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アルバイトの面接で長所を答えるときのポイントとは?例文つきでくわしく紹介

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アルバイトの面接で長所を答えるときのポイントとは?例文つきでくわしく紹介

目次

アルバイトの面接でよく聞かれることの一つに、「自分の長所について」があります。いざ自分の長所を聞かれても、瞬時に答えられないという人も多いのではないでしょうか。自分の長所を理解しておけば、仕事をする上でも、人と接する上でも、自分のよい面をうまくアピールして活用することができます。

そこで、本記事では、アルバイトの面接で長所を伝えるときのポイントについて、例文を交えながら紹介します。これからアルバイトの面接を予定している人は、ぜひ参考にしてみてください。

そもそも長所とは?

長所とは

アルバイトや就職活動の面接で聞かれる「長所」とは、仕事において、自分の長けている資質や有利に働く傾向のことを指します。長所を伝える際のポイントは、その長所をどのように仕事に活かすことができるか、面接官にイメージしてもらうことです。

アルバイトやパートの面接で長所を聞くのはなぜ?

長所を聞くのはなぜ?

アルバイトやパートの面接では、必ずといっていいほど長所・短所を聞かれます。そのため、自分のことをしっかりと把握しておかなければなりません。ではなぜ、長所・短所を聞くのでしょうか。以下、アルバイトの面接で長所・短所を聞く理由について、紹介します。

自分のことを客観的に理解できているか知るため

長所・短所を答えることで、自分のことを客観的に理解できているかどうかを知ることができます。これは、仕事をする上では重要なポイントです。

自分自身について客観的に理解できている人は、短所を克服するための努力や、長所を伸ばすための真面目さなどを備え、成長する見込みがあると判断されるためです。

一緒に働きたいかどうか、見極めるため

アルバイトやパートの面接においては、スキル以上に「一緒に働きたいかどうか」「職場の雰囲気にマッチしているかどうか」も重要視されます。

また、自分の長所が会社の業務と合っていれば、入社後に自分の能力を最大限に生かすことができます。短所があったとしても「仕事を通じて克服したい」という意欲があれば、評価されるかもしれません。反対に、長所をいくら並べたとしても、会社の業務に合っていないと判断されてしまうと、採用されること自体が難しくなります。

自分の長所の見つけ方

長所の見つけ方

自分の長所の見つけ方には、3つの方法があります。すべてに共通していることは、客観的な視点が重要だということです。自分で客観的な視点を持つことが難しい場合は、他人の意見を参考にするとよいでしょう。以下、自分の長所の見つけ方について紹介します。

まわりの人から褒められた出来事を思い出す

これまでまわりの人から褒められたことを思い出してみると、自分の長所を見つけられるかもしれません。なぜなら、第三者は、自分と違った視点であなたを見ている可能性があるからです。

たとえば、「いつも笑顔が素敵だね」「コツコツ努力してよく頑張っているね」などといったように褒められたことがある場合は、その点が他人よりも秀でているといえます。

身近な人に聞いてみる

身近な人に自分の長所を聞いてみると、自分では気づいていない長所を発見できるかもしれません。とくに、長期間一緒に過ごしている家族や友人などに聞くとよいでしょう。

また、自分の特徴を長所といってよいのかどうか判断できないときも、身近な人に聞いてみることをおすすめします。客観的な視点からアドバイスをもらうことで、「これは自分の長所だ」と自信を持てるようになるでしょう。

短所を長所に変えてみる【事例あり】

長所と短所は密接に結びついているため、短所を見つけることで、長所に気づける可能性があります。具体例としては、以下のとおりです。

短所長所
細かいことが気になる変化に気が付きやすい
はっきりと物事を伝えてしまう発言力がある/自分の意見を言える
人の顔色が気になる相手が求めていることを察することが得意
落ち着きがない行動力がある/好奇心旺盛
感情に左右されやすい共感性が高い/感情を素直に表現できる
頑固・諦めが悪い忍耐強い/最後までやり通す

