いてみる」ことで、そうしたものを解消できればと思っていました。

——実際に来てくれた方の何を見ているんですか?
龍嶋さん:仕事への向き合い方です。挨拶や言葉遣いといった基本的な姿勢はもちろん、たとえば仕分け作業のような単調な業務でも、丁寧に、手を抜かずに取り組めるか。そういったところに、その人となりが表れると思っています。
また、「相手の視点に立てるか」も大切にしています。たとえば今日も、吉良さんは初めてのインタビューで緊張しているだろうと思い、朝から話しかけていました。そういう、相手が何を感じているかを想像して先回りできる集団でありたいと思っています。
——吉良さん、初めてゴルディロックスで働いた時の印象はどうでしたか?
吉良さん:他の現場と比べて、明らかに違うと感じました。他では、忙しくて声をかけてもらえなかったり、休憩時に放置されたりすることも少なくなかったんです。ゴルディロックスさんは、いちから丁寧に仕事を教えてくれましたし、休憩時も退勤時も声をかけていただきました。不安になる瞬間が一切なかったので、初日から「また来たい」と思えたんです。
「即戦力がいる」評判が耳に届き、採用への道が開けた
——龍嶋さんの目に、吉良さんはどう映っていましたか?
龍嶋さん:吉良さんを認識したのは、働き初めてすぐでした。所属長から「優秀で即戦力になりそうな人が来ている」という声が上がってきたんです。話を聞いてみると、任されている仕事の範囲もどんどん広がっているし、職場にもよく馴染んでいるようでした。
採用の可能性も念頭にいれながら考えていたので、事務作業が一通りできるようになったタイミングで、グループのリハビリセンターの受付業務をお願いすることにしました。

——なぜ、受付業務に?
龍嶋さん:リハビリの受付には高い対人スキルが求められるので、それに対応できるかを見たいと思っていました。
リハビリは繰り返し通うことで効果が出るものですが、通院をやめてしまうと痛みが長引いたり、悪化して完治しなくなることもある。だからこそ、スムーズな受付対応はもちろん、「次はこの日に来てくださいね」などと一押しして、患者さんが前向きに通い続けられるような関わり方が重要です。
痛みを抱えてイライラしている方の気持ちを汲みながら、混雑時でも状況を見極めて丁寧にコミュニケーションがとれるか、というところを見ていました。
——実際、吉良さんの動きはどうでしたか?
龍嶋さん:まったく心配ないほど、自然にこなしてくれていました。吉良さんは、人との関わりでうまくいかなかった経験や、新しい環境への不安を自分自身が経験してきた人だと思います。だからこそ、病気や怪我で日常にフラストレーションを抱えている患者さんの気持ちに寄り添えるんだろうと感じました。
吉良さん:ありがとうございます。私自身、リハビリの仕事に関わるのはとてもやりがいを感じました。特にゴルディロックスは、痛みを取り除いてマイナスをゼロにするだけでなく、その人の人生がプラスになるよう一緒に考えることを大切にしています。人の役に立てる仕事がしたいと思っていた自分にとって、本当にいい環境だなと思いました。
——相思相愛のかたちで、社員としての採用につながるのですね。決め手はなんでしたか?
龍嶋さん:仕事への向き合い方やコミュニケーションが素晴らしいことに加えて、吉良さんの人生背景への共感が決め手になりました。多分、吉良さんは僕と一緒で、後天的に能力を積み上げてきた人です。
苦手意識があるなかで、諦めるのではなく、与えられた環境のなかで努力を続けてきた。自分のコンプレックスや痛みを知っている人は、他者の痛みにも気づけると思います。そういう人だからこそ、一緒に働きたいと思いました。
吉良さん:私自身の決め手は、職場の雰囲気の良さです。就職活動でさまざまな企業の方と面談をするなかで、率直な意見や疑問を伝えると難色を示されることも少なくありませんでした。
でも、ゴルディロックスは違いました。専門知識のない私の質問にも、理学療法士の先生も含めてみなさんフランクに答えてくれる。飾らず、自分らしくいられる場所です。タイミーを通じて業務内容も職場の雰囲気も知ったうえで職を決められるのは、通常の就活よりもずっと理想的だと感じています。

苦手意識は克服できた。会社の成長に貢献する未来へ
——今年の4月から新卒入社されましたが、これからはどんな役割を担っていくのでしょうか?
龍嶋さん:まずは受付業務からスタートしてもらいつつ、2年目・3年目には業務の幅を広げていってほしいと思っています。将来的には経営幹部も視野に入れてキャリアを築いてほしいという期待もあります。あまりプレッシャーになってもいけませんが(笑)。
事業はこれからも広がっていきますし、吉良さんにはその一翼を担う存在になってほしいというのが正直な想いです。
吉良さん:ぜひ、そこを目指したいです。いろいろな仕事を転々とするより、ひとつの業界を深めていきたいという気持ちが強くあります。ゴルディロックスで患者さんの痛みや不安に寄り添い、その人の人生がプラスになるような関わり方を積み重ねていく。その先に会社の成長に貢献できる役割があるなら、全力で取り組みたいです。

——改めて、タイミーでの経験は吉良さんの人生にどんな影響を与えましたか?
吉良さん:当初の目標だった苦手意識の克服は、完全に達成できたと思っています。今では、初めての場所に飛び込むことへの不安はなくなりました。それ以上に大きかったのは、さまざまな価値観や仕事のあり方を、体験を通じて理解できたことです。人生の選択肢を広げてもらいました。
——最後にお二人から、「働いてみよう」「タイミーを使ってみよう」と思っている方々へ、メッセージをお願いします。
吉良さん:まずやってみることを大切にしてほしいです。私も最初は不安でしたが、「1日だけ」という気持ちで飛び込んだことがすべての始まりでした。合わなければ変えればいい。固執する必要も、落ち込む必要もないので、「まずはやってみる」を繰り返してもらえたらと思っています。
龍嶋さん:スポットワークは、気軽にさまざまな体験ができる貴重な機会です。ただ、対価をいただく以上は相手の役に立つという意識を持ってほしい。その意識ひとつで、受け入れ先の企業との関係性や、受け入れられ方が大きく変わると思います。
企業側としても、タイミー経由のワーカーの方を迎え入れることで、自社の受け入れ体制や組織の仕組みを見直すきっかけになります。タイミーを通じて、働く人にとっても事業者にとっても、いいきっかけが生まれることを願っています。
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