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近年は働き方が多様化しており、勤務日数や勤務時間の自由度の高さから「登録制バイト(日雇い派遣・派遣バイト)」への関心が高まっています。
本記事では、登録制バイトの基本から、派遣との違い、メリット・デメリットなどについて紹介するとともに、登録制バイトの始め方や注意点について解説します。
登録制バイトとは
「登録制バイト(=日雇い派遣)」とは、人材派遣会社に登録して、派遣会社が紹介する仕事の中から自分の希望に合う条件のもので働くアルバイトのことで、「日雇い派遣」とも呼ばれています。
主に1日〜数日の短期または単発のアルバイトが中心で、人材派遣会社から希望の条件に合った仕事を紹介してもらえます。勤務日や勤務時間については、自分の希望する条件を設定できるため、学生や主婦(主夫)などにおすすめの働き方といえるでしょう。
一般的なアルバイトの場合、希望する勤務先ごとに履歴書を作成して面接を受けなくてはいけません。しかし、登録制バイトの場合は、一度人材派遣会社に登録すれば、仕事先が変わるごとに履歴書を作成する手間を省くことができます。またほかにも、一般的なアルバイトでは勤務先から給与が支払われるのに対し、登録制バイトでは雇用主である人材派遣会社から給与が支払われるというちがいがあります。
登録制バイトと派遣の違い
登録制バイトと派遣の主な違いは、「働く期間」にあります。派遣の場合は、同一の職場で数ヵ月間働くことがほとんどですが、登録制バイトの場合は、短期間の仕事が多いのが特徴です。
また、派遣の仕事は、専門知識やスキルが求められることがありますが、登録制バイトの仕事は、単発募集のため、肉体労働や単純作業が多い傾向です。そのため、未経験であっても働きやすく、気軽に始めることができます。
登録制バイトとスキマバイトとの違い
登録制バイトは人材派遣会社に登録し、説明会に参加しなければならないケースが多いです。しかし、スキマバイトはアプリ上で簡単に登録ができます。タイミーの場合、説明会の参加なども行わずに選考なしで働くことができます。
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登録制バイトは誰でもできる?
「日雇い派遣(=登録制バイト)」は、2012年の労働者派遣法改正で、原則禁止されている働き方です。しかし、労働派遣法では一部例外が設けられており、以下のいずれかの条件を満たせば、登録制バイトを始めることができます。副業として始める場合は、登録制バイト以外の収入や世帯収入に注意が必要です。
しかし、下記4つのうちいずれかに当てはまる人であれば、登録制バイトで働くことができます。
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(参考:『労働者派遣法が改正(平成24年10月1日施行 厚生労働省)』)
登録制バイトに多い仕事
登録制バイトの仕事は、さまざまなあるものの、主に以下のような仕事が多い傾向です。
工場での軽作業 | ピッキング、仕分け、シール貼り、梱包など |
引っ越しスタッフ | 家具・家財の運搬、梱包作業など |
イベントスタッフ | コンサート・展示会などの来場者の案内、チケット確認、イベント会場の設営・撤去作業など |
登録制バイトにはどんなメリットがある?
登録制バイトには、どんなメリットがあるのでしょうか。ここでは3つのメリットについて紹介します。
メリット①就労先へ事前にシフトを提出しなくてよい
登録制バイトは、勤務日数や勤務時間など、自身の勤務希望条件を一度登録すれば、その条件に合った仕事を紹介してもらえます。そのため、一般的なアルバイトのように、毎月・毎週シフトを提出するといった手間を省くことができます。
ただし、希望する条件が変わった際には、登録している人材派遣会社に希望条件の変更を伝えるようにしましょう。
メリット②日払いや週払いにも対応可
登録制バイトの給与は、月払いだけではなく、日払いや週払いの仕事もあります。
ただし、給与の受けとり方法とタイミングについては、人材派遣会社によってさまざまです。会社に受けとりに行く必要があったり、口座振り込みだったり、働いたその日に受けとれないケースもあるため、事前に確認しておきましょう。
登録制バイトにはどんなデメリットがある?
