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家事代行のアルバイトってどんな仕事？大学生でも働ける？向いている人などを解説

お仕事ノウハウ

公開日：2023.08.21
更新日：2024.07.17

近年、共働き夫婦や高齢者世帯の増加により、家事代行サービスに注目が集まっています。家事代行バイトは、「家の仕事でしょ？誰にでもできるのでは？」と思う方もいるかもしれませんが、大変なことも多い仕事です。

本記事では、家事代行サービスの仕事内容、大変なところ、メリットなどを紹介するほか、どんな人に向いているかについても解説します。家事代行バイトに興味を持っている人は、ぜひ参考にしてください。

家事代行サービスは今人気のサービスの一つ！

家事代行サービスとは、契約者である個人宅を訪問し、家主や家族の代わりに家事を行う仕事です。近年、家事代行サービスの市場規模は広がっており、今後も拡大が見込まれています。

主な理由としては、高齢化社会、共働き世帯、単身世帯の増加が挙げられます。いずれの場合も、体力的な理由や時間の制約によって家事を思うようにできない人が増えているためであり、これらを解消するのが家事代行サービスだと言われています。

実際、2023年6月に閣議決定された「骨太の方針2023」「女性版骨太の方針2023」に家事支援サービス・シッターサービスの利用普及が盛り込まれ、国としても利用に力を入れていることがわかります。

（参照：内閣府｜経済財政運営と改革の基本方針 2023、女性版骨太の方針2023 （女性活躍・男女共同参画の重点方針2023）概要）

家事代行は、家事に対するそれぞれの価値観の変化から、時代のニーズに特化したサービスの登場も期待されており、今後ますます需要が高まっていくと予想されています。

家事代行バイトの仕事内容

私たちの日常生活では、さまざまな家事を行いますが、家事代行サービスが担当するのは、料理・洗濯・掃除・ゴミ捨てといった基本的な家事がほとんどです。

しかし、最近では、料理のための買い出し、ペットの散歩やエサやり、エアコン、ガスコンロ、換気扇などといった個人では難しい箇所の清掃など、生活の困りごとをお手伝いする家事代行サービスも増えています。

家事代行バイトの平均時給

「求人ボックス給料ナビ」（2023年7月5日更新分）」によると、家事代行サービスで働く正社員の平均年収は433万円、派遣社員の平均時給は1,237円、アルバイト・パートの平均時給は1,099円です。

アルバイト・パートの時給は940円〜1,395円と幅広く、地域による相場や経験・スキルによっても変動します。また、家事代行サービスは、雇用形態にかかわらず、時給制を採用しているのが一般的です。

家事代行バイトのデメリット・大変なところ

家事代行バイトの大変なところ

近年、家事代行バイトは、人気が高まってきていますが、実際に仕事をしていると、大変だと感じることも多いようです。以降では、家事代行バイトの大変なところについて解説します。

家事仕事は体力が必要

家事仕事は、思っている以上に重労働であり、体力が必要です。料理の作り置きのための大量の買い出しや溜まっている衣類の洗濯など、普段の家事以上に体力を必要とする場面もあります。任されている業務を怠ったり、手抜きをしたりするのは業務怠慢と捉えられかねません。また、家具の移動や電球の取り替えなど、体力を要する作業も多いようです。

時間内に仕事が終わらない可能性があるほか、自分では対応できそうにない仕事がある場合は、事前に依頼者や所属会社に相談するようにし、何か代替できる方法がないか先に考えておくことが大切です。

