私のタイミー生活

「一度は働くことを諦めた」娘の介護に向きあう私が見つけた、自分を理解してくれる場所。誰かを支える喜びを取り戻すまで

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「働きたいけど、仕事に穴をあけて誰かに迷惑をかけたくない」——重度の障がいをもつ長女の付きっきりの介護のため、一度は働くことを諦めたKさん。そんな彼女が再び前を向き、自分の居場所を取り戻すきっかけになったのは、「今なら働きに行ける」と自分のタイミングで“働く”を選べる、数時間のスキマバイトでした 。

現場でもらえる「ありがとう」の言葉に自信を取り戻し、今では同じように介護と向き合うママ友の背中を押して、一緒に働きに行くまでに。自分らしい働き方を見つけ、働く喜びを取り戻すまでのKさんのストーリーをご紹介します。

急に仕事を休むことへの申し訳なさとプレッシャー 介護に向き合い諦めた「働く」という選択

— まずはKさんのこれまでの歩みについて、お伺いできますか。 

Kさん: 今は主人と、長女、長男、次男の5人で生活をしていています。私は子供の頃から保育士を目指していたので、学校を出てから2年ほど保育園で正社員として働いていました。憧れの保育士でしたが、妊娠をし切迫流産となってしまったことで退職し、出産をしました。ですが長女は生まれたときに仮死状態で…。なんとか生まれてきてくれたのですが重度の障がいがあり、小さな頃から何年も入院をしていましたし、常にケアが必要な状態でした。子育てと介護中心の生活になり、その時は外で働くなんて全く考えられなかったですね。

その時は外で働くなんて全く考えられなかったですね。— つきっきりのケアが必要となると、外に出ることも難しい状態ですよね。

Kさん: そうですね。娘が5歳くらいの頃、障がい児の介護施設に通えるようになってからは、近くの飲食店で働いたり、友達が立ち上げた保育園で短時間だけパートとして手伝わせてもらったりもしました。でも、コロナ禍になると、職場で一人でもコロナの方が出たら子どもの通院もできなくなってしまい、いろいろな制約が出てきてしまいました。

また働きに出ることが難しくなってしまって。普通の仕事は1カ月前には必ずシフトを組むじゃないですか。それができないのが何より申し訳なかったんです。職場の方は「急に休みになっても平気だよ」とは言ってくれても、他の方に迷惑がかかってしまうという葛藤やプレッシャーがずっとあって、結局、保育園のパートの仕事もやめてしまいました。

保育園のパートの仕事もやめてしまいました。

自分に合う仕事に出会うまで気軽に挑戦できる。その自由さが気持ちを楽にしてくれた

— 再び働くことを諦めてしまったんですね。

Kさん: はい。そんなときにタイミーさんのテレビCMを見て「スキマバイト」というものを知りました。アプリを入れてみたんですけど、「私の住む地方にはそんなに仕事はないだろう、きっと都会の話だろう」と勝手に思っていて(笑)。アプリを入れてからも、「大丈夫かな、できるかな」と不安でなかなか踏み込めず、数ヶ月は求人を眺めているだけでした。

初めて申し込んだのは、本当に急な思い立ちです。「今日なら子どもが元気だし、学校にも行けている。これなら働きに出ても大丈夫だ」と確信できた日があって。勢いで当日の2〜3時間前に、思い切って飲食店に申し込みました。

— 思い立ったその日に働ける、というのがKさんの生活スタイルに合っていたんですね。

Kさん: はい。これまでのように前もって予定を組んでいたら、「当日、子どもが体調を崩したらどうしよう」とドキドキしながら待つことになっていたと思うんです。でもタイミーであれば「今日なら大丈夫」というタイミングでパッと行ける。

最初に向かったのは、以前に経験があった飲食店でした。数時間だけの勤務でしたが、正直に言うと最初はものすごく怖かったです。「どれくらい大変なことをお願いされるんだろう」って。実はその日、最初に教えてくれたスタッフの方がちょっと冷たい感じで…。そのときに「もうここには働きに来れないかも」って思ったんです(笑)。でも、何時間か働いて仕事の内容を教えてもらいながらやってみたら、「あ、この内容ならできるな」と。たまたま第一印象が冷たい感じの方もいましたけど、もちろん親切な方もいて。タイミーだったら「自分が気に入ったらまた行く、嫌なら行かない」って選べるじゃないですか。自分に合った仕事や職場に出会うまで気軽に挑戦できる。その自由さが気持ちを楽にしてくれて、結果的にそのお店には3〜4回働きに行かせてもらいました。

