私のタイミー生活

「計画的に旅を楽しめるようになった」バイクで日本一周をする旅人に、タイミーの使い方を聞いてみた

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「計画的に旅を楽しめるようになった」バイクで日本一周をする旅人に、タイミーの使い方を聞いてみた

目次

全国の美しい景色を見て周り、名産品を食べ、新しい人たちとの出会いを楽しむ。

「日本一周の旅」と聞くとワクワクしてきます。しかし、お金や時間の制約を考えると、挑戦するハードルが高いと感じる方もいるでしょう。

そうしたなか、山口県在住の吉田裕章さんは昨年(2021年)、勤めていたホテルを辞め、日本一周を決意しました。愛車の『デルビGPR50』にまたがり、タイミーで仕事をしながら旅をしています。

※旅の様子を発信する吉田さんのTwtitterアカウントYouTubeチャンネル

好きな場所で寝泊まりして自由に働くそのスタイルは、働き方・生き方のロールモデルの1つかもしれません。

なぜ吉田さんは、仕事を辞めてまで日本一周の旅に出ることにしたのか。旅を通じて得たものとは。やりたいことに真っ直ぐな人生を送る旅人に、旅の魅力とタイミーの使い方を聞きました。

▼タイミーの使い方はこちらの記事をチェック


【タイミーの使い方】登録から入金まで解説|社会人2年目が働いてみた | タイミーラボ - スキマで働く、世界が広がる。

パッとスキマ時間に働けて、サッとお金をもらえるところが魅力の一つですが、「働ける業界や仕事内容には限りがあるんじゃない?」「本当にすぐ入金されるのかな」と利用に踏み切れず、不安を感じる方も多いかと思います。  そこで、「つかってみたいけどなんだか不安で、結局挑戦できていなかった」というシントウ(24)が、タイミー登録から勤務、入金までの一連の流れを実際に体験。

lab.timee.co.jp

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学生に「人生の可能性」を見せたい

ホワイトボードに書かれた日本一周の文字

——吉田さんが「バイク旅」を始めた背景を教えてください。

バイク旅を始める前は、山口県でホテルマンとして働いていましたが、2021年4月頃、3度目の緊急事態宣言を機に仕事が激減してしまったんです。何か新しい仕事を始めようと考えている最中、たまたまホテルにアルバイトで来ていた大学生たちに、卒業後の進路を聞く機会がありました。

そこで、僕は愕然としたんです。

大学生たちは口を揃えて、「進路は、とりあえず公務員かな」と話していて。高卒の僕から言わせれば、せっかく大学を卒業できるなら、他にもいろんな選択肢があるはず。なんだか夢がないな、ともやもやしました。

この子たちに「いろんな生き方の選択肢を見せてあげたい」「自分が挑戦する姿を見せることで、人生の可能性の大きさを知ってほしい」。そんな想いから、「日本一周の旅」への挑戦を決めました。

——素敵な想いがあったんですね。現在の旅の状況を教えてください。

旅のスタートは、地元の山口県。日本海側から北海道まで上り、太平洋側から下る。四国と九州を周って、半年で一周しようと考えていました。

いまは一時的に、山口に帰ってきています。というのも、旅の途中で出会った仲間たちと沖縄に行くことになり、移動費を貯めているんです。

——旅も終盤に差し掛かっています。出発してから10ヶ月ほどですが(取材日は2022年4月)、どんな行程だったのか教えてもらえますか?

旅の前半、北海道に北上する間は、ハンドメイドのストラップを路上販売しながら移動していました。会社を辞めてすぐに出発したので、貯金がまったくなくて...。

山口県のビーチで拾った貝殻でストラップを作り、「ストラップの売り上げで日本一周」と書いた看板を掲げながら旅をしていると、心優しい方々が応援の気持ちで購入してくれるんです。

1日の最高売り上げは、2万円。北海道に到着するまでの1ヶ月間は、そのお金だけで生活できました。

駐車したバイクと風景

——すごい行動力! 北海道に着いてからはどんな生活を送られたんですか?

