私のタイミー生活

「新聞配達って大変そう」を払拭したお仕事体験。2か月で4名のアルバイト採用に成功した、読売センター加茂東のタイミー活用

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「新聞配達って大変そう」を払拭したお仕事体験。2か月で4名のアルバイト採用に成功した、読売センター加茂東のタイミー活用

目次

新聞配達員の就業人数は69万人、平均年齢は45.2歳(※)と言われています。従業者の高齢化が進む中で、今後も加速する人手不足の状況は、業界にとっても頭を悩ませる問題です。一方、購読を続けている世帯にとっては必要な情報ツールであり、配達を遅らせるわけにはいきません。

※参照:職業情報提供サイト(日本版O-NET)『新聞配達員』より

そんな中で、タイミーを利用してから約2か月で4人のアルバイト採用に成功した、読売センター 加茂東。取り組み内容やその成果について、代表の山田豊さん、店長の萬歳(バンザイ)直季さんにお話をお伺いしました。また、ワーカーからアルバイトとして勤務を開始した金子さんにも取材を実施。新聞配達員のイメージや就業を決めた理由について理解を深めていきます。

取材ご協力先
有限会社谷新聞舗(読売センター加茂東)

京都府加茂町を拠点に地域に根ざして活躍する読売新聞販売店。

https://yomiuri-jinzai-recruit.jp/storelist/sp_181669/

新聞配達員の高齢化。人手不足が深刻な業界

——タイミー導入以前の課題について教えてください。

代表の山田豊さん代表の山田豊さん

山田さん:
もともと読売センター加茂東は、前の代表から後任として私が引き継いだものなんです。ありがたいことに、受け継いでから取り扱う新聞の種類も増えて業務が忙しくなってきました。

経営において一番の課題は人材の確保ですね。

人手不足の理由の1つは高齢化。去年一気に6名の方が退職してしまったんですね。現在うちのセンターにはシフト制で15名ほどが働いてくれていますが、昨年末は忙しさに拍車がかかっていました。正社員である私と店長の萬歳(バンザイ)は、新聞休刊日にしかゆっくり休むことができませんでした。

もちろん、採用は強化していました。職安(ハローワーク)や求人媒体を利用したり、ポスティングや折込チラシを実施してみたり。しかしながら、ほとんど効果はありませんでしたね。反応がないか、反応があっても途中から連絡が取れなくなってしまうか……で。

萬歳(ばんざい)さん:
私たちのエリアが過疎地域であることも原因の1つですが、何よりも若い人が新聞配達業務に興味を持ってくれないことは一番の深刻な問題でした。朝刊配達の場合深夜勤務になりますし、新聞配達のイメージって「高齢層の仕事」「大変な仕事」といったイメージがいまだに強いのかもしれません。

面接や面談を通じてネガティブな印象を払拭したくとも、そもそも人材自体に出会うことができない、応募を待つしかできない状態が続き、途方に暮れていました。

途方に暮れていました

山田さん:
そんなときに、読売センターでの集まりでタイミーのことを知ったんです。お金をかけても募集が集まらなかったので、成功報酬型のシステムは非常に魅力的でした。藁をつかむ思いで、とにかくやってみようと募集を出してみることにしたんです。でも、この時間帯は難しいよな、と正直期待はしていませんでした。

応募があるだけで大満足。押し付けないコミュニケーションを

——早速タイミーをご活用いただいたのですね!募集を出してみていかがでしたか?

萬歳さん:
それが、募集を出してからすぐに申し込みがありました。あれだけ待っても応募が来なかったのに、こんなにすぐにマッチングするものなんだと、山田と二人でびっくりしました。ありがたいことに、滋賀県や大阪府といった遠方から来てくださったワーカーさんもいましたね。

山田さん:
京都市内に住んでいる10代の方が中型バイクに乗って、颯爽と働きに来てくれたり。初めて募集を出したのは2024年の1月だったんですが、深夜2時からの仕事でもこんなに申し込みが来るんだと。今まで応募がなかったのが嘘だったのかと、本当に驚きました。

タイミーを通して、副業とかスキマ時間に働きたいニーズって想像以上に多いのかもしれないと実感できましたよ。

——そんなに多くのマッチングが生まれて私たちも嬉しいです!タイミーワーカーにはどのような仕事を任せているのでしょうか。

萬歳さん:
いきなり配達業務を一人で任せることはしていません。あくまでも新聞配達研修として、実際の働き方を横で見学してもらうようなスタイルをとっています。チェックインをしてから、まずは簡単な広告の折り込み作業を経験してもらいます。その後、車に同乗してもらって弊社従業員と一緒に配達先に出かけ、配達業務に慣れていただく……という流れですね。

——新聞配達って、車で配達されるのですね。原付バイクで行うのだと思ってました。

山田さん:
うちには原付バイクもあるんですが、この辺りは山の中で自然が豊かでしょう? 猪や鹿などの動物が飛び出してくることもあるんですよ。それに、雨や雪が降ると寒いし、配達も大変になるので、できる限り車を使うようにしています。もちろん「今日は気分を変えたいから」と、バイクを使う従業員もいますよ。バイクのほうが燃費もいいから経営者としてはありがたいのだけど(笑)、安全第一ですから。

