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派遣とアルバイトの違いは?メリット・デメリットや派遣バイトの意味も解説!

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派遣とアルバイトの違いは?メリット・デメリットや派遣バイトの意味も解説!

目次

近年、働き方の多様化が進んでおり、さまざまな雇用形態を取り入れている企業が増えています。

しかし、さまざまな働き方がある中で、違いについて明確に答えられる人は少ないのではないでしょうか。今回は、派遣とアルバイトに注目し、くわしく紹介します。それぞれのメリット・デメリットも解説するので、働き方の参考にしてみてください。

派遣とアルバイトとの違いとは?

派遣とアルバイトとのちがいとは?

派遣とアルバイトの大きな違いは、雇用主が異なる点です。

派遣社員の雇用主は「人材派遣会社」です。人材派遣会社に登録後、そこから紹介された勤務先の企業で働きます。

一方、アルバイトの雇用主は「就業先の企業」になります。直接希望する企業へ自分で応募し、採用が決まればその企業と雇用契約を結んで働きます。

派遣とは

「派遣」とは、人材派遣会社と雇用契約を結び、人材派遣会社から紹介を受けた企業(派遣先)で働くことを指しています。派遣で働く特徴は、以下のとおりです。

  • 業務指示は就業先(派遣先の企業)が行う
  • 給与は人材派遣会社が支払う
  • 人材派遣会社の福利厚生を受ける
  • 働く期間が決められている

派遣社員は、人材派遣会社と雇用契約を結んでいますが、具体的な仕事の業務指示は、就業先の企業が行います。また、人材派遣会社の加入要件を満たせば、社会保険への加入も可能です。派遣の場合、働く期間は決められていますが、その都度さまざまな企業での経験を積めるため、キャリアップを目指す人には向いているでしょう。

●派遣の働き方は2種類ある

派遣の働き方には、「一般派遣」と「紹介予定派遣」の2種類があります。それぞれの違いは、以下のとおりです。

一般派遣人材派遣会社に登録後、人材派遣会社から紹介された企業で一定期間働くこと
紹介予定派遣派遣先の企業と直接雇用を前提に働くこと

派遣の場合は通常、派遣期間が「最長3年」と労働者派遣法第35条で定められています。しかし、紹介予定派遣の場合は、6ヵ月間派遣社員として勤務したあと、双方の合意があれば直接雇用契約を結び、派遣先で正社員として働くことができます。

●「派遣バイト」とは?

「派遣バイト」という言葉がありますが、これは雇用形態を指すのではなく、明確な定義もありません。多くの場合で、人材派遣会社に登録し、自分の希望に合った日時や職種を紹介してもらう働き方を指しています。

派遣バイトは、「1日」「◯日間」といった「短期」または「単発」の仕事が多いため、通常の「長期」で働く派遣と呼び分けられています。給与は、雇用主である人材派遣会社から支払われますが、給与形態については「日払い」「週払い」など、さまざまです。人材派遣会社に登録しておけば、勤務先が変わるたびに履歴書を用意する必要がなく、また自分のスケジュールに合わせた働き方ができるため、空いた時間に短期で働きたい人というにおすすめです。

アルバイトとは

「アルバイト」とは、希望する企業に自ら応募し、就業先の企業と直接、雇用契約を結んで仕事をする働き方です。アルバイトで働く特徴は、以下のとおりです。

  • 業務指示、給与の支給、福利厚生などは就業先(勤務先の企業)から受ける
  • 求人ごとに働く期間が異なる

アルバイトは、業務に関する指示を勤務先の上司や店長から直接受けます。そのため、仕事に関する疑問・質問などは、上司や店長にその場で確認でき、解決しやすいという特徴があります。また、仕事で成果を上げるなどした場合、任せてもらえる仕事が増えたり、チームリーダーといった責任あるポジションを任せてもらえたりなどして、能力に応じてステップアップしやすい働き方であるといえるでしょう。

求人票や仕事探しの情報サイトでは、「アルバイト」「パート」として区別されていることがありますが、法律上の違いはなく、どちらもパートタイム労働者になります。

▼アルバイトとパートの違いについて知りたいなら


パートとアルバイトのちがいとは?社会保険や待遇についてくわしく解説 | タイミーラボ - スキマで働く、世界が広がる。

仕事探しをしていると、「パート」と「アルバイト」が使い分けられている募集がありますが、実はパートとアルバイトに法的なちがいはありません。この記事ではパートとアルバイトのちがいを説明し、そのほかの雇用形態と異なるポイントについても解説していきます。

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派遣とアルバイトの仕事内容や福利厚生の違う点

派遣とアルバイトの仕事内容や福利厚生のちがい

派遣とアルバイトの仕事内容や福利厚生の違いは、以下のとおりです。


派遣アルバイト
仕事内容派遣先と人材派遣会社で業務内容を細かく定めているため、契約以外の仕事をすることはほぼない仕事の指示は就業先の企業から直接受ける
給与人材派遣会社から支払われる就業先の企業から支払われる
福利厚生条件を満たせば、社会保険や厚生年金保険、雇用保険などに加入できる条件を満たせば、社会保険や厚生年金保険、雇用保険などに加入できる

福利厚生面は、派遣・アルバイト関係なく、条件を満たすことで各種社会保険に加入することができます。

また、人材派遣会社のなかには、登録者向けにキャリアップのための講座を開いていたり、派遣先を決めるにあたりキャリア相談会を実施したりしているところもあります。一方で、アルバイトの場合は、雇用契約を結ぶ雇用主との距離が近いため、職場環境や待遇面における相談をしやすいほか、他部署・他部門への配置換えなどもしやすく、臨機応変にさまざまな仕事にチャレンジできる機会が多い傾向です。

それぞれ特徴が異なるため、自分に合った働き方を探していきましょう。

派遣のメリット・デメリット

派遣として働くメリットは?

