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タイミーはサービス開始以来、登録ワーカー数が1,000万人(24年12月時点)を突破。これを記念して、Xで「#私のタイミーストーリー」キャンペーンを開催し、嬉しかった体験や心温まるエピソードを募集しました。多数の投稿の中から特に共感を集めたストーリーを、今回、漫画家・うえはらけいたさんとともにコミック化。さらに、タイミー経由でマッチングした3人のワーカーにもアシスタントとして制作に参加してもらい、ワーカー×クリエイター×タイミー共創のオリジナル漫画が誕生しました。
タイミーを通じて地域とつながる 新たな居場所と活躍の場
漫画となったのは、結婚を機に新天地・佐賀へ移住した“みしゃさん”が、タイミーを通じて地域とつながり、新たな居場所と活躍の場を見つけていくストーリー。コロナ禍での引越しで、土地勘もなく時間を持て余していた頃、ふとタイミーを開いてみたみしゃさん。地元の飲食店の存在を知ると、10年間飲食店で勤務していた経験が生かせるかもしれないと胸が高鳴り、バイトに申し込みます。温かな職場に迎えられ、やがて正社員へ。今ではタイミーを通じて求人を出す立場となり、「ウチは優しいお客さんばっかりだから、気楽に働いてね!」と新しいワーカーを迎えるまでを描いています。

- ストーリー投稿者・みしゃさん:
- タイミー経由で最初に働きに行った時、人手不足の中、みなさんが一生懸命働いているのが印象的だったんです。ウェルカムな雰囲気で「来てくれてありがとう」と感謝もあって。ずっとやってきた飲食の仕事をもう一度やりたい気持ちもありましたし、何より素敵な方が多い職場なので、長期採用のお話をいただいた時は、快くお受けしました。
私自身も新しいワーカーさんには気持ちよく働いてもらいたいですし、私がそうしてもらったように、「働きに来てくれてありがとう」と感謝の思いを込めて一緒に働いています。
そんなみしゃさんの想いを汲んで漫画に落とし込んでくれたのが、『ゾワワの神様』『アバウトアヒーロー』の作者であるうえはらけいたさん。