萬歳さん:
それに車であれば、運転しながら助手席に座っているワーカーさんと話すことができるんです。「今日はどこから来たの?」などたわいもない話をしながら緊張をほぐしてもらい、新聞配達の仕事に興味を持ってもらいたいという意図もあります。バイクだとずっと話すことはできませんからね。

店長の萬歳直季さん

——確かに車の中だと冬でもあったかいし、じっくりお話しすることができますね! 先ほど「新聞配達業務を体験してもらう」とおっしゃってましたが、タイミーで働いてもらうにあたって何か工夫している点、努力した点などあれば教えてください。

萬歳さん:
そうですね、いくつか意識していることはあります。

まずは、タイミーで受け入れた方を即戦力として考えないこと。一人で新聞を配達できるようになるまでには、個人差はあれど1、2週間程度かかるんですよ。スポットで初めて来てくださった方の場合、場所を把握するのも一苦労です。そのため、あくまでも「新聞配達の体験」ということを念頭においてます。

また、初めてのワーカーさんは右も左もわからない状態のはず。そのため、一人にしないことを徹底しています。緊張をほぐすためにも、ワーカーさんとたくさん会話することを心がけるようにしているんです。ですから、会話をすることができる車での配達というのがポイントなんです。

——広いエリアを配達されているので、たくさんのことをお話しできますもんね。具体的にはどのような内容ですか。 「うちに興味持ってくれた理由」などでしょうか?

萬歳さん:
いえいえ。うちで働こうと思った理由は聞きません。それよりも聞くようにしているのは、「新聞配達にどのようなイメージを持っているか」ですね。

実際に印象を聞いてみると、「朝早い」「お年寄りが多い」「休みがない」「雨でも雪でも関係なく大変」など、ネガティブなイメージばかりなんです。そのイメージがいかに違っているか、実際は簡単で楽ちんな仕事であるかを伝え、少しでも興味を持ってもらうことに力を入れています。実際、私も山田に誘われるまでは、新聞配達に興味はありませんでした(笑)。新聞配達に興味はありませんでした

山田さん:
長期で働いてもらうことを目標にしているので、「ここで働きたい」と思ってもらえるような雰囲気づくりに努めています。労働条件を見直したり、職場環境を整えたりさまざまなことに取り組みましたが、一番のポイントはコミュニケーションだと思いましたね。「本業は?」 「どこから来たの?」と質問していくことで、その方の人となりがわかりますし、「この方の本業はこれで、通勤できる距離にお住まいだ」と、うちで働いてもらえるかどうか、想像を膨らませることができるんです。

萬歳さん:
ワーカーさんには、今までタイミーで働いた場所について聞くこともあります。そうすると、「こんな風な扱いをされて困った」「何をしていいのか指示がないまま終わった」などいろいろ教えてくださるんです。その内容を聞きながら、うちではこういう風に教えよう、こんな風に接しようなど、見直すようにしています。

——なるほど。会話を通じて「働いてもらいたい!」と思ったら、お誘いするのでしょうか?

山田さん:
こちらからお誘いするようなことは言わないようにしているんですよ。無理に誘ってしまうと「こんなはずじゃなかった」と思ってしまうかもしれない。

萬歳さん:
本業がある方など、ワーカーさんが置かれている状況はさまざまです。そのため、私たちが心がけているのは、「働きたいな」と自然に思ってもらえるように会話すること。

受け入れ体制や給料面、実際の仕事内容などをありのままにお伝えし、働く上での不安や疑問を払拭するようにしています。すると、「最初は働く気がなかったけど、ここまで丁寧に説明してくれて興味が出てきました」と言ってくださる方が増えてきました。

山田さん:
32歳の萬歳が説明することも、効果的なんだと思います。「こんなに若い人も働いてるんだ」と思うんじゃないかな。実際に、タイミーからアルバイトとして雇用した4名は、20代〜30代前半の方。本業は会社員をしていたり、ゴルフの先生をしていたり。今まで出会えなかった方から応募いただけたことに満足しています。

今後は営業にも注力できる。タイミーでやれることが広がった

——タイミーを活用したことで変わったこと、発見などはありましたか?

