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アルバイトの正しい敬語表現|ありがちな間違いや正しい言葉づかいをわかりやすく解説

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アルバイトの正しい敬語表現|ありがちな間違いや正しい言葉づかいをわかりやすく解説

目次

みなさんは、アルバイト先や職場で正しい敬語を使用していますか? 実は、正しいと思って使っていた敬語が誤用であったというケースが多くあります。

正しい敬語を身につけることができれば、顧客や勤務先の上司からの印象もよくなるはずです。本記事では、「つい使いがちな間違った敬語」と「アルバイトやパートで使える正しい敬語」をわかりやすく解説します。

接客バイトでつかいがちな敬語の間違い例

接客の仕事で使ってしまう敬語として、代表的なのが「すみません」「わかりました」「〜のほう」の3つです。とくに、「お箸のほうはご利用になりますか」「レシートのほうは必要ですか」などの表現は、丁寧に言っているつもりであっても、実は誤用であるといったケースが多くあります。

なぜ誤用かというと、「ほう」はもともと方向を表す言葉で「お箸」は方向を表しているわけではないからです。

とはいえ、上記はあくまで一例で、アルバイトの業種によっては、よくある誤用例も異なります。まずは、アルバイトの業種別に使ってしまいがちな敬語の間違った例を確認するとともに、なぜ間違っているのかについても、この機会に知っておきましよう。

飲食店バイトにおける間違った敬語表現

「飲食店バイト」でのよくある間違った敬語は、「よろしかったでしょうか」「お召し上がりください」「お〜なりますか/〜になります」の3種類です。以下、例文と間違っている理由、文法的に正しい表現を紹介します。

<NG例①>よろしかったでしょうか

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ご注文は以上でよろしかったでしょうか

「よろしかった」だと、 過去形の表現になってしまいます。注文をしたのは「いま」なので、現在形の「よろしいですか」が正しい表現です。

<NG例②>お召し上がりください

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ハンバーグにはソースをかけて「お召し上がりください」

「お召し上がりください」は二重敬語といって、「お〜ください」と「召し上がる」の2つの敬語が重なっています。日常生活にもよく馴染んでいる表現ですが、「召し上がってください」が文法的には正しい表現になることを覚えておきましょう。

<NG例③>お〜なりますか/〜になります

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コーヒーにお砂糖とミルクは「お使いになりますか」/(領収書/レシートを渡す際に)「こちらお控えになります」

「〜なる」という言葉は、基本的に「状態の変化」を表す表現です。そのため、上記の二つの例において状態の変化は起きないため、誤用ということになります。正しくは、「使われますか」「お控えです/お控えでございます」といった表現になります。

接客販売バイトにおける間違った敬語表現

続いて、「接客販売バイト」におけるよくある間違い敬語は、「◯円からお預かりします」「ちょうどお預かりします」「こちらレシートになります」の3つです。なぜ間違っているのか、文法的に正しい言い回しはどういったものなのか、例を挙げて学んでいきましょう。

<NG例①>◯◯円からお預かりします

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お会計1000円からお預かりします

「〜から」は、場所や時間の起点を表す言葉のため、預かった金額を指す場面には適していません。正しくは、「1000円お預かりします」という表現になります。

<NG例②>ちょうどお預かりします

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1000円ちょうどお預かりします

「預かる」ということは、本来そのあと何か返すものがあるということになります。しかし、会計金額ちょうどの場合、返すお釣りがありません。そのため、お釣りが出ない場合は、「預かる」ではなく「いただきます」を使い、「1000円ちょうどいただきます」といった表現にするのが本来の意味に則していると言えます。

<NG例③>◯◯のほうはお付けしますか?

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お弁当にお箸のほうはお付けしますか?

