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【履歴書】事務職の志望動機の書き方を例文付きで解説!未経験からの転職も

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【履歴書】事務職の志望動機の書き方を例文付きで解説!未経験からの転職も

目次

「事務職のアルバイトに応募したいけれど、履歴書の志望動機に何を書けばいいかわからない」「自分の強みをどうアピールすればいいのだろう?」そんな悩みを抱えていませんか。事務職は人気が高いため、採用を勝ち取るには、採用担当者の心に響く志望動機を作成することが重要です。

この記事では、事務職の志望動機を作成するための基本的なステップから、パソコンスキルやコミュニケーション能力といった強みのアピール方法、さらには経験者・未経験者・学生といったケース別の例文まで、幅広く解説します。

【事務職】志望動機作成の基本ステップ

事務職の志望動機を作成する際には、いくつかの基本的なステップを踏むことで、より効果的に応募者の意欲や適性を伝えることができます。ここでは、その3つの基本ステップと、志望動機全体の構成方法について解説します。

まず大切なのは、「なぜこの会社で事務職として働きたいのか」を明確にすることです。数ある企業、数ある職種の中から、なぜその企業を選び、なぜ事務職を希望するのかを具体的に示す必要があります。そのためには、企業研究をしっかりと行い、その企業の特徴や求める人物像を理解することが欠かせません。

その上で、以下の3つのステップを意識して志望動機を組み立てていきましょう。

  1. 結論から始める 
  2. 自分の強みと企業の求める人材像の合致点を明確にする 
  3. キャリアビジョンを含めた将来展望を伝える 

また、志望動機の長さは、履歴書のスペースにもよりますが、一般的には200文字から400文字程度が目安とされています。長すぎず短すぎず、要点をまとめてわかりやすく伝えることを心がけましょう。

結論から始める

志望動機を書く際は、まず「なぜ貴社を志望するのか」という結論から書き始めることが重要です。冒頭で最も伝えたいことを明確にすることで、採用担当者の注意を引きつけ、話の要点を理解しやすくする効果があります。

たとえば、「貴社の〇〇という理念に共感し、私の持つ□□のスキルを活かして貢献したいと考え、志望いたしました」のように、最初に志望の核となる部分を述べます。その後に、なぜそう考えるに至ったのか、具体的な理由やエピソードを続けて説明していくのです。

このとき、どの企業にも当てはまるような一般的な内容ではなく、「この会社だからこそ働きたい」という熱意を伝えることがポイントです。応募先企業の独自の魅力、事業内容、社風、あるいは特定のプロジェクトなどに触れ、「この会社でしかできないこと」や「この会社にしかない魅力」に焦点を当てることで、あなたの志望度の高さと企業への理解度を示すことができます。

自分の強みと企業の求める人材像の合致点を明確にする

次に、自身が持つスキルや経験といった「強み」と、応募先企業が「どのような人材を求めているか」を結びつけることが大切です。企業は、自社に貢献してくれる人材、そして社風にマッチする人材を探しています。したがって、応募者がその企業にとって最適な人材であることを示す必要があるのです。

そのためには、まず徹底した企業研究が不可欠です。企業の公式ウェブサイト、求人情報、ニュースリリースなどを読み込み、事業内容、企業理念、社風、そして募集要項に記載されている「求める人物像」や「必要なスキル」を注意深く確認しましょう。他社の求人内容と比較してみることで、その企業ならではの特徴が見えてくることもあります。

企業が何を求めているかを理解したら、次は自己分析です。これまでの経験(アルバイト、学業、前職など)を振り返り、事務職で活かせるスキルや強みを洗い出します。たとえば、パソコンスキル、コミュニケーション能力、正確性、スケジュール管理能力などが挙げられます。

そして、「自分の強み」と「企業の求める人物像」がどのように合致するのかを、具体的なエピソードを交えて説明します。

【例文】

前職では、データ入力の正確性とスピードに自信があり、月間〇〇件の処理をミスなくこなしてきました。貴社の求人情報を拝見し、迅速かつ正確な業務遂行能力を重視されている点に強く惹かれました。私のこの強みを活かし、貴社の業務効率化に貢献できると確信しております。

