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リタイア後、趣味や生きがいを見つけられずに、時間を持て余してしまったり、孤独感を味わってしまったりするシニアの方は少なくありません。
今回取材した田中さん(60) は、3年前にタイミーを使い始めてからなんと700回以上*も働いている超ベテランワーカー。一見アクティブにも感じられる田中さんは、タイミーを始める前、社会との繋がりの希薄さを感じていたと話します。
そんな田中さんがタイミーをここまで繰り返し利用する理由とは何なのか。意外な利用方法をお聞きしました。
*500万人のワーカーさんの中でTOP10に入るほど多い勤務回数(2023年7月時点)
「働く」を通じて社会とのつながりを感じる
—— タイミーを使い始めたきっかけを教えてください。
きっかけは、コロナ禍でした。
5年ほど前、そろそろのんびり過ごそうと思って当時勤めていた銀行をやめたんです。やめてすぐの頃は、一人で車に乗って旅をしたり、現役時代の友達と飲みに行ったりしてのんびり過ごしていたんですが、そこにコロナが到来。誰とも会えず、外出さえできないような状態になってしまいました。
最初は、家でパソコンと睨めっこしながらずっと株の売買などをしていましたが、「こんなことを1日中やってたら気が滅入ってしまうな」と思い始め......。
そんな時、偶然CMでタイミーのことを知って、試しに登録してみることにしたんです。
—— 実際にタイミーを使ってみて、いかがでしたか?
最初に勤務した某大手リユースショップの倉庫作業が、すごく良い体験でした。作業を教えてくれた人がいい人で、勤務後にもタイミー上ですごく丁寧なコメントをもらったんです。
「また来てください」とコメントをもらうと、評価されてよかった、また行きたいな、ってすごくモチベーションになるんですよね。
また、自分の知らない世界を知れることもとても楽しかったです。現役時代は証券会社に銀行とずっと金融業界にいて、様々なお客さんと関わっていたので、知っているつもりではあったんですが、タイミーを始めてそんなことはなかったことに気づいたんです。
—— 具体的には、どんな業界で働いたことが印象に残っていますか?
一番印象的だったのは物流倉庫でのお仕事です。それまで全く知らない業界でしたし、そこで働いている人ってすごいな、物流って日本を支えているんだな、と痛感しました。微力ではありますが、その一翼を担えて良かったとも思いましたね。
また、コロナ禍において自分のお店(飲食店)が閉まってしまった方、仕事がなくなってしまった方にたくさん出会ったんです。「コロナ禍で仕事を失った人が増えた」みたいなニュースはよく見ましたが、社会情勢を肌で実感したというか。「お店が復活したら是非行かせてください」と会話したことは、今でも憶えています。
「世の中や経済の動きを、タイミーで知りました」
—— いろんな会社に行く中で、いろんな人に出会いますし、「社会」を実感する機会になりますよね。700回以上も働いていただいていますが、ここまでリピートされている理由は何ですか?
もともと金融業界にいたというのもあって、退職してからは個人で株の売買をしているんですが、どんな銘柄を買うか?今の社会情勢はどんなものなのか?の参考に、タイミーがとても役立っているんです。
現場で働くと、会社の社風や職場環境を知れるので、どんな会社かがよく分かります。株主総会に行ったりアナリストレポート見たりして日頃情報を追ってますが、現場を知ること以上に有益な情報ってないなと思ってます。
—— 生の情報が金融取引の参考にもなるんですね!具体的には、どんな経験が参考になりましたか?
サービスエリアで働いた時、人の入り具合や繁盛具合、お土産の売れ行きを見て、「そろそろコロナも落ち着いて、レジャーの需要も増えてきているのかもしれない」ということを実感して。そこから、お土産を扱う会社の株を買うかを検討しましたね。
タイミーで働くことで、世の中や経済の動きがどうなっているかをリタイア後も知ることができています。
「自分のペースで働けるから、体力的にも無理はありません」
—— シニアの方ですと、体力面などで不安があってタイミーを始められない方も多いのですが、その点はいかがですか?
4〜5時間の案件に申し込むことが多いので、その点は問題ないです。たしかに、8時間勤務を週5日となるときついかもしれませんが、タイミーなら自分のペースで働けますからね。
それに、自分がアルバイトをしていた学生時代とは時間管理の感覚も変わっています。昔は30分以上早く来て当たり前、退勤時間がオーバーすることなんて茶飯事という感覚でしたが、今は時間通りに始まって時間通りに終わりますからね。今はアルバイトに対してのコンプライアンス意識が高い企業が多いと思います。
ちょっときつかったり危なかったりする作業は社員の方が「代わりにやりますよ」と気を遣ってくれるので、意外と体力的には余裕がありますよ。
—— たしかに、自分のペースで働けるのは体力的にも良さそうですね。
好きな時に好きな仕事をする......。タイミーの利用は、「究極の働き方改革」だと思ってます。最近は、友だちにもタイミーのことをよく勧めているんです。
私と同年代の人たちにとっては、学生時代から40年経って、また「アルバイトをする」っていう概念がないし、今のアルバイトがどんなものなのかわからないんだろうなって思います。
同年代の人には、社会とつながりを持ちたい、社会のことをもっと知りたいなど、目的は何でもいいと思うので、とにかくやってみて!とお勧めしたいです。
- タイミーラボ編集部
タイミーラボは、株式会社タイミーによるオウンドメディアです。
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