私のタイミー生活

「ドライバーってかっこいい」西濃運輸がタイミーで本気で取り組む、満足度99%の“体験”採用

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「ドライバーってかっこいい」西濃運輸がタイミーで本気で取り組む、満足度99%の“体験”採用

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2024年4月より、トラックドライバーの時間外労働時間の上限が年960時間に制限されることになりました。その結果、ドライバーの労働時間の減少によるリソース不足が発生し、必要な荷物が必要なときに届かないなどの問題発生が懸念されています。そこで多くの運送会社がドライバー採用に力を入れている状況ですが、ドライバーを職業として選択する人がまだまだ少ないのも事実です。

その問題にいち早く取り組んでいるのが、今回取材した西濃運輸株式会社。現在では通常採用に加え、タイミーを活用し「本気でドライバー職を志望」している人材の確保を積極的に行っています。

タイミーラボ編集部では、西濃運輸株式会社 市川支店を訪問し、支店長、リーダー、元ワーカーの皆さんによる座談会を開催。ワーカーからドライバーの正社員に飛び込んだ理由や仕事の魅力、企業側の受け入れ体制、取り組みなどさまざまなお話を伺いました。

参加者

参加者

マイナスイメージが覆された。タイミーで申し込んだ「ドライバー体験」

——和田さん・石原さんにお伺いします。なぜ西濃運輸さんの募集に申し込んだのですか?その時の状況も含めて教えてください。

その時の状況も含めて教えてくださいタイミー経由で正社員になった二人(左:和田翔太さん、右:石原綾華さん)

和田さん:タイミー経由で正社員になった二人(左:和田翔太さん、右:石原綾華さん)
自分は、派遣社員として物流倉庫管理を担当していました。契約期間終了を目前に控え、正社員への就職活動を行いながらタイミーでスキマ時間に仕事を探していたんです。何か新しい仕事にもチャレンジしたいなと思って。そんな中で西濃運輸のドライバー募集を見つけました。手に職をつけたいと思っていたし、何よりも物流倉庫で働いていた時によくドライバーさんとコミュニケーションをとっていたこともあり、ドライバーという仕事に親近感があったので選択肢としてはありかなと、申し込みました。

石原さん:
モノづくりが好きだったので、以前は製造業で溶接・ロウ付加工などをしていました。退職のタイミングで他の仕事も知りたいと思い、タイミーに登録したんです。その時に選んでいた軸は「人と接する仕事」。やっぱり自分は人と話すのが好きだと思って居酒屋で働いてみたこともありました。その時に、偶然西濃運輸の募集を見かけて。もちろん仕事を探していたのは事実ですが、申し込んだ一番の理由は「運転が好きだから」でした(笑)。

——和田さんとは違って、石原さんは物流業界が初めてだったと思うのですが、当初はどのようなイメージを持っていましたか?

どのようなイメージを持っていましたか?


石原さん:
体力が必要なのと同時に、夜間業務も多く不規則な生活なんじゃないか……というイメージがあったのは事実です。私でもできるのかなって。だからこそ、本当のところを知りたい、体験したいという思いがありました。

——実際、西濃運輸さんで実際に募集している「横乗り」体験をしてみていかがでしたか?

石原さん:
当日、私に付いてくださった先輩は、がっしりした体型ではない普通の体型の方だったんですが、軽々と重い荷物を持ち上げていたんです。「こんなふうにすれば誰でも簡単に持ち上げられるんだよ」とコツを教えてもらって。私でもできそう!と思いました。

私でもできそう!と思いました

それに、車の中で先輩が仕事内容や会社のことをざっくばらんに話してくださったのですが、その表情が心から楽しそうだったのが印象的でした。ドライバー職に誇りを持ってるんだな、って感動したのを覚えています。

和田さん:
自分は過去に軽自動車での配送業務をしていたことがあり、一人で孤独に黙々と仕事をするイメージがありました。でも、西濃運輸での仕事は、想像以上にお客様と接する機会があったんです。ドライバー職の場合、お客様とのコミュニケーションが何よりも大事な仕事なのだと実感しましたし、何よりも楽しそうに会話されている様子が羨ましかったです。それに、配送の準備をしている際、先輩たちが同僚の皆さんとも明るく会話していて、雰囲気が良い職場だと感じました。