このように、自分の能力が企業のニーズにどう応えられるかを具体的に示すことで、採用担当者に「この人なら活躍してくれそうだ」という期待感を与えることができます。

キャリアビジョンを含めた将来展望を伝える

志望動機の締めくくりとして、入社後にどのように活躍し、成長していきたいかという将来展望、つまりキャリアビジョンを伝えることは、働く意欲や長期的な貢献意欲を示す上で非常に効果的です。採用担当者は、応募者がその企業で長く活躍してくれることを期待しています。

単に「頑張ります」と言うだけでなく、「〇〇のスキルをさらに伸ばし、将来的には△△のような業務にも挑戦したい」といったように、具体的で前向きなビジョンを示すことが重要です。これは、応募者が自分のキャリアについて真剣に考えており、その実現の場として応募先企業を選んだという強い意志の表れとなります。

ただし、そのキャリアビジョンは、応募先企業で実現可能なものでなければなりません。企業の事業内容や方向性を理解した上で、自分の成長と企業の発展がどのようにリンクするのかを意識して描くことが大切です。あまりにも現実離れした内容や、その企業では実現不可能な目標を掲げると、企業研究が不足している、あるいは自己評価が適切でないと判断されかねません。

【例文】

まずは、これまでの事務経験で培ったパソコンスキルと丁寧な対応を活かし、早期に貴社の業務に貢献したいと考えております。将来的には、より専門的な知識を身につけ、〇〇の分野でチームをサポートできる存在へと成長していきたいです。貴社の〇〇という事業展開の中で、私も共に成長していけることを楽しみにしております。

このように、入社後の具体的な目標と、それが企業にどう貢献するのかを示すことで、自身のポテンシャルと熱意を強くアピールできるでしょう。

事務職に求められる能力と志望動機の関係

事務職と一言でいっても、その業務内容は多岐にわたりますが、共通して求められる能力があります。志望動機を作成する際には、これらの能力と自身のスキルや経験を結びつけ、効果的にアピールすることが重要です。ここでは、事務職でとくに重視される3つの能力(パソコンスキル、コミュニケーション能力、正確さと効率性)を取り上げ、それぞれを志望動機にどう活かしていくかを詳しく見ていきましょう。

パソコンスキルを活かした志望動機の書き方

現代の事務職において、パソコンスキルは必須といえます。書類作成、データ入力、資料作成など、多くの業務でパソコンを使用するため、基本的な操作はもちろん、特定のソフトを使いこなせる能力は大きなアピールポイントになります。

志望動機でパソコンスキルをアピールする際は、どのソフトをどの程度使えるのかを具体的に示すことが大切です。

  • 基本的な操作ができる場合「Wordによる文書作成やExcelでのデータ入力、表計算といった基本的な操作は問題なく行えます。大学のレポート作成やゼミの資料作りで日常的に使用しておりました。」
  • 関数などを使える場合「Excelでは、基本的な四則演算に加え、SUM関数やAVERAGE関数、IF関数などを用いたデータ集計や分析が可能です。前職では、VLOOKUP関数を活用して売上データの管理を行っておりました。」
  • MOSなどの資格を持っている場合「MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)のExcelとWordの資格を取得しております。この資格取得を通じて得た知識を活かし、効率的で分かりやすい資料作成に貢献したいと考えております。」

資格を持っている場合は、資格名だけでなく、そのスキルをどのように業務に活かせるかまで言及すると、より説得力が増します 。パソコンスキルを具体的に伝えることで、即戦力としての期待を高めることができるでしょう。

コミュニケーション能力をアピールするポイント

事務職は、デスクワーク中心というイメージがあるかもしれませんが、実際には社内外の多くの人と関わるため、高いコミュニケーション能力が求められます。電話応対、来客対応はもちろんのこと、社内の他部署との連携や上司・同僚との円滑な意思疎通は、業務をスムーズに進める上で不可欠です。