8月の頭に北海道に着き、富良野、釧路、十勝と移動しました。

農家さんのポストに履歴書を投函して、連絡をいただいたスカイ農園や長芋農園などで、お手伝いをさせていただいたんです。さらに、タイミーで見つけた高田農園というトマト農家さんでも働きました。

旅の中で一番やりたかったことが「自給自足のスローライフ生活」だったので、その最前線をいく農家さんと働けることが嬉しくて、自然と作業がはかどりました。その結果、いくつかの農園から「次の収穫が終わるまでいてほしい」と言っていただいて。予定より大幅に滞在時間が長くなってしまったんです(笑)。

到着してから3ヶ月後の11月末、ようやく北海道を出発しました。

道の駅で「50万円」の盗難にあう

道の駅で「50万円」の盗難にあう

——順調に旅が進んでいきますね。

実は、ここからが大変だったんですよ。

岩手までの道中、道の駅でひと休憩している時に、なんと、 バイクの中に入れていたお金が置き引きされてしまったんです。その額、50万円。北海道で貯めた全額です(笑)。

手持ちは数千円しかないし、ストラップを作るための貝殻もない。どうしようもなくなって、タイミーで仕事を探すことに。仙台にいけば、案件がたくさんあることがわかったので、急いで移動しました。

ただ、ここでも事件が起きます。

仙台に入ったあたりで、バイクが壊れてしまいました。しかも、乗っていたのはスペイン産のバイク。日本にほとんど流通していないものだったので、バイク屋さんからは「修理の仕方がわからない」と言われる始末でした。

バイクを停車させておく場所だけ借りて、自前で修理することに。部品も海外からの輸入が必要なので、ある程度、まとまったお金が必要になります。そこで、テントが張れる公園に寝泊まりしながら、タイミーでのアルバイト生活を始めたんです。

結局、バイクが直るまでに1ヶ月かかり、年越しは仙台で過ごしました。

公園に張られたテント

タイミーで見つけた「新しい旅の楽しみ」

——災難でしたね。そこで、タイミーを本格的に使うようになったんですね。

そうなんです。でも、そのおかげで面白い体験ができました。

僕がよく働いていたのは、地域の倉庫整理やスイーツを作る工場です。そうした場所で働くと、地域によって売れている商品の違いや、食文化の違いを知ることができます。

また、地元の人との繋がりもできました。旅行雑誌に載っていない美味しいお店や温泉など、 地元ならではのおすすめ情報を教えてもらえるんですよ。

タイミーで働くことで、「新しい旅の楽しみ」を見つけられました。それからは、訪れた地域で頻繁に利用し、地元の人と交流しながら旅をしています。

吉田さんが滞在した地域

——地域に入り込めるからこその体験ですね。

さらに、収益を計算できるので、計画的な旅が可能になりました。路上販売だけだと売上見込みが立たず、地域の名産を食べたり、観光をしたりしたいと思っても、どのくらいお金を使っていいかがわかりません。

タイミーなら給料が明示されていて、さらに即入金もされる。お財布事情を考慮しながら、旅を最大限楽しむことができるんです。

最近は、旅仲間にもおすすめするようになりましたよ。「リゾートバイトじゃなくて、タイミーを使って野宿バイトしよう」って(笑)。

人との出会いが一番面白い。旅の先に描く未来

吉田さんと旅仲間の皆さん

——旅とタイミーの相性が良いというのは、新しい発見です。仙台でバイクを修理したあとはどうされたんですか?

