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スーパーマーケットでのアルバイト・パートは、未経験者も積極的に募集を行っており、生活に密着していることからも、働き先としてとても身近に感じる人も多いのではないでしょうか。スーパーのアルバイトとひと口にいっても、レジ、品出し、調理などさまざまな仕事があります。
本記事では、スーパーのアルバイトは実際どのようなものなのか、メリット・デメリットをあわせて解説します。
スーパーのアルバイトの仕事内容
まずは、スーパーでの主な仕事内容について、詳しく見ていきましょう。
レジ業務
レジ業務は、お客様がレジまで持ってきた商品を清算する業務です。カゴに入った商品のバーコードをスキャンで読み取り、お客様が袋に詰めやすいように整えたのち、会計対応を行います。
最近では、バーコードスキャン後の清算をセルフで行う「自動支払機」の導入や、お客様自身でスキャンする「セルフレジ」を導入している店舗も多く、接客の機会が減りつつあります。とはいえ、セルフレジの操作をサポートするほか、空いている支払機にお客様を誘導したり、電子マネーやクレジットカードなどの多様な支払方法の対応を覚えたりする必要があるでしょう。
品出し業務
品出し業務は、店頭の商品が欠けることのないように、そしてお客様に「買いたい」と思ってもらえるように商品を補充・陳列します。基本的には、生鮮、飲料、惣菜などといったジャンルごとに担当が分かれています。ただし、担当は異なっても、仕事の流れは以下のようにほぼ同じになっています。
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バックヤードから商品を運んで補充する
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陳列棚に並べる
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値下げシールを貼る
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賞味期限の切れた商品などを下げる
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お客様対応
店舗によっては、人手が足りない時間帯などにレジ業務を補佐することもあるでしょう。
惣菜調理
惣菜調理は、惣菜やお弁当の調理を行う業務です。揚げもの、サラダ、お寿司にいたるまで、さまざまなメニューがありますが、決められたレシピや手順に沿って調理するため、さほど難しくはありません。
ちなみに、惣菜以外に調理担当が分かれている部門は、以下のとおりです。
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鮮魚:切り身や刺身など、魚をさばくのがメイン
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精肉:鶏・豚・牛を用途別にカット、またはミンチに加工する
鮮魚・精肉売り場では、商品を手にとってもらいやすくするために、小分けにパッキングして陳列したり、お客様からの注文にあわせてグラムの調整や切り身を用意するなども行います。
また、どちらの作業場も、魚や肉の鮮度が落ちないように低温で保たれているため、体を冷やさないようにする対策が欠かせません。
清掃業務
清掃業務は、常に清潔感のある売り場を保つために、開店前から閉店後まで継続的に行う業務です。開店前には、売り場・陳列棚・駐車場・トイレなどを清掃してお客様を迎える準備をするほか、お客様が使用するカートやカゴの除菌なども行います。清掃内容は、床の掃除機、モップ、拭き掃除、店頭のほうきがけなどです。
また、営業中は、お客様の邪魔にならないように気を配りながら、フロアの簡単な清掃、トイレ清掃などを行います。衛生面を徹底しているスーパーマーケットでは清掃は従業な業務です。忙しい店舗では、カートやカゴの除菌をひっきりなしに行うケースもあるでしょう。
そして、営業後にもしっかり清掃を行います。シフトによって内容が変わることがあるので仕事内容はチェックするようにしましょう。
警備・巡回
警備・巡回は、店舗内を見回りながら警備機器や防災装置などの点検を行います。不審者がいないかどうか、危険物がないかどうかのチェックや、火災・盗難などのトラブルを未然に防ぐ、または早期発見する業務です。