志望動機でコミュニケーション能力をアピールする際は、抽象的な表現にとどまらず、具体的なエピソードを交えて説明することが効果的です。

  • 接客経験がある場合「前職のアパレル販売では、お客様のニーズを丁寧にヒアリングし、最適な商品を提案することを心がけておりました。この経験で培った傾聴力と提案力は、貴社での電話応対や来客対応においても活かせると考えております。」
  • チームでの経験がある場合:「学生時代のサークル活動では、異なる意見を持つメンバーの間に入り、それぞれの考えを尊重しながら合意形成を図る役割を担ってきました。この経験から、周囲と協調し、目標達成に向けて協力する力を身につけました。」
  • サポート経験がある場合「野球部のマネージャーとして、選手のスケジュール管理や練習のサポートを行ってきました。常に周囲の状況を把握し、先回りして行動することにやりがいを感じており、貴社でも社員の皆様をしっかりとサポートしたいと考えております。」

事務職には、相手の話を正確に理解する力、自分の考えを分かりやすく伝える力、そして周囲と協力して仕事を進める協調性など、さまざまなコミュニケーション能力が必要です。自分の経験の中から、これらの能力が発揮された場面を具体的に示し、事務職としての適性をアピールしましょう。

正確さと効率性を伝える表現方法

事務職の仕事には、書類作成やデータ入力、スケジュール管理など、正確さと同時にスピードも求められる業務が多くあります。小さなミスが大きな問題につながる可能性もあるため、細心の注意を払って作業を進める慎重さと、限られた時間の中で多くの業務をこなす効率性は、非常に重要な資質です。

志望動機で「速く正確に作業を進める力」をアピールするには、具体的なエピソードや工夫を盛り込むとよいでしょう。

  • 正確性をアピールする場合「私の長所は、何事にも慎重に取り組む点です。特に、重要な書類を作成する際には、ダブルチェックを徹底し、ミスを未然に防ぐことを常に心がけております。子どもの幼稚園で役員を務めた際にも、名簿作成において細部まで確認を怠らず、周囲から信頼を得ることができました。」
    「過去の仕事では、丁寧かつ間違いのない仕事をするスキルを身につけました。常に正確さを第一に考え、効率的な業務遂行も得意としております。」
  • 効率性をアピールする場合「前職では、データ入力業務において、より効率的な入力方法を考案し、作業時間を〇%短縮することに成功しました。貴社においても、常に改善意識を持ち、業務効率化に貢献したいと考えております。」
    「私の強みは、スピード感を持って仕事を行えることです。これまでの事務経験を通じて、WordやExcelを利用した作業は、正確かつスピーディーに対応できます。」

このように、「慎重さ」や「正確さ」が伝わるエピソードや、「効率化」のためにどのような工夫をしたかを具体的に述べることで、事務職に不可欠な能力を持っていることを効果的にアピールできます。

【ケース別】事務職の志望動機の例文集

志望動機は、自身のこれまでの経験や現在の状況によって、アピールすべきポイントや書き方が異なります。ここでは、事務職経験者、未経験者、そして学生・フリーターという3つのケースに分けて、それぞれの状況に応じた志望動機の例文と、作成する上でのポイントを解説します。自身の状況に近いものを参考に、オリジナルの志望動機を作成してみてください。

経験者が転職時に使える志望動機例

事務職経験者が転職を目指す場合、これまでのキャリアで培ったスキルや実績を具体的にアピールすることが、即戦力としての価値を示す鍵となります。どのような業務に携わり、どのような成果を上げてきたのかを、可能であれば数字を用いて示すと、より説得力が増します。

同時に、なぜ転職を決意し、なぜ応募先企業を選んだのかを明確に伝えることも重要です。前職で培った経験を土台にしつつも、新しい環境で挑戦したいことや、応募先企業だからこそ実現できる目標などを盛り込むことで、前向きな転職意欲を示すことができます。ただし、前職のやり方に固執する印象を与えないよう、新しい環境への適応力や学ぶ姿勢もアピールすることが大切です。