石原さん:
タイミーでの体験前はやっぱり不安がありました。身長も低いし女性の自分にできるんだろうかって。でも、葛岡支店長やペアになったリーダーと色々お話しする中で「うちの支店には、今産休に入ってる女性ドライバーがいるんだよ。もうそろそろ戻ってくる予定じゃないかな」って教えてくださったんです。タイミーの体験で、ドライバーって本当に面白い仕事なんだと実感していたのですが、さらに背中を押してもらえました。「不可能なことなんてないんだ」と思いましたし、何よりも皆さんがサポートしてくれる環境だと勇気をもらえました。

ドライバーに興味がある人に、知ってもらいたい現場のリアル。

——次は葛岡さんにお伺いします。そもそも、なぜタイミーを導入して、このような募集を始めたのでしょうか?

葛岡さん:
2024年の物流問題以前に、もともと運送業界は良くないイメージが強かったんですね。運ちゃんと呼ばれる人が、大型トラックを乗りこなして汗だくになって荷物を運ぶ……。そんな先入観がずっと根強く残っていたのでしょう。私も15年ぐらいドライバーをしていましたが、時代が移りゆくにつれて、ドライバーをやりたい人が少なくなっていくのを感じていました。実際、自社で採用を行ってもなかなか応募につながらなく、人気がない業界なんだろうって思い込んでいたんですよ。

でもね、タイミーで募集するようになってから、非常に多くの方が申し込んでくださるようになったんです。たまたま接点を取れていなかっただけで、「運転が好き」「トラックに乗ってみたい」という人がこんなにもいるんだと嬉しくなっちゃって。ドライバー職って意外と人気があるんだと驚きを隠せませんでした(笑)。

驚きを隠せませんでした西濃運輸 市川支店 支店長 葛岡健一さんこれまでは会社のホームページまで訪れてもらわないと採用の案内がなかったから、敷居が高かったのかもしれません。タイミーというアプリを通じて、ワーカーの皆さんが物流の仕事に気軽に接することができるようになったことも大きいのでしょうね。

——タイミーを活用するようになって、他に何か新しい気づきなどはありましたか?

葛岡さん:
タイミーをやるようになってから、ワーカーさんの声が非常に好評なことにも驚きました。


<勤務後のレビュー例>

・本日は貴重な体験をさせていただき、ほんとうにありがとうございました。支店長やリーダーから様々な事をお聞きでき、人として成長できる1日となりました。1人の社会人として働きたいと思えました。(20代男性)
・とても優しい人が多くて、楽しさを感じた。仕事にも関わらず、職場見学のようにできるため楽しかった。人生相談にものっていただき、弁当と飲み物までありがとうございました。(10代男性)
・普段見ることのできない現場を見せていただき、有意義な時間を過ごすことができました。その中で市川支店の方々の雰囲気の良さにタイミーの方が入社を決めるのも納得でした。前向きに検討します!(20代女性)
・貴重なお話を色々と聞けて、運送業界への印象が変わりました。担当の方がとてもいい方でした。今後、就職に向けても、前向きに考えたいと思います。(40代男性)

我々の現場では「人を大切にする文化」があるのですが、それは別に従業員に限ったことではありません。しっかり醸成されていると確信できて非常に嬉しかった。他にも「運送屋の概念が変わりました!」という声をいただけると本当にありがたいです。

小林さん:
実は、タイミーを利用してから最初は一切レビューを意識していませんでした。ただ、申し込んでくれたワーカーさんとお話しすると、「レビューを見て楽しそうだと思ったから」「レビューで雰囲気が良いと書いてあったから」という声が多くて。意外とレビューが決め手になって申し込んでくださる方が多いことがわかりました。