「~のほう」は2つ以上のものを比較する場合に使用する表現です。たとえば、2つの商品があり、片方の商品を説明する際に「こちらのほうが値段は高いですが、多くの機能が備わっています」などと使います。そのため、 比較対象のない「お食事のほうをお持ちしました」という使い方も、間違った表現になります。

ただし、「~のほう」はていねいな表現として使われることもあり、すべてが間違いというものではありません。「私のほうから説明いたします」という言い方をする人もいることを覚えておきましょう。

仕事先での電話対応における間違った敬語表現

仕事先での電話対応における間違った敬語表現

最後は、電話対応の場面で多い間違った敬語表現です。電話は、お互いの顔が見えない状態で会話をするため、誤った敬語を使っていると、印象を悪くしてしまいます。いつも以上に意識して話すようにしましょう。

電話対応でよく使われる間違った敬語表現は、「お名前を頂戴できますか」「(人名に対して)~でございますか」「とんでもございません」の3つです。それぞれにおいて、なぜ間違っているのかについてしっかりと確認し、正しい敬語表現を覚えましょう。

<NG例①>お名前を頂戴できますか

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折り返し連絡いたしますので、お名前を頂戴できますか?

「頂戴する」は、 ものをもらう際に使用する動詞です。通話相手の名前をもらうわけではないので、誤用になってしまいます。「お名前をお伺いしてもよろしいですか」「お名前を教えていただけますでしょうか」などといった表現が望ましいです。

<NG例②>(人名に対して)~でございますか

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〇〇さまでございますか?

「ございます」は、「〜である」の尊敬語ですが、そもそも「〜である」という表現は、ものに対して使う表現です。 人名と一緒に使用してしまうと、「もの扱い」していることになってしまいます。正しい表現は、「〇〇さまでいらっしゃいますか」になります。

<NG例③>とんでもございません

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(上司や顧客に褒められた際に)とんでもございません

謙遜する意味合いで使われることが徐々に認められるようになってきたものの、厳密にいえば間違った敬語表現です。「とんでもない」は、強い否定もしくは謙遜を表す言葉ですが、形容詞であるため、名詞しか修飾することができません。「ございます」は、動詞であるため、文法的に間違っていることになります。 正しくは、「とんでもないことでございます」といった表現になります。ただ、かしこまり過ぎている印象になるため、「恐縮です」と伝えるのが無難です。

敬語の種類

敬語には、「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3種類があります。それぞれの違いを理解すれば、自然と正しい敬語を使えるようになります。

尊敬語(そんけいご)

尊敬語とは、動作の主を立てて敬意を表す言葉です。例えば、「お客様が召し上がる」という表現において、召し上がる(=食べる)動作の主体はお客様自身になります。この場合、「召し上がる」はお客様という動作の主体を立てて敬意を表する尊敬語であると言えます。

謙譲語(けんじょうご)

謙譲語とは、自分や身内の動作をへりくだらせて、相対的に相手や話中の人に敬意を表す言葉です。例えば「お客様に申しあげる」という表現において、申しあげる(=言う)動作の主体は私自身です。この場合、「申し上げる」は自分自身の動作をへりくだらせることで相手を相対的に立てて、相手への敬意を表す表する謙譲語であると言えます。

丁寧語(ていねいご)

丁寧語とは、聞き手に対して敬意を表し、丁寧に表現する言葉です。「〜です」「〜ます」を文末につけて、相手への敬意を表します。同僚や友達など、身近な間柄でも使うことの多い表現です。


アルバイト先で今日からつかえる正しい敬語表現10選

誤用表現を改めつつ、正しい敬語表現を覚えて勤務先で実践していけば、自然と身についていくはずです。一つひとつ確認していきましょう。以下、アルバイトで使用頻度の高い「正しい敬語表現」を、敬語の種類に分けて紹介します。

①いらっしゃいませ

 顧客をはじめとした「敬意を払うべき人」を迎える際に使う尊敬語です。顧客の来店時などに、ハキハキとした声でいうと、好印象です。

②少々お待ちください

相手を待たせる際に使う尊敬語です。「ちょっとお待ちください」などの口語と敬語が混ざらないよう、注意しましょう。

③召し上がってください

「料理を食べる人」に対して、敬意を表す尊敬語です。食事を提供する際に、よく使われます。「お」をつけて二重敬語にならないよう、心掛けましょう。「召し上がってください」だけでも十分丁寧な言い回しです。「お召し上がりください」という言い方も一般的になりつつある表現ではありますが、文法的には「召し上がってください」が正しい表現であることは覚えておきましょう。