 【例文】

私は〇年間、一般事務として書類作成、データ入力、電話・来客対応など、幅広い業務に携わってまいりました。とくに、Excelを用いた売上データ集計業務では、マクロを活用して作業時間を月間〇時間削減し、社内表彰を受けた経験もございます。これまでの経験で培った正確な事務処理能力と業務改善スキルを活かし、業界のリーディングカンパニーである貴社で、さらに業務の効率化に貢献したいと考え、志望いたしました。職種の垣根を越えてさまざまな業務に挑戦できる貴社の環境で、自身を成長させたいと強く願っております。

未経験から事務職へ挑戦する際の志望動機例

事務職が未経験であっても、これまでの経験の中に事務職で活かせる要素を見つけ出し、アピールすることは十分に可能です。たとえば、接客業で培ったコミュニケーション能力や、販売職での在庫管理経験、あるいは学生時代のサークル活動でのサポート経験などは、事務職でも大いに役立ちます。

大切なのは、なぜ事務職を志望するのかという熱意と、不足しているスキルを補うための学習意欲を示すことです。事務職への適性や、仕事に対する前向きな姿勢を伝えることで、ポテンシャルを評価してもらいやすくなります。

 【例文】

前職ではアパレル販売員として、お客様への対応を通じてコミュニケーション能力とニーズを察知する力を培いました。また、在庫管理や売上報告書の作成にも携わり、WordやExcelの基本的な操作スキルも身につけております。これまでの経験で培った「人をサポートする力」を、今後はオフィスの中から発揮したいと考え、事務職を志望いたしました。とくに、社員一人ひとりの力を引き出し、チームワークを大切にされる貴社の社風に強く惹かれております。未経験ではございますが、持ち前の丁寧さと向上心を活かし、一日も早く貴社に貢献できるよう努力いたします。

学生・フリーターが事務のアルバイトに応募する際の志望動機

学生やフリーターの方が事務のアルバイトに応募する場合、職務経験が少ない分、学業や日常生活で培ったスキルや、仕事への意欲をアピールすることが中心になります。

とくに、パソコンスキルは重要なアピールポイントです。大学の授業でWordやExcel、PowerPointを使用した経験や、個人的にタイピング練習をしていることなどは、即戦力につながる可能性があります。また、「将来〇〇の仕事に就きたいので、学生のうちから事務経験を積みたい」といった、将来のキャリアを見据えた意欲を示すことも、好印象につながります。

 【例文】

私は現在、大学で経営学を専攻しており、レポートやプレゼン資料の作成を通じて、WordやExcel、PowerPointの基本操作を習得いたしました。とくにパソコンでの作業が好きで、正確かつ迅速なタイピングには自信があります。将来は多くの人をサポートできる仕事に就きたいと考えており、学生時代から実務経験を積むことで、ビジネススキルを身につけたいと思い、貴社の事務アルバイトを志望いたしました。持ち前の向上心と責任感を活かし、早く仕事を覚えて貢献したいと考えております。

【事務職】志望動機で避けるべき内容と対策

志望動機は、熱意や適性をアピールするための重要な項目ですが、伝え方によってはかえってマイナスな印象を与えてしまうこともあります。ここでは、事務職の志望動機で避けるべき内容と、もしそうした動機が本音であったとしても、どのように前向きな表現に言い換えられるか、その対策について解説します。

マイナス印象を与える表現とその言い換え方

志望動機には、正直な気持ちを伝えることも大切ですが、採用担当者に「楽をしたいだけではないか」「条件だけで選んでいるのではないか」といった疑念を抱かせるような表現は避けるべきです。