- うえはらさん:
- 長い間飲食で働いていたみしゃさんが、いろいろな事情で飲食の仕事を離れていたというバックストーリーを聞いて、タイミーをきっかけに、本当にやりたいことに再チャレンジできたという感情の動きを感じ取れるコンテンツにしたいという気持ちもありました。
それから、みしゃさんと制作に向けたやり取りをさせてもらう中で「飲食の仕事ができなくてもそれはそれでいいか」「コロナ禍でタイミーを開いて楽しくなっちゃって!」と随所でポジティブな言葉で語ってくれていたので、きっと一緒に働いたら楽しい方なのだろうなと感じていて。その雰囲気が伝わっていたら嬉しいです。
その言葉通り、前向きで人情味あふれる温かいストーリーに仕上げてくれました。うえはらさんが仕上げた原稿をもとに、タイミースタッフ、そしてタイミーでマッチングした3人のワーカーとともに完成へと近づけていきます。
ワーカーと共創するオリジナル漫画 色塗りから新たな視点が
配色アイディアを出し合いながら着色を行います/左から:タイミースタッフ・田村拓己、ワーカー・中島夕海さん、漫画家・うえはらけいたさん色塗りの一部を担当してくれたワーカーの中島夕海さんは、元々うえはらさんの漫画の読者で、「一緒に作品作りできるなんて嬉しいです!何か関われるなら着彩のお仕事に一番挑戦したかったんです」とこの日を心待ちにしていたそう。「ジャケットは春らしいブルーも良さそう」「タイミーカラーのイエローも取り入れたいですね」と試し塗りを重ねながら、うえはらさん、タイミースタッフとともに登場人物の服のカラーを決定します。
作画ソフトの使用経験があるということで、簡単なレクチャーのあとはすいすいと作業を進め、うえはらさんも「すぐに使いこなしていて僕が教えることが何もないくらい(笑)。すごく上手です!」と驚くほどの腕前。「色が入ると印象が変わっておもしろい!」と楽しみながら作品の世界観を彩ってくれました。
キャラクター作り:「漫画の世界に入れたみたい!」愛らしいキャラクターが誕生
中家さんのポーズを参考にしながら描き進めるうえはらさんキャラクター作りの工程には、ワーカーの中家佐奈さんが参加。作中に登場する“主人公の職場に新たにやってきたワーカー”をうえはらさんとともに作っていきます。まずはキャラクターがドアから顔を出して挨拶する一コマ。「ひょこっと顔を出すようなポーズにしてみましょう」「手の動きもつけてみると良さそう」とそれぞれにアイディアを出し合いながら、中家さんがポージングしていきます。
中家さんそっくりのキャラクターが誕生!「実は普段、自分でポーズをとって自撮りした写真をもとに絵を描いているので、実際にポージングしてくれる方がいるだけですごく捗ります」とうえはらさんにとっても初めての制作手法で、新たな気づきがあったようです。ポーズをとっている間は和やかに談笑し、「漫画の中のキャラクターになれるなんて絶対にほかでは経験できないお仕事だろうなと思って参加させてもらったんです。普段は週5日くらいタイミーを利用していて、大人の職業体験のような感覚でいろんな体験ができるのが楽しいです」と中家さんのタイミーストーリーの話題でも盛り上がりました。
談笑しつつも、あっという間に中家さんをモデルにしたキャラクターを作り上げていくうえはらさん。「中家さんの落ち着いた雰囲気や、目のキラっとした感じを意識してみました」と、やわらかな雰囲気が落とし込まれたキャラクターが完成すると、「嬉しすぎます!作品の中に入りこめたみたい」と中家さんも感激でした。
ネーム(左)から、中家さんをモデルにした1コマ(右)が完成!
セリフ作り:ワーカー経験が生きるセリフに「僕の発想にはなかった!」
そして一コマのセリフづくりには、ワーカーの古川みずきさんが参加。主人公が働く飲食店での、従業員たちの雑談シーンにセリフを吹き込みます。
古川さん自身も飲食店での勤務経験があり、当時の職場での雑談を思い出しながら、次々にアイディアが飛び出します。季節感や場所の設定にも視点を当て、「私も主人公と同じ九州出身なので、方言を入れてみるのはどうですか?」という提案が出ると、うえはらさんも「確かにその視点はなかった!おもしろいですね!九州のテイストを入れて方言にしましょう」と唸ります。明るく愉快な登場人物たちの会話ということで、『今日はいつもよりお客さん多かね!!』『ボーナス出たからじゃなか?』というユーモアも感じさせる古川さんのアイディアが採用されました。
別のコマでは、タイミーを利用するユーザー視点のセリフも出来上がり、うえはらさんも「タイミーを実際に使っているキャラクターのセリフは、古川さんの視点がとてもいいアイディアでした。僕にはなかった発想でおもしろい」と絶賛でした。
こうして完成した漫画は、みしゃさんが味わった“知らない街で新たな居場所と自分の可能性を見つける喜び”が、柔らかな線と色彩で描かれ、ワーカーたちの思いまでもが表現されました。
「自分の中の選択肢が増えた」一歩踏み出し見つけた新しい世界
最後に、うえはらさん、みしゃさんに、今回の試みについて感想をうかがいました。
うえはらさん:普段仕事をするときはほぼ一人なので、ストーリーの構成、セリフを誰かに考えてもらう、色をつける、モデルになってもらうのも初めての経験でした。当初イメージしていたよりもいい方向に意外性のある作品になったと思います。自分のアイディアの外側の要素を創作に取り込んでいくと、自分では想像できなかったようないいものができると気づけたので、今後の創作でも意識してみたいです。
それから、スポットワークというのは、その場限りの割とドライなお仕事なのかと思っていたんですが、みしゃさんをはじめ、みなさんとても好意的で素敵な人柄で、タイミーを通じた過去のお仕事経験を聞いても素敵な経験をされていて。タイミーは血の通った、人間味のある温かいサービスなんだなと肌で感じることができました。
みしゃさん:自分のストーリーが漫画になるなんて不思議な感覚です。ちょっとしたきっかけでタイミーを始めたことが今に繋がっているんだなと改めて感じて、読みながらうるっときてしまいました。もっともっと頑張ろうとも思えたので、ぜひ職場に飾らせてもらおうと思います!
これからの夢は、今のお仕事をできる限り長く続けていくこと。そして、主人が継ぐことになった農業の仕事を、いつかタイミーを通してお手伝いを募集しながら支えていくこと。タイミーを使っていなければ、そんな働き方ができるということも知らなかったと思うので、自分の中の選択肢が増えたと感じています。知らない環境に飛び込むことは少し勇気も入りますが、いい出会いもあるし、人間力がグンと上がった感覚。もし進路や働き方に迷っている方がいたら、一歩踏み出すのにタイミーはとてもいいきっかけだと思うので、ぜひチャレンジしてみてほしいなというのはどんな方にもお伝えしたいです。
◾️「#タイミー推しコマ選手権」開催 心に響いた一コマは?
なお、1,000万人突破記念企画の第二弾として、Xにて「#タイミー推しコマ選手権」を開催中。公開されたオリジナル漫画のコマの中から、最も心に残った「推しコマ」を選び、「#タイミー推しコマ選手権」のハッシュタグと共に、その理由や感想をぜひ投稿してください。
▼キャンペーンの詳細はこちら

漫画家プロフィール
うえはらけいた氏
1988年、東京都生まれ。コピーライターとして勤務していた株式会社博報堂を2015年に退職。翌年に多摩美術大学グラフィックデザイン学科に編入し、以降マンガを描き始める。しばらく広告会社でデザイナーをしながら活動していたが、2020年4月にマンガ家として独立。代表作に「ゾワワの神様」と「アバウトアヒーロー」などがある。
note:https://note.com/keitauehara
撮影協力
「BONUS TRACK MEMBER'S」
https://bonus-track.net/members/
BONUS TRACKにある会員制のシェアラウンジとキッチン。日々の仕事場であると同時に、仕事未満のさまざまなことを試し、実際に売ってみることまでできるスペースです。
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