駐車場が広い店舗の場合は、事故を防ぐために車を誘導します。そのほか、駐車場に設置してあるカート置き場の整理を行うなど、お客様が安全かつ快適に利用できるよう心掛けましょう。
スーパーのアルバイトの時給相場
2022年6月度のリクルートが行った「アルバイト・パート募集時平均時給調査」では、三大都市圏の「(販売・サービス系の)レジ業務」の平均時給が1,031円であることが発表されました。前年度は1,000円で、前月が1,024円であることから、増減率としては上がったものの、販売・サービス系全体の平均が1,084円のため、部門のなかではやや低いことがわかります。
ただし、あくまで平均時給です。営業時間の長い店舗なら、時給が割高になる早朝や深夜の時間帯で働くこともできるため、営業時間や勤務可能な時間も考慮して、仕事探しをしてみるのもよいかもしれません。
スーパーでアルバイトするメリット・よいところ
スーパーのアルバイトは、未経験者はもちろん、時間によっては学校帰りの学生も働いています。最初は簡単な業務からスタートし、慣れてきたら技術が必要な作業や専門的な仕事を任せてもらえることもあるでしょう。以降では、スーパーで働くメリット・よいところについて詳しく解説します。
シフトの融通が利く
スーパーでは、店舗にもよりますが、比較的短時間のシフトで成り立っていることが多い傾向です。そのため、働く人数も多く、シフト枠も豊富であることから、ほかのアルバイトやパートに比べると調整しやすい仕事といえるでしょう。
たとえば、主婦・主夫なら午前中に子どもを送り出したあとに働く、学生なら学校帰りの夕方以降でシフトに入るなど、それぞれの生活や学業と両立しやすい時間帯に働くことができます。
仕事を覚えやすい
「スーパーのアルバイトは、未経験者でも始めやすい」といわれる理由は、作業のシンプルさにあります。レジ業務や商品の陳列場所など、一度覚えてしまえばスムーズに仕事をすることが可能です。
また、売り場ごとに担当者が決まっていることも多く、覚える業務もそれほど多いわけではありません。働く前から店を利用したことのある人も多く、「これまで見たことがある作業」もあるため、頭に入りやすいのも仕事を覚えやすいポイントです。
サポートがあるため未経験者でも安心
スーパーで働く人のなかには、社員だけではなく、パート・アルバイトも大勢います。勤務歴の長いベテランの人や、飲み込みの早い学生など世代問わず働いていることから、どの世代であってもわかりやすいように教えてもらえるでしょう。
また、勤務し始めの頃は、すぐ側で先輩がサポートしてくれるため、レジも売り場も一人で任されることはありません。わからないことはすぐに聞いて対応できることから、安心して始められるでしょう。
社員割引を利用できる
スーパーでは、パートやアルバイトにも社員割引を提供してくれているケースが多いです。定価より少し安く商品を購入できるため、食費や生活費の節約になります。
また、新商品の試食ができる店舗もあり、お客様からの質問に答えたり、商品をおすすめしたり、日々の業務にも生かすことができるでしょう。食費を浮かせたい主婦・主夫や学生にとっては、リーズナブルな価格で購入できるのは、ありがたい制度ではないでしょうか。
接客スキルやコミュニケーション力が身につく
地域に根づくスーパーだからこそ、お客様との関係性は大切です。レジ業務では、ポイントカードや支払方法の確認など、お客様を待たせないようにスムーズに商品を詰めながら、接客を行わなければなりません。
品出し業務では、大量の商品を運びながら、お客様にも目を向けて作業します。積極的な接客を必要とする業務ではありませんが、なかには毎日のように顔を出すお客様もいるため、ある程度のコミュニケーション力が必要だといえるでしょう。
スーパーでアルバイトするデメリット・きついところ
スーパーのアルバイトには、デメリットもあります。店舗の大きさによっては、商品の配置や陳列を覚えるのが大変だったり、担当となった部門が意外と力仕事が必要だったりすることがあります。デメリットについても確認していきましょう。
体力的にきついと感じることがある
スーパーでのアルバイトは、基本的にどの業務も立ち仕事です。品出しでは、重たい荷物を運んだり、鮮魚や精肉の作業場が寒かったり、慣れるまでは大変だと思う人も多いでしょう。
レジ業務は立ちっぱなしで移動も少なく、休憩時間以外ほぼ座ることができないため、長時間立ってても足が疲れにくいスニーカーなどを履いて対策しましょう。また、低温の作業場では、裏起毛のインナーやヒーターベストなど、体を冷やさないようにすることが大切です。