派遣で働くメリットとしては、以下のようなものがあります。

●自分にあった仕事を紹介してくれる

派遣の場合、希望の職種、勤務地、勤務時間などの条件を一度登録すれば、条件に合う仕事を人材派遣会社が紹介してくれます。そのため、自分で仕事を探す手間を省けるメリットがあります。

これまでの職務経験に加えて「どのような仕事をしたいのか」を人材派遣会社の担当者に伝え、希望に合った仕事を選択しましょう。

●事前に派遣先の情報を知ることができる

派遣先(就業先)の環境や待遇などといった詳細については、人材派遣会社の担当者から事前に教えてもらうことができます。そのため、就業先の企業がどういった企業で、どんな人と一緒に働くことになるのかなどの情報を知ることが可能です。

●アルバイトより時給が高い傾向にある

派遣もアルバイトも、基本的に給料は時給で計算されることが多い傾向です。ただし、派遣は専門的なスキルを求められることが多く、スキルレベルに応じた時給が設定されているケースがあります。そのため、場合によってはアルバイトよりも高めの時給に設定されていることが多く、効率よく収入を得られるメリットがあります。

●人材派遣会社によるフォローがある

就業先で困ったことがあったり、直接職場の人に話すのが難しかったりする場合は、人材派遣会社の担当者に相談してサポートを受けることができます。

また、スキルアップやキャリア形成を目指せる講座の受講など、教育体制が整っている人材派遣会社が多い点もメリットです。

派遣として働くデメリットは?

一方、派遣で働くデメリットとしては、以下のようなものがあります。

●同じ派遣先で働く期間に制限がある

派遣社員は、就業期間を決めて契約しているため、働く期間に制限があります。また、派遣の契約期間の更新は、「3ヵ月ごと」あるいは「6ヵ月ごと」に必要であり、同じ派遣先で働ける期間は、「最長3年」と定められています。

一つの職場で長く働きたいと考えている人には、デメリットといえるでしょう。

●仕事内容が固定されている場合がある

仕事内容は、契約で決められているため、基本的には契約外の業務を行うことはありません。そのため、難しい仕事や裁量権のある仕事をしたい人にとっては「物足りない」と感じることもあり、かえってデメリットになることもあります。

アルバイトのメリット・デメリット

アルバイトにも、派遣とは異なるメリット・デメリットがあります。以下、それぞれについて説明します。

アルバイトとして働くメリットは?

アルバイトで働く場合のメリットには、以下のようなものがあります。

●働き方の自由度が高い

アルバイトは、「シフト制」であることが多く、勤務時間、勤務日数を比較的自由に選択できます。自身のスケジュールに合わせて働く日数を変えられるため、自由度の高い働き方といえるでしょう。

また、派遣のように雇用期間が定められていないため、働く期間の制限がなく、同じ職場で長く働き続けることも可能です。

●豊富な選択肢から選べる

アルバイトの場合、希望する企業に自分で応募して仕事に就くため、興味のある分野や未経験の仕事など、幅広い職種の中から自由に選択することができます。

●掛け持ちができる

アルバイトは、働き方の自由度が高いため、掛け持ちをしたいと考えている人におすすめです。一つのアルバイトだけでは生活費が足りない人や、空いた時間を有意義に使いたいという人は、スケジュール管理を徹底したうえで、複数のアルバイトを掛け持ちしたり、副業をしたりしてもよいでしょう。

●未経験でも働きやすい

アルバイトの場合、「未経験OK」とする仕事が多いため、どんな仕事にもチャレンジしやすいというメリットもあります。

学生の場合は、社会人経験の第一歩としてアルバイトを始める人も多いため、「未経験OK」の仕事から経験を積んでいけば、スキルやキャリアを重ねて成長していくことができるでしょう。

アルバイトとして働くデメリットは?

一方、アルバイトで働く場合のデメリットには、以下のようなものがあります。

●自分で仕事を探す必要がある

アルバイトの仕事を探す際は、求人の検索から応募、面接の調整、条件面の交渉など、すべて自分で対応しなければなりません。

そのため、複数のアルバイトに応募すれば、それだけ手間も時間もかかります。また、応募する度に履歴書を作成して提出しなければならず、応募先の職場の雰囲気などについて事前に知ることは難しい点もあります。

●派遣よりも時給が低い傾向にある

アルバイトは、勤務時間や休日を自由に選べる反面、「未経験OK」であることが多いことから、派遣に比べて時給が低い傾向にあります。また、勤務時間や勤務日数が一定でないこともあるため、収入の変動も多く、生活費のやりくりに苦戦する可能性があります。

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雇用形態には、派遣、アルバイト、契約社員、正社員など、さまざまな種類があります。給与、勤務時間、勤務地、仕事内容、待遇面など、それぞれメリット・デメリットがあるため、自分にとって何が大切なのかを明確にしたうえで、自分らしい働き方を見つけましょう。

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/media/タイミーラボ編集部
タイミーラボ編集部

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