  • 避けるべき表現①:「時給が高いから」「福利厚生が良いから」
    待遇面は仕事を選ぶ上で重要な要素ですが、これを志望動機のメインに据えると、「より良い条件の会社があればすぐに辞めてしまうのでは」と思われかねません。
    言い換え方待遇面に触れるのではなく、仕事内容や企業の魅力に焦点を当てましょう。「貴社の〇〇という事業に魅力を感じ、貢献したい」「〇〇という社風の中で成長したい」といった表現に切り替えます。もし待遇面が理由の一つである場合でも、「子どもの教育費の足しにするため」といった背景を伝えつつ、「人の役に立つ医療機器を扱う貴社で働きたい」のように、仕事内容への意欲を付け加えるのが良いでしょう。
  • 避けるべき表現②:「家から近いから」「通勤が楽だから」
    こちらも、仕事への意欲よりも利便性を優先している印象を与え、ほかの近い会社が見つかれば移ってしまうのでは、という懸念を抱かせます。
    言い換え方通勤のしやすさは、長く働き続ける上でメリットではありますが、志望動機としては仕事内容への関心を前面に出すべきです。
  • 避けるべき表現③:「座って働けるから」「営業が苦手だから」
    このような消極的な理由は、仕事に対する熱意が感じられず、「楽をしたい」という印象を強く与えてしまいます。
    言い換え方事務職の業務内容そのものへの興味や適性をアピールしましょう。「コツコツと作業を進めることが得意」「人をサポートすることにやりがいを感じる」「パソコンスキルを活かしたい」など、ポジティブな理由に変換することが重要です。

志望動機では、あくまでも「なぜこの会社で、この仕事がしたいのか」という前向きな意欲を中心に伝えることを心がけましょう。

履歴書での志望動機と面接での回答の一貫性

履歴書に書いた志望動機は、面接でも深掘りされる可能性が高い内容です。そのため、履歴書の内容と面接での回答に一貫性を持たせることが非常に重要です。もし両者に食い違いがあると、採用担当者に不信感を与えかねません。

一貫性を保つためには、まず履歴書を作成する段階で、面接で話すことを想定して内容を練ることが大切です。なぜそのように考えたのか、具体的なエピソードは何か、といった点を自分の中で整理しておきましょう。

面接では、履歴書の内容をただ読み上げるのではなく、より具体的に、熱意を込めて話すことが求められます。履歴書には書ききれなかったエピソードや、その企業で働きたいという強い思いを自分の言葉で伝えましょう。

また、面接では志望動機以外にもさまざまな質問がされますが、それらの回答も志望動機と矛盾しないように注意が必要です。たとえば、「PCスキル」について聞かれた際に、履歴書でアピールした内容と異なるレベルを答えてしまうと、信頼性が揺らぎます。

以下に、面接でよく聞かれる質問と、履歴書との一貫性を保つためのポイントをまとめました。事前にシミュレーションを行い、自信を持って面接に臨めるように準備しておきましょう。

  

想定質問

回答例

履歴書との一貫性を保つポイント

志望動機を教えてください

「貴社の〇〇という点に魅力を感じ…」(履歴書の内容を補足・具体化)

履歴書の志望動機を基本とし、熱意や具体例を加えて話す。

週何日くらい働けますか?

「平日は週3日、9時から17時まで勤務可能です。」

履歴書の本人希望欄に記載した内容と一致させる。変更がある場合は理由を説明する。

長期で休みたい時期はありますか?

「8月のお盆時期に1週間ほど帰省のためお休みをいただきたいです。」

事前に伝えられることは正直に伝える。履歴書に書く必要はないが、面接では一貫した希望を述べる。

PCスキルについてどの程度お持ちですか?

「ExcelはVLOOKUP関数まで使用できます。」

履歴書に記載したスキルレベルと一致させる。具体的な使用経験を交えて話すとよい。

これまでの職務経験を教えてください

「前職では一般事務として5年間勤務し…」

職務経歴書や履歴書に記載した内容に基づき、具体的に説明する。事務職に関連する経験を強調する。

未経験ですがなぜ事務職を希望されるのですか?

「接客経験で培ったコミュニケーション能力を活かし…」

履歴書で述べた志望理由やアピールポイントと結びつけて、熱意と適性を伝える。

いつから働けますか?