短所は、長所に変換することができるため、長所が思い浮かばないときは、まず自分の短所を見つけるとよいでしょう。

アルバイトの面接で長所を伝えるときのポイント

アルバイトの面接で長所を伝えるときのポイントは、4つあります。全体としては、簡潔かつ具体的に伝えることが重要です。以下、アルバイトの面接で長所を伝えるときのポイントについて紹介します。

結論を先に伝える

面接での受け答えは、結論を先に伝えることが基本です。長所を伝える際にも、まずは結論を伝えたあと、「エピソード」「成果」「どのように生かすのか」などといった順で話すとよいでしょう。たとえば、以下のような伝え方です。


例文
結論私の長所は、人の本音や意見を聞き出すことができる「コミュニケーション力」の高さです。
エピソード高校時代の部活動でキャプテンを務めていた際、上級生に萎縮してしまって意見や相談ができない後輩がたくさんいました。しかし、キャプテンである自分から後輩たちに気さくに話かけることで、徐々に距離を縮めることができ、部活の練習メニューに対する意見や要望などを聞くことができました。
成果その結果、練習内容が充実し、後輩たちのやる気も向上したため、試合での結果にも反映され、準優勝を成し遂げることができました。
仕事にどう活かすかアルバイトでも、お客様はもちろん、一緒に働くスタッフにも誠実に対応し、何でも相談できるスタッフの一人になれるよう努力したいと思います。

ただし、長々と話してしまうと伝わりにくいため、全体の長さを「1分程度」でまとめることがポイントです。

エピソードを交える

長所は、結論だけでなくエピソードを交えると、説得力が増します。たとえば、「コミュニケーション能力を生かして商品の売り上げを伸ばした。たとえば、いつもお客様に困っていることがないか確認するようにしていた」「発言力を生かして、スタッフの清掃に対するモチベーションが向上した」などといった、実際に自分が行ったエピソードです。

ただし、教科書どおりに思われるような内容にならないように、気をつけましょう。具体的かつ面接官が納得できるように話すことがポイントです。

伝える長所は1つに絞る

伝える長所を1つに絞ると、訴求力が高まり、面接官の印象にのこるでしょう。要点が絞れていなければ、何を言いたいのか相手に伝わりません。また、「自分を客観的に見ることができていない」と判断されてしまう恐れがあるため、気をつけましょう。

職場での長所の生かし方を具体的に伝える

職場での長所の生かし方を具体的に伝えると、実際に活躍している姿を面接官にイメージしてもらいやすくなります。

たとえば、真面目で努力家であることが長所の場合は、「徹底的なチェックを日ごろから心がけているため、ミスが少ない」「コツコツ進めていくことで、必ず目標を達成することができる」など、仕事につながる言い回しをすることで、長所がどのように仕事に生きるのかを具体的に伝えることができます。働いたことがない人は、今後アルバイト先で生かせる長所を伝えるとよいでしょう。

【長所別に解説!】印象がよくなる長所の伝え方

【長所別に解説!】印象がよくなる長所の伝え方

印象がよくなる長所の伝え方は、その内容によって異なります。面接官には、自分の長所がどのような成果につながるのかを具体的に伝え、職場で活躍できる人材であることをアピールするようにしましょう。ここからは、印象がよくなる長所の伝え方の例文を紹介します。

コミュニケーション能力

【例文】
私の長所は、老若男女問わず、どんな人に対しても円滑にコミュニケーションをはかることができる点です。前の職場では、アルバイトリーダーを任されており、スタッフ一人ひとりとのコミュニケーションを第一に取り組んできました。スタッフの意見を把握し含め、周囲と協力してきたことから、目標予算を達成することができ、改めてコミュニケーション力の大切さを実感しました。