萬歳さん:
新聞配達では順路帳という、配達先の名前や住所、新聞の銘柄、順路記号、投函場所などが書かれた地図のようなものを使っているんです。山田のように慣れた者であれば順路帳を見ずとも配達できるようになるんですが、最初のうちは車を止めてチェックして……と時間もかかってしまうんですね。そんな中で、2回目に働きに来てくれたワーカーさんが「こんな配送ルートアプリがありましたよ」と教えてくれたんです。とても便利で自分も使っています(笑)。とても便利で自分も使っています

山田さん:
古い業界だから、これが当たり前というものがあるんですね。ただ、ワーカーさんが固定観念にとらわれず新しい視点でいろいろ提案してくれるのは非常にありがたい。タイミーをいち早く取り入れたのもそうですが、僕たちはどんどん新しいものを取り入れていくことを大事にしているんです。

萬歳さん:
あとは、今まで以上に笑い声が溢れた職場になったと思います。「本業では一刻も早く帰りたいと思うけど、ここでは朝方まで居座っちゃう」と言ってくれたワーカーさんもいて。職場環境の大切さを実感しました。

——皆さんがいろいろと工夫されたからこその結果ですね。では最後に、今後タイミーをどのように活用していきたいか、お聞かせください。

お聞かせください。

萬歳さん:
今回、タイミーを利用したことで4名の方を長期雇用することができました。最重要課題であった配達員不足に関しては解消できたので、今後は着手できていなかった営業活動など、業務拡大に取り掛かっていきたいと思っています。定期的にタイミーを活用していきたいですね。

山田さん:
タイミーから長期雇用になった方の中に、保険の営業をしている子がいるんですが、「僕も営業活動やりますよ」と言ってくれたんです。ものすごい心強いですよね(笑)。

タイミーを使うことで、こんなにも多くの方とお会いできるんだと感動しました。本当にありがたいことです。運転免許以外、特別なスキルは何も必要ないので少しでも興味がある方は、体験してほしい。

大変そうなイメージが強い新聞配達だと思いますが、「こんなにも楽な仕事なんだ」とびっくりすることになりますよ。

——私も新聞配達やってみたいです! 本日はありがとうございました。

ワーカー出身金子さんにインタビュー。「想像よりも楽で雰囲気の良い現場」

次に、ワーカー勤務後、長期アルバイトとして活躍する金子さんにお話を伺いました。

金子さんにお話を伺いました

——まず、金子さんのご職業とタイミーを使い始めたきっかけについて教えてください。

私はフリーのレッスンプロとして、日々経営者の方にゴルフを教えています。指導のかたわらで自らも練習に励むという生活の中で、タイミーを知りました。私の仕事は不規則な部分もあるため、ちょっとした空き時間を有効に使えるタイミーは魅力だったんです。ちょっとした収入をゴルフ用品に使えるし……と、軽い気持ちでアプリをダウンロードしました。

——タイミーをダウンロードしてから、これまでにどのようなお仕事をされたんでしょうか。

居酒屋でホールの仕事をしたり、ドラックストアで商品の陳列業務をしたり。それこそ、ゴルフ場で勤務したこともあります。やっぱりゴルフを生業にしているので、惹かれたのかもしれません(笑)。この他にも、ホテルや物流倉庫で働いたこともあります。時間が空いていて、面白そうな仕事だと思ったら片っ端から申し込む感じですね。

——その中でなぜ、読売センター加茂東が募集している「新聞配達」に申し込もうと思ったのでしょう。

まずその時間帯にレッスンは入りませんからね。4時まで新聞配達して、帰宅して仮眠をとってレッスンに向かえば、なんの支障もないと思いました。あとは単純に興味本位でした。どんな仕事なんだろう、体験できるのであれば1回ぐらいやってみようかなと。

——金子さんにとって、新聞配達の仕事はどのような印象を持っていましたか?

そうですね、やっぱり年齢層が高めの方々が働いているイメージが強かったです。そして、暗くて寒い中バイクに乗って黙々と配達をするのかな、って。でも、読売センターに行くと意外と若い人たちもたくさん働いていて、雰囲気が明るかったのを覚えています。

当日の体験では、車の助手席に乗って配達のサポートをしたんですが、その時ずっと店長の萬歳さんが話しかけてくれました。仕事の話や趣味の話題で盛り上がりましたね。あっという間の2時間でした。

——その体験を経て、読売センターで長期で働こうと思ったのはなぜですか?

やっぱり想像以上に楽しくて、楽だったことでしょうか。黙々と何かに集中して取り組むのって気分転換になるんですよ。

この時間はレッスンは入らないですし、お給料も良い。新聞配達して、家に帰って仮眠を取って、レッスンに向かう……というサイクルが自分の生活に合っていたというのも大きいかもしれません。

自分のように自営業の人もいれば、普段は会社員だけど副業として働いている人もいる。どんな人でも都合を合わせてくれるので、働きやすいんですよ。シフトを相談しやすいアットホームさも魅力ですね。

——どんな方でも働きやすいし、都合がつきやすいって魅力ですよね。最後に、読売センター 加茂東でどのように働いてきたいですか?

レッスンをしながら、試合に出たりと、今後もゴルフを軸に活動していきたいです。その中で、夢の実現に踏み出せる読売センターに出会えたことは大きかったと思います。

本当に想像以上に楽しい仕事なので、興味があれば一度体験することをおすすめしますよ。

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(取材・執筆・編集:齋藤裕美子)

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/media/タイミーラボ編集部
タイミーラボ編集部

タイミーラボは、株式会社タイミーによるオウンドメディアです。

https://lab.timee.co.jp/

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