「〇月〇日から勤務可能です。」

履歴書の本人希望欄や、面接での回答に一貫性を持たせる。無理のない範囲で早めの日程を伝える。

何か質問はありますか?

「入社までに勉強しておくとよいことはありますか?」

企業のことを調べている姿勢を示しつつ、入社意欲が伝わる質問をする。履歴書の内容と関連付けるのもよい。

【事務職】雇用形態別の志望動機ポイント

事務職には、正社員、派遣社員、パートタイム、アルバイトなど、さまざまな雇用形態があります。応募する雇用形態によって、企業側が重視するポイントや、応募者としてアピールすべき点が異なります。ここでは、それぞれの雇用形態に合わせた志望動機の書き方のポイントと、注意点について解説します。

正社員・派遣・パートタイムでの志望動機の違い

雇用形態によって、企業が応募者に期待する役割や働き方は異なります。そのため、志望動機もそれぞれの特性に合わせて作成する必要があります。

  • 正社員長期的な視点での貢献意欲やキャリアプラン、責任感などが重視されます。企業の理念への共感や、将来的にどのように成長し、会社に貢献していきたいかを具体的に示すことが求められます。
  • 派遣専門的なスキルや即戦力としての能力が重視される傾向があります。これまでの経験や具体的なスキルをアピールし、与えられた業務を確実に遂行できることを示すことが重要です。
  • パートタイム勤務時間や曜日など、条件面での適合性が重視されます 。なぜその働き方を選んだのか、限られた時間の中でどのように貢献できるかを伝えることがポイントです。子育てとの両立など、ライフスタイルに合わせた理由も有効ですが、仕事への意欲も示すことが大切です。

以下の表は、雇用形態別の志望動機例文です。それぞれのポイントを押さえて、自身の状況に合った志望動機を作成しましょう。

 

雇用形態

志望動機例文

正社員

「貴社の〇〇という事業に将来性を感じ、自身のキャリアを築いていきたいと考え、志望いたしました。前職で培った〇〇の経験を活かし、将来的にはチームリーダーとしてプロジェクトを牽引できる人材に成長したいと考えております。」

派遣

「これまで〇年間、営業事務として培ってきたExcelでのデータ分析スキルと顧客対応能力を活かせる派遣先を探しており、貴社(派遣先企業)の業務内容に強く惹かれました。即戦力として、効率的な事務サポートに貢献いたします。」

パートタイム

「子育てと両立しながら、これまでの事務経験を活かせる仕事を探しており、貴社の週3日勤務という働き方に魅力を感じました。Word、Excelの基本操作は可能ですので、限られた時間ではありますが、正確かつ迅速な業務遂行で貢献したいと考えております。」

アルバイト(学生)

「大学で学んでいる〇〇の知識を実務で活かしたいと考え、志望いたしました。特にパソコンスキルには自信があり、貴社のデータ入力業務で貢献できると考えております。社会人としての基礎を学びながら、精一杯頑張ります。」

アルバイト(フリーター)

「事務職としてのスキルアップを目指しており、さまざまな業務を経験できる貴社に魅力を感じました。コミュニケーション能力には自信があり、電話応対や来客対応も積極的に行いたいと考えております。早く仕事を覚え、貢献したいです。」

ブランクがある場合の効果的なアピール方法

出産、育児、介護、あるいは転職活動の長期化など、さまざまな理由で仕事にブランク(離職期間)ができてしまうことがあります。ブランクがある場合、採用担当者は「なぜブランクがあるのか」「すぐに仕事の感覚を取り戻せるか」といった点を気にします。

志望動機では、ブランクがあることを隠すのではなく、その理由を正直かつ簡潔に説明し、その上で事務職への復帰意欲や、ブランク期間中に得たことをポジティブにアピールすることが重要です。