石原さん:
実は私も皆さんのレビューを読んでから、申し込みを決意したんです(笑)。皆さん「楽しかったです」と書かれていたのが印象的でした。

印象的でした。

——タイミーで募集しているドライバー職は、どのような業務内容なのでしょうか。

小林さん:
ドライバーと一緒に配達・集荷・現場作業を体験していただきます。といっても、職場の雰囲気と仕事の楽しさを知ってもらうことを目的としているので、いきなり作業を一人でやってもらうことはありません。配送するトラックに横乗り(助手席に座る)してもらって、実際にドライバーから現場の話を聞いていただいたり、配達する際に補助していただいたり……という内容です。

菅谷さん:
仕事に同行してもらうことで、ドライバー職がどのようなものか肌で感じてもらえることを目的にしていますので、未経験の方でも問題なく働くことができます。

未経験の方でも問題なく働くことができます横乗りとは、助手席に乗って配送や集荷のサポートをすること

——ワーカーからのレビューにおいて「またここで働きたいですか?」という項目に関しては99%という高評価(2024年4月現在)です。タイミーでドライバーを募集をする際にどのようなことを意識されているのでしょうか?

小林さん:
まず業務に入ってもらう前に、必ず支店長と当日横についてもらうリーダーとコミュニケーションを取る時間を作っています。といっても、これはお互いを知ってもらうための雑談のような場。正直な話、体力を使う仕事ではありますから、「思っていた業務と違った」「入社したら違った」ということにはしたくないんです。ですから、必ずコミュニケーションを取ってできるだけ理解を深めていただけるように心がけています。

始まる前は「普段、どんなことをしてるの?」「今日はどうやってきたの?」などたわいもない話でリラックスしてもらえるように。そして、終了後はお弁当を食べながら「どうでしたか?」と感想を聞きつつ、疑問や不安な箇所をなくすようにしています。

和田さん:
最初に支店長とお話ししたときは本当に緊張しました(笑)。でも、ラフにお話しできたのでリラックスできましたね。

菅谷さん:
面接でお会いするよりも、タイミーで仕事に触れていただいた方がすっと理解いただけるのだと思います。スーツを着て堅苦しい場面では、お互いに緊張してしまいますからね。

石原さん:
やる気満々でドライバーの仕事に臨んだのですが、いきなり支店長との雑談がスタートしたで驚きました。でも、気がついたら支店長やリーダーに人生相談してるのか、と思うぐらいいろんなお話を聞いていただいて(笑)、すごく人を大事にしてる会社なんだと感じることができました。

——ドライバー業務終了後の面談では、就職への意思確認なども行ってるのですか?

小林さん:
もともと、ドライバー職も志望してくださる方を集めようとした募集ですが、最終的な意思決定はご本人に委ねています。私たちから強制するものではありませんからね。

葛岡さん:
タイミーで体験して好感触を得たたからといって、現職がある方も多く、すぐに正社員に結びつくわけではありません。でもね、「いつどうなるかわからないから、とにかくコツコツやろうよ」と小林リーダー、菅谷リーダーと話し合ったんです。

菅谷さん:
その場で回答をいただける方もいれば、「少し考えます」と持ち帰る方もいます。興味を持ってくださった方とは連絡先を交換し、いつでも気軽に連絡を取れるような状態にしています。

小林さん:
でもタイミーでのドライバー体験を通じて、興味を持ってくださる方は増えてきました。昨年末ぐらいから取り組むようになって実際に入社が決まったのは十数人ぐらい。興味を持っていただいた方に、「今度は違う作業をやってみませんか?」など次のお誘いするようになってから採用まで結びつく確度が変わってきたと思います。

確度が変わってきたと思います。西濃運輸 市川支店 リーダー 小林喜則さん

葛岡さん:
タイミーで募集を繰り返すうちに、だんだんと自分たちのスタイルも確立されてきました。でも大切にしていることは、「ワーカーさんにとっては一度きりの貴重な機会」だということ。どうすれば良い体験をしてもらえるのか、どうすればドライバー職に興味を持ってもらえるのか、全力で向き合わなければと試行錯誤を繰り返しています。