集中力

【例文】
私の長所は、集中力が高い点です。前職の販売店では、観光シーズンになると海外のお客様が多く来店されていたため、急きょ英語を勉強しはじめたところ、3ヵ月後には基本的な接客を英語で行えるようになりました。この経験から、何ごとも集中して取り組めば、短期間でものごとを達成できるのだと実感しました。

責任感

【例文】
私の長所は、何ごともやり切る責任感です。前職のコールセンターでは、お客様からのクレーム対応も多く、つらい気持ちになることもありましたが、誠実な対応を続けることで、クレームから顧客化へとつながった経験があります。責任感と誠意をもって対応すれば、お客様にも気持ちは伝わるのだと実感しました。

ポジティブ・前向き

【例文】
私の長所は、ポジティブ・前向きなところです。前職のレストランでは、調理場スタッフのチーフを任されていましたが、あるとき、お客様から料理の提供スピードが遅いと指摘されたことがありました。チーフになって初めてお客様さまから受けた指摘だったため、落ち込みはしたものの、これは自分やスタッフが成長できるチャンスと前向きに捉えることで、すぐに改善策を練ることに切り替えることができました。ホールスタッフと調理場スタッフとの連携を深め、効率的な導線を意識づけた結果、以前よりも早く料理を提供できるようになりました。

忍耐力

【例文】
私の長所は、忍耐力です。前職では飲食店の店長をしておりましたが、お客様から「料理が出てくるのが遅い」と、お叱りを受けることもありました。そこで、「これはお店をよくするためのチャンスだ」と捉え、試行錯誤を繰り返しながら、回転率を上げることに成功した経験があります。怒られることがあっても忍耐強く前向きに行動れば、よい方向に進めるのだと実感しました。

真面目

【例文】
私の長所は、真面目なところです。前職では営業の仕事をしていましたが、成果につながらない時期が長く続きました。しかし、自社商品をさらに勉強したり、何度もお客様とコンタクトを取ったりすることで、成績が上がりました。真面目に仕事と向き合えば、必ずよい成果を生み出すのだと自信につながりました。

協調性

【例文】
私の長所は、協調性があるところです。上司や配属先の部署によってやり方がちがっていたとしても、積極的に協力し合い、戸惑っているメンバーには情報共有するなど、相手によって適切な対応を行ってきました。その結果、部署全体の士気が高まり、みんなが働きやすい環境に改善されました。協調性を生かすことは、現場の雰囲気がよくなることにつながると思います。

気配りができる

【例文】
私の長所は、気配りができるところです。自分の仕事が終わっていても、まだ仕事をしているメンバーがいれば、「何か協力できることはないですか?」と、声をかけていました。結果的には、部署全体の残業時間を減らすことにつながりました。ちょっとしたことかもしれませんが、気配りをすることで、まわりも自分もより働きやすくなる環境につながっていくのだと実感しました

アルバイトの業種・職種別に伝えるとよい長所一覧

以下、アルバイトの面接において、業種・職種別に伝えるとよい長所を一覧にしてみました。接客対応や協調性などが求められる職種の場合は、これらの内容に加えてコミュニケーション力を長所に挙げるとよいでしょう。

業種伝えるとよい長所例
飲食店気配りができる/お客様の気持ちになれる
事務・コールセンター柔軟に対応ができる/忍耐強い
ピッキングなどの倉庫・工場作業物事をコツコツ進められる/正確さ
コンビニエンスストア・スーパーマーケット丁寧に対応ができる/相手に合わせた接客ができる
アパレル・小売何事にも関心がある/流行に敏感/明るく対応できる

まとめ

本記事では、アルバイトの面接で長所を伝える際のポイントについて紹介しました。仕事における長所とは、自分の長けている資質、有利に働く傾向のことをいいます。自分の長所・短所をしっかりと把握しておくことで、面接はもちろん、その後の仕事の進め方や自分の強みを把握できるでしょう。アルバイトの面接を予定している人は、ぜひ参考にしてください。

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/media/タイミーラボ編集部
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