④お掛けください 

順番待ちなどをしてもらう際によく使う表現で、「座る」という動作をする人に敬意を表す言葉です。レストランの案内やオフィスでの来客案内などの際、「どうぞお掛けください/お掛けになって少々お待ちください」のような表現で使います。

⑤承知しました/かしこまりました

何かお願いごとをされたり、指示を受けたりした際に使い、お願いごとをした人に対して敬意を表す言葉です。よくある間違いとして、「了解しました」といった表現があります。「了解」とは、「事情を理解して認めること」で、目上の人が目下の人に許可を与える際に使用する言葉です。よって、目上の人に対して「了解」を使うのは失礼に当たるため、気をつけましょう。

⑥確認いたします 

質問を受けてすぐに答えられない場合に、よく使う謙譲語です。「確認させていただきます」という表現を耳にすることがありますが、これは「確認する」ことに相手の許可は不要であるため、誤用となります。この場合は、「確認いたします」で問題ありません。たとえば、顧客に質問された際に、「店長に確認いたしますので、少々お待ちいただけますでしょうか」など、使用頻度の高い言葉になるため、覚えておきましょう。

⑦お待たせいたしました

待たせている相手に対して、敬意を表す表現です。「大変お待たせいたしました」と使うと、より丁寧な印象を与えることができます。

⑧失礼いたします

その場を去るときや、電話を切る際によく使う謙譲語です。「失礼します」だけでも問題ありませんが、「いたします」をつけることで、より丁寧な表現になります。

⑨恐れ入ります 

感謝や申し訳ない気持ちを相手に伝える際によく使うのが、「恐れ入ります」という謙譲語です。へりくだって相手を立てつつ、感謝や申し訳なさを伝える場合は、「恐れ入ります」を使いましょう。

例文(申し訳なさ)
「恐れ入りますが、お名前を伺ってもよろしいでしょうか」
例文(感謝)
「(褒めていただいた際に)ありがたいお言葉、恐れ入ります」

⑩申し訳ございません

謝罪の気持ちを伝える際には、「すみません」ではなく「申し訳ございません」を使うようにしましょう。

正しい敬語表現を身につけるための3つのコツ

正しい敬語表現を身につけるためのポイント

敬語の難しいところは、頭でわかっていても、言いやすさからとっさに間違った敬語を使ってしまうところにあります。この章では、正しい敬語表現を身につけるコツを紹介します。普段から意識的に正しい敬語を使って、体に覚えさせましょう。

声に出して体に馴染ませる

正しい敬語を身につけるためには、座学だけでなく、五感を使って覚えるのが効果的です。おすすめなのは、何度も音読する方法です。実際に声に出して練習することで、頭で理解するだけでなく、耳で覚えられるため、身につくスピードが速くなるでしょう。

多くのアルバイト経験を通じて敬語を身につける

しっかりと練習したら、あとは実践あるのみです。アルバイトや仕事で実際に使い、自分の経験値にしていきましょう。

ただし、同じアルバイトでは、使う敬語の種類も限られてしまうかもしれません。そこでおすすめなのが、「タイミー」です。タイミーは、さまざまな業種のスポットワークができるサービスで、正しい敬語を身につける場としても適しています。興味のある人、新しいアルバイトに挑戦しようと思っている人は、タイミーを使ってさまざまな仕事を経験し、今後の人生にも役立つ「正しい敬語」を身につけてみてはいかがでしょうか。


今回は、アルバイトでよく使ってしまう「間違った敬語」と「正しい敬語」について紹介しました。敬語は、アルバイトのときだけではなく、一生使える知識・教養です。この機会に正しい敬語を身につけ、より信頼される人になれるように目指しましょう。

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/media/タイミーラボ編集部
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タイミーラボは、株式会社タイミーによるオウンドメディアです。

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