  • ブランクの理由を説明する「〇年間、母の介護に専念しておりましたが、状況が落ち着きましたので、再び事務職として働きたいと考えております。」
  • ブランク中の経験をアピールする「育児期間中には、地域のPTA活動で会計を担当し、Excelでの収支管理やWordでの資料作成を行っておりました。」
  • 学習意欲を示す「ブランク期間中のスキル低下を補うため、現在MOSの資格取得に向けて勉強しており、〇ヵ月後の受験を目指しております。前職での経験と向上心を活かし、即戦力となれるよう努力いたします。」

【例文】

出産・育児のため〇年間離職しておりましたが、子どもが小学校に入学したことを機に、社会復帰を決意いたしました。離職中は、子どもの幼稚園で役員を務め、Wordでの書類作成やExcelでの名簿管理などを担当し、基本的なPCスキルは維持しております 。〇年間のブランクはございますが、前職で培った事務経験と、育児を通じて身につけた計画性や対応力を活かし、一日も早く貴社のお役に立てるよう精一杯努めたいと考えております。

ブランクを前向きに捉え、働く意欲をしっかりと伝えることで、採用担当者の不安を払拭し、好印象を与えることができます。

年代別のアピールポイントと志望動機例

応募者の年代によって、企業が期待する役割や評価するポイントは異なります。自身の年代に合った強みを理解し、それを志望動機に盛り込むことで、より効果的なアピールが可能になります。

  • 10代主に学生アルバイトが中心となります。社会人経験がない分、素直さ、学習意欲、基本的なPCスキル、将来へのポテンシャルなどをアピールします。
  • 20代若手としての柔軟性、吸収力、ITリテラシーの高さ、そして成長意欲が強みです。未経験であっても、ポテンシャルを重視されることが多い年代です。
  • 30代ある程度の社会人経験を積み、専門性や即戦力としてのスキル、リーダーシップやマネジメントへの意欲などが期待されます。ライフイベントとの両立を考えている場合は、計画性や柔軟性もアピールポイントになります。
  • 40代以上豊富な経験、高い専門性、安定感、そして課題解決能力や後進の育成能力などが強みとなります。これまでのキャリアで培った知見を、どのように企業に還元できるかを具体的に示します。

以下の表は、年代別の志望動機例文です。ご自身の強みを活かした志望動機を作成する参考にしてください。

 

年齢

志望動機例文

10代

「高校でパソコン部に所属しており、タイピングの速さと正確さには自信があります。将来事務職に就きたいと考えており、アルバイトを通じて実務経験を積みたいです。元気な挨拶と素直な姿勢で、一生懸命頑張ります。」

20代

「大学で学んだ情報処理スキルと、前職(接客業)で培ったコミュニケーション能力を活かしたいと考え、事務職を志望しました。新しい知識を吸収し、早く仕事を覚えてチームに貢献したいです。将来的には、業務改善提案なども行えるよう成長したいと考えています。」

30代

「〇年間の営業事務経験で培った、Excelを用いた高度なデータ分析能力と、部署間の調整力を活かし、貴社の業務効率化に貢献したいです。これまでの経験を活かすだけでなく、新しい分野にも挑戦し、キャリアアップを目指したいと考えております。」

40代以上

「長年にわたる総務・経理事務の経験を通じて、幅広いバックオフィス業務に対応できるスキルと、マネジメント経験を培ってまいりました。貴社の安定した基盤と成長性に魅力を感じており、これまでの経験で培った知見を活かし、組織全体の業務改善と後進の育成に貢献したいと考えております。」

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この記事では、事務職の志望動機を作成するためのポイントを、基本ステップからケース別の例文、避けるべき内容まで詳しく解説してきました。結論から始め、自分の強みと企業の求める人物像を結びつけ、将来展望を伝えることが、採用担当者の心に響く志望動機を作成する鍵となります。また、パソコンスキルやコミュニケーション能力、正確性といった事務職に必要な能力を、具体的なエピソードを交えてアピールすることも重要です。経験の有無や年代、雇用形態に合わせて、あなたならではの魅力を伝えましょう。

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/media/タイミーラボ編集部
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