——お話を伺っていると、ドライバーの方をはじめ、人を大切にされている印象を受けました。それ以外に、御社が大切にしていることがあれば教えてください。

小林さん:
運送業界ってもしかしたら3K(きつい・汚い・危険)のイメージが強いかもしれません。しかし、お客様を相手にする仕事ですから、身だしなみや環境など、“清潔さ”を心がけています。例えば使用したトラックは毎日綺麗にする。すると「大切に扱おう」と自然に安全意識が生まれる。この意識がドライバー自身の安全にもつながるので非常に大事なんですね。

菅谷さん:
私たちはエコ運転にも取り組んでおり、ブレーキの踏み方に対しても丁寧さを徹底しています。この心がけ一つで、ガソリンの燃費量が変わるんです。ドライバーが環境を意識して働くことに率先して取り組んでいます。

他には、頑張っているところを正当に評価してくれるところでしょうか。お客様からの声もしっかり評価に反映されるのはドライバーとして非常にやりがいがあります。私もリーダーという役職を任せていただいてますが、頑張ったらちゃんと返ってくる。もちろん、苦戦している人にはしっかりフォローしあえるチームワークも大切にしています。

年齢や経験年数に関係なく認め合える部分も働きやすさにつながっていると感じますね。

働きやすさにつながっていると感じますね西濃運輸 市川支店 リーダー 菅谷涼介さん

新しい風によって業界のイメージを変えていく。西濃運輸の想い

——和田さん、石原さんは入社してまだ数か月ですが、今後どのようなドライバーになりたいと思いますか?

石原さん:
日よって何十件もの配達を担当させていただくのですが、取引先から覚えてもらえることが何よりも嬉しいんです。「西濃さん」ではなく「石原さん」と呼ばれることにやりがいを感じています。今後は任せてもらえるエリアも広がっていくので、お客様に喜んでもらえるようなサービスを提供していきたいです。

和田さん:
大型免許の取得はもちろんですが、運転操作についてしっかり技術を習得したいです。やはり西濃の看板を背負って配達を任せていただくわけですから、安心安全を第一に配達できるようになりたいです。

安心安全を第一に配達できるようになりたいです

——お二人から熱い想いを宣言していただきましたが、リーダーから何かアドバイスをお願いします!

小林さん:
先ほど和田くんからも話がありましたが、我々は「絶対に事故をしない」を徹底しています。交通ルールを守るのは当然ですが、これまでの運送業界は「スピードを出す」「荒い運転をする」という悪いイメージを持っている方も多かったと思います。だからこそ、西濃運輸では、安全に関する教育に力を入れてきました。仕事に慣れていっても、「安全安心」を忘れないで取り組んでほしいですね。

菅谷さん:
それを後輩たちに教えてくれるような存在になってくれると嬉しいです。

——最後に、業界の今後や想いについて葛岡さんから一言メッセージをいただけますか?

葛岡さん:
最近では、タイミーで応募してくれるワーカーさんと面談するのが何よりも楽しいんですよ。「今日はどんな人が来てくれるんだろう」ってワクワクしちゃう。これだけ多くの方がドライバーに興味を持ってくれているということは、我々にとって非常に誇りです。

ドライバーの人手不足問題はある一方で、ここ最近は、さまざまな分野で活躍されてきた優秀な人たちがタイミーで応募してくれたり、入社を決めてくれたりしています。これは我々にとって非常にありがたいこと。我々が当たり前としていた凝り固まった考え方を打ち砕いていくことで、私はこの業界が本当に良くなると確信しているんですよ。

既存社員にとっても「やばい、このままじゃだめだ」と刺激になる部分もあるでしょうし、良い方向に活性化していく未来しか見えません。我々の風習を当たり前だと思わず、思いっきり組織を変革していってほしい。西濃運輸ならば、成し遂げていけると信じています。

西濃運輸ならば、成し遂げていけると信じています

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(取材・執筆・編集:齋藤裕美子、撮影:髙橋亘)

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/media/タイミーラボ編集部
タイミーラボ編集部

タイミーラボは、株式会社タイミーによるオウンドメディアです。

https://lab.timee.co.jp/

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