商品の配置を覚えるのが大変
基本的には、棚や壁にジャンルごとの案内が掲載されていますが、なかにはなかなか商品を見つけられないお客様もいます。そのため、品出し中などにお客様から商品の場所を聞かれることも多く、しっかりと覚えておかなければなりません。
当然、大きい店舗となると商品数も増え、覚える量も多くなります。季節ごとのイベントや旬の商品の陳列が変わることもあるため、店内を歩くときは、商品を確認しながら覚えるようにしましょう。お客様を長く待たせるときは、近くにいる先輩に確認するなど、臨機応変な対応も求められます。
時間帯や時期によっては忙しい
スーパーには、混み合う時間帯や時期があります。平日は、お弁当を買い求める人の多いお昼前後のランチタイム、夕飯の支度をする主婦・主夫が買いものに来る夕方などが混み合うでしょう。
土日祝日は、終日レジが混み合うため、お客様をできるだけ待たせないよう、スムーズに精算する必要があります。また、季節の行事や年末年始などは混雑するので商品の補充は念入りに行い、レジの打ち間違いには注意しましょう。
服装・髪型などの身だしなみに制限があることも多い
スーパーは、食品を扱うため、清潔感のある身だしなみが求められます。調理業務では、髪の毛やつばが混入しないようにマスクやキャップほか、専用の制服で身を包む必要があります。また、レジ業務では、ほとんどの店舗でネイルを認めておりません。頭髪やメイクに関しても、店舗の規定に沿う必要があり、あまり華美は髪型・メイク・アクセサリーはNGとしてしてるケースも多いです。アルバイトに申し込む前に、規定についてきちんと確認しておきましょう。
【口コミ】スーパーのバイトのレビュー
スーパーのバイトの仕事内容を紹介してきましたが、実際に働いたことのある人の反応はどうなのでしょうか。タイミーのアプリを使ってスーパーのバイトを経験したワーカーの口コミを紹介します。
・鮮魚部門は2回目で前回はお寿司、今回は魚や魚介のパック詰め等をさせていただきました。担当の方が優しく指導してくださったのでとてもスムーズにお仕事ができました。(40代・女性)
・基本的に黙々と品出しをして、最後の30分間は棚から下ろしたり商品の前出しをしました。作業について優しく教えていただけたので良かったです。(40代・女性)
・通常のレジ業務です。ですが自動精算機なのでお金を間違えることもなく安心でした。(30代・女性)
・仕事内容は単純で、黙々と作業できるのがよかったです。優しく教えてくださるので働きやすい環境です。また時間が合えば働きたいと思います。(20代・女性)
スーパーのアルバイトに向いている人の特徴
品出しの場合、売れ行きを予想して陳列したり、商品を補充したり、先のことを見越して逆算して行動できる人が向いています。
レジの場合は、クーポンやポイントの対応のほど、さまざまな支払いに合わせた対応、お客様を待たせないようなスピード感などが求められるため、周りをみて臨機応変に動ける人が適しています。
【スーパーのアルバイトに向いている人の特徴】
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単純作業が苦痛でない人
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短時間だけ働きたい人
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生活に身近な場所で働きたい人
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足りないところにヘルプに入るなど、周りを見て動ける人
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気軽に始めてみたい人
レジや品出しは店頭に出るため、接客が必要ですが、裏で作業する業務もあります。自分に向いている部門はどこかを考えたうえで、申し込むことが大切です。
スーパーでアルバイトするならタイミーがおすすめ!
スーパーでのアルバイトは、比較的チャレンジしやすい仕事です。また、繰り返し作業が得意な人や身近な場所で働きたい人にはぴったりの仕事です。
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- タイミーラボ編集部
タイミーラボは、株式会社タイミーによるオウンドメディアです。
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