太平洋側を下り、関東、東海、近畿地方を訪れました。日本一周のためには、四国と沖縄が残っています。

最近は、徐々に旅仲間も増えてきました。北海道で出会った仲間から、大阪に呼び出されたり、九州でおこなうBBQに誘われたり。今後向かう予定の沖縄も、その仲間たちと一緒に行きます。

——「人との出会い」は、旅の醍醐味ですよね。

旅には綺麗な景色が見られるという良さもありますが、正直、だいたいのところは観光マップやSNSにすでに載っていますから。 やっぱり「人との出会いが一番面白い」。

旅をしている人は、内容も目的もそれぞれで、話すと良い刺激をもらえます。ショッピングカートを押して旅をしたり、人力車で日本一周をしたりする人もいました。

仲間内で一番盛り上がったのは「困った差し入れあるある」を話した時。訪れた地域の人が、お弁当やジュースをくれるのは嬉しいんですが、なかには、日本酒を渡してくる人もいるんです。

バイク旅で、お酒は飲めないですよね(笑)。

袋麺の差し入れは、嬉しかったよう

また、野宿をしていると、いろんな人がテントに来てくれます。ある町では、日本一周をしていることが珍しかったらしく、町中のご婦人がテントの周りに集まってきました。旅の話を2時間ほどして、終わったらお菓子をくれたんです。

旅のおかげで、いろんな温かいつながりができました。

——なかなかない体験(笑)。日本一周も終盤に差し掛かりましたが、今後の予定はありますか?

沖縄と四国を周ったら、1周目の旅は一旦終わりにしようと思っています。

でも、僕の旅は完結しません。

原付では行けなかった場所がいくつもあるし、知り合った人たちから「またきてね」というリクエストももらっています。新しいバイクにまたがって、2周目の旅を始める予定です。

ただ、その前に、旅仲間と共にゲストハウスとキャンプ場を作ることを計画しています。山口県のとある限界集落に、いろんな人が立ち寄る場所を作るんです。

完成し次第、2周目をスタートします。

行きたいところをすべて周れたら、次は自分が旅をサポートする立場になれたらと考えているんです。旅の拠点をつくったり、情報発信をしたりして、新しい旅人たちに経験を伝えていきたいと思っています。

「僕は一生、旅人でいたい」

「僕は一生、旅人でいたい」_01

——冒頭で話されていた、生き方の選択肢を見せるということにつながりそうですね。改めてお伺いしますが、旅を通じて、ご自身にどんな変化がありましたか?

この旅を経て、「やりたいことをしながら生きられる」という確信を得ました。

僕は、18歳で初めて旅をして、その楽しさを知りました。でも、生きていくためにはちゃんとした仕事をしなきゃならないと感じて、旅を終えて、定職につくことを選んだんです。

でもいまは、アプリが発達したことで、旅をしながらお金を稼ぎ、家賃も税金も払うことができる時代。このスタイルで生きていけると、自信を持てました。

また、ホテルマン時代に抱えていた ストレスから解放されたのも大きかったです。あの頃は、時間に追われていて、自分が好きなキャンプや釣り、バイクに使う時間が取れませんでした。夜勤も当たり前の激務ですから、休みの日すらも疲れて動けなくて......。

でも、旅を通してそうじゃない人生に出会えた。好きなところにテントを建て、好きなところで寝る。必要なだけ仕事をして、残りの時間は好きなことに使える。自由な生活のおかげで、人生を最大限楽しむことができています。

——素敵な変化ですね。吉田さんのお話を聞くと、旅をしてみたくなります。

物理的な旅もぜひやってほしいですが、 多くの人が、「やりたいことを実現する」という意味で、自分なりの旅ができると良いと思っています。

最近はなんだか、将来の不安を語り、現実的な選択をする人も増えてきています。でも、やりたいことがあるなら、とりあえず挑戦してみたらいいんですよ。

現実を考える前に、どうやったらできるかを考えるんです。そうやって選んだ道なら、たとえ失敗したとしても、自分の責任として納得できるはず。僕をみてください。お金を盗まれても、バイクが故障しても、死なないから(笑)。

僕は今後も、今回で学んだことを活かして、挑戦し続ける人生を歩んでいきたいと思います。 僕は一生、旅人でいたいんです。

「僕は一生、旅人でいたい」_02

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/media/タイミーラボ編集部
タイミーラボ編集部

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