— 「心地よく働ける場所に出会うまで、気軽に挑戦できる」。素敵な気持ちの持ち方ですね。

Kさん: 主人や、近くに住んでいるおばあちゃんに「ちょっとこの仕事が気になるから行ってみたい、一回行ってみんとわからんから、子どものケアをお願いできる?」と家族の協力ももらいながら、いろいろな仕事に挑戦していきました。

例えば、子どもが学校に行っている間の10時から14時とか、短時間の飲食店の仕事を入れたり。日中に病院の予定がある日は働けないけど、夜だったら主人がいるから「あ、この2時間なら働けるわ」と夜に入ったり。早朝数時間だけ働いて、日中の用事を済ませて子どものケアをしたり。時間をすごく有効に、パズルのように使えるのが本当に便利だなと思いました。

「こんな私でも誰かの役に立てる」孤独感から救われた現場からの温かい言葉

— 何度か諦めてしまった働くということ。実際に現場に出てみて、心境の変化はありましたか?

Kさん: はい。働いたあとにレビューをくださるじゃないですか。中にはすごく丁寧に書いてくださるところもあって、本当に嬉しくなるんです。

現場でも「すごく助かったよ、ありがとうございました」と直接言ってもらえることもあって。娘の介護をしていると、どうしても家の中に閉じこもりがちで、「私は誰の役にも立てていないんじゃないか」と孤独を感じる瞬間があるんです。でも、そうやって言葉をかけてもらえると、「こんな私でも、人の役に立てるんだなあ」って。自分では意外だったんですけど、「私って結構適応力があるな」とか、新しい発見もありました(笑)。

— 「自分に合う場所」を、自分の感覚で見つけていく楽しさもありそうですね。 

Kさん: 最近よくリピートしている車屋さんの受付の仕事では、お客様へのご案内やテーブルの片付けなどをしていますが、スタッフの方が温かいレビューを書いてくださるんです。それだけでなく、現場の改善提案をさせてもらったこともあるんですよ。「テーブルの配置をするのに番号を決めて、こういうふうにやったほうがいいんじゃないですか」と提案したら、すぐに「取り入れます」と言ってくださって。単なるお手伝いではなく、意見も入れてもらいながら、「一緒にやっていきましょう」と、やりやすく変わっていくのが本当に嬉しかったです。

— 働き先で素敵な関係性を築けているんですね。

Kさん: はい。何度も働きに行っている職場では、店長さんには自分の子どもの状況を正直にお話しするようにしているんです。

「実はこういう子がいて、普段は大丈夫なんですが、急な介護でどうしても難しくなってしまう日があるかもしれないんです」と。そうしたら、「もしもの時は無理しないで、まずは相談してね。来られるときに、無理のない範囲で来てくれたらいいから」と温かく受け止めてくださって。だからこそ現場に働きに行けるときは「精一杯役に立てるように頑張ろう」と思えるんです。

実は、保育士の資格もあるので、障がい児の施設での求人があると「力になりたい」と思ってよく働きに行くんです。普段、私自身も娘を施設に預かってもらってすごく助かっているので、自分が働ける時にはその役に立てたらいいなという気持ちがあって。現場で「来てくれるだけで安心する」「信頼してるよ」と言ってもらえた時は、これまでの自分の苦労も全部、誰かを支える力に変えられたような気がして、胸がいっぱいになりました。

認められた喜びを原動力に、介護に向き合うお母さんたちの力になりたい

— 保育士の資格や介護の経験がお仕事にも繋がっているんですね。 

Kさん:はい。それから、私と同じように、重い介護を抱えて「外に出るのが難しい」と思っているお母さんたちが周りにたくさんいるんです。でも介護をしながら働ける人って本当に少なくて。だから、短い時間でその日だけ働けるタイミーのことを同じような境遇の友人に教えてあげて、背中を押してあげたりもしているんです。

背中を押してあげたりもしているんです。

— 素敵ですね!近しいお友達に背中を教えてもらえることは一歩踏みだす大きな勇気になると思います。

Kさん: 私もそうだったように、最初は一人で働きに行くのはハードルが高いし不安だと思うんです。だから「募集枠が2人の時は一緒に行こうよ」って一緒に申し込んで働きに行ったりしています。

最近も、お子さんの介護があって久しぶりに仕事復帰する友人と一緒に働きに行きました。彼女が「大変だったけど、なんかよかったわ」と言ってくれたのを見て、本当によかったな、一歩踏み出せたかなって嬉しくなりました。タイミーは「自分にも一歩踏み出せる場所がある」と気づかせてくれる、新しい風みたいな存在だと思います。

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/media/タイミーラボ編集部
タイミーラボ編集部

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