登録制バイトは、条件に合った仕事がない場合、仕事を紹介してもらえないなどのデメリットもあります。これから登録制バイトを始める予定の人は、知っておきましょう。
デメリット①スケジュールや条件に合う仕事がない場合もある
登録制バイトで働くには、日程、勤務時間など、希望条件に合った仕事を見つける必要があります。しかし、せっかく予定が空いたとしても、自分の希望条件に合う仕事がないと働くことができません。
また、人材派遣会社によっては、取り扱っている仕事の量や種類が異なります。登録した人材派遣会社の仕事量が少ない場合や、自分の希望に合う仕事が少ない場合は、登録先を見直すことも検討しましょう。
デメリット②勤務地が遠いことも
登録制バイトの勤務地は、仕事によって異なります。そのため、通勤に片道1時間以上かかるなど、遠方の勤務地に派遣されるケースもあります。
また、これまで行ったことのない場所へ派遣されることもあるため、土地勘がない場合は、その都度あらかじめ通勤経路や通勤時間を調べる必要があるなどの手間が発生します。
登録制バイトの始め方/辞め方
ここからは、登録制バイトの始め方と辞め方について、解説します。
登録制バイトを始めるまでの流れ
登録制バイトを始めるには、まず登録する人材派遣会社を選ぶ必要があります。人材派遣会社を選ぶ際は、オフィスの場所、取り扱っている仕事の量、人材派遣会社の安全性・信用性などを実際の利用者の口コミなどを参考にして、チェックしましょう。
人材派遣会社を選んだら、登録説明会へ参加し、仕事の内容や福利厚生・研修などについて、かんたんな説明を受けます。登録後は、人材派遣会社のサイトなどから求人を検索し、気になる仕事へ応募します。応募した求人に採用されると、人材派遣会社から集合場所や持ちもの、給与の支払い方法などについての連絡があります。勤務当日は、指定された時間までに勤務先へ行き、説明を受けた仕事に携わりましょう。
登録制バイトを辞めたいときは?
登録制バイトを辞めるときは、登録した人材派遣会社に「辞めたい」という意志を伝えましょう。伝える方法は、直接人材派遣会社の担当者に会いに行くのでもよいですし、電話やメールで伝えるのでも大丈夫です。その際、退職届などの書類を提出する必要はありません。万が一、受けとっていない給与があるときは、辞める前に必ず受けとるか、振込の場合はいつ振り込まれるのかを確認しておきましょう。
登録制バイトで働くときの注意点
登録制バイトを始めるにあたり、注意しておきたい点は、3つあります。働き始める前に、覚えておきましょう。
また、登録制バイトを始める際にはまず、人材派遣会社が登録説明会を設ているかどうかも確認しましょう。登録説明会では通常、派遣の仕組みや福利厚生、仕事を始める前の留意点などについて説明します。人材派遣会社のウェブサイトなどで事前に確認し、こうした登録説明会を設けているようなら、まずは登録説明会へ参加することからスタートしましょう。
注意点①給料の支給日を確認する
まず必ず確認しておきたいのは、給与の支払日です。給与が支払われるタイミングは、人材派遣会社や仕事によって異なります。たとえば、日払い・週払いに対応している仕事もあれば、月払いの人材派遣会社もあります。登録時はもちろん、求人に応募する際にもしっかりチェックしておきましょう。なお、勤務した当日中に給与を受けとりたい場合は、「即日払い」に対応した仕事を探す必要があります。
注意点②交通費の有無を確認する
交通費の有無についても、確認が必要です。交通費支給の有無や支給範囲は、仕事によって異なります。また、全額自己負担となるケースもあるため、求人へ応募する際や希望の仕事を選ぶ際には、見落とさないようにしましょう。
注意点③登録制バイトができない場合もある
登録制バイトができるのは、基本的には、雇用保険が適用されない学生など、所定の条件を満たした人のみに限られます。また、副業で登録制バイトをしたいと考えている場合には、自身や世帯の収入が影響するため、条件については事前にしっかりと確認しておきましょう。
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- タイミーラボ編集部
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