時間内に依頼内容を完了させる必要がある

家事代行バイトは、定められた時間内に依頼内容を完了させる必要があるため、効率よい仕事の段取りを自分で考えなければなりません。

また、複数の家事を同時に行う器用さも求められます。効率よく進めていくためには、仕事量を把握したうえで、正確なスケジューリングを行う習慣を身につけていきましょう。

個人宅で仕事をするのがほとんどのため、気をつかう

家事代行バイトの勤務先は、個人宅であるため、最大限に気をつかわなくてはなりません。家事代行バイトで気をつけたいポイントは、以下のとおりです。

清潔感のある身だしなみを心掛ける
仕事中にかいた汗が床に落ちないようにタオルを携帯する
家財・インテリアなどに触れる際には細心の注意を払う
個人が所有する調理道具や家電を扱うため、使い方や置き場所を把握し、丁寧に扱う

家事の方法や仕上がりの基準は、人それぞれです。事前に利用者とすり合わせを行ったうえで、求められている状態についてしっかり把握しておきましょう。

家事代行バイトのメリット・やりがい

家事代行バイトのメリット

ここまで説明したように、家事代行バイトは大変なところも多い仕事ですが、その分メリットも大きいです。以下、家事代行バイトのメリットについて解説します。

短時間勤務が可能

家事代行バイトの勤務時間は、1件当たりの平均が2時間程度です。そのため、家事、育児、学業のスキマ時間を有効につかうことができます。

もちろん、依頼の内容によっては、長時間勤務になったり、1日に数件訪問したりといったケースもあり、まとまった時間で勤務することも可能です。家事代行バイトは、自分のライフスタイルに合わせて働けるため、主婦・主夫や学生など空いた時間を有効活用したい方に向いているアルバイトであるといえるでしょう。

プライベートにも役立つスキルが得られる

家事代行サービスを提供している会社は、スタッフが勤務先の個人宅に伺って一人で活躍できるように、家事スキルやマナーについての事前研修を行うのが一般的です。これにより、家事スキルがアップし、自信・やる気につながって、依頼数が増える可能性もあります。

また、家事代行バイトで身についたスキルは、プライベートでも生かすことができます。日常の家事についても効率よく進められるようになれば、自分の時間や家族と過ごす時間を増やすことにもつながります。

【口コミ】家事代行バイトのレビュー

家事代行の仕事内容を紹介してきましたが、実際に働いたことのある人の反応はどうなのでしょうか。タイミーのアプリを使って家事代行のバイトを経験したワーカーの口コミを紹介します。

別荘の清掃を行いました。初めての勤務でしたが、慣れている方と一緒なので分からないことはすぐ質問出来てとても働きやすかったです。（40代・女性）

新しい経験をさせていただきました。丁寧なご対応とご指示いただきありがとうございました！（40代・女性）

家事代行サービスのアルバイトに向いている人

家事代行サービスのアルバイトは、難易度がそれほど高くないと思われがちです。とはいえ、誰にでもできる簡単な仕事ではありません。では、一体どんな人が家事代行バイトに向いているのでしょうか。

家事が得意・きれい好き

家事代行バイトは、家事が得意・きれい好きな人に向いています。「家事が得意」とは、料理、洗濯、掃除などの家事全般が苦にならず、楽しみながらできることを意味します。

「きれい好き」とは、「使用済みの食器はすぐに洗う」「掃除が日課になっている」ような清潔な状態を維持する人のことです。きれいに対する感覚が鈍い人は、汚れに気づきにくく、適切な家事を行うことができません。

人の役に立つ仕事が好き

家事代行バイトは、人の役に立つ仕事が好きな人に向いています。家事代行は、何らかの理由により家事を思うようにできない人に代わって行う仕事です。そのため、困っている人の役に立つのが好きな人であれば、自分の努力によって利用者が喜ぶことをモチベーションとし、やりがいを感じることができるでしょう。

気配り上手

家事代行バイトは、相手の期待以上のことを率先できる気配り上手な人に向いています。たとえば、ごみ捨てを頼まれたときに、ごみ袋が残り少ないと気づいたら、「そろそろ無くなりそうなので、新しいごみ袋を用意しましょうか？」といった配慮ができることです。

家事代行バイトの利用者の多くは、家事が不得意な人、あるいは家事に多くの時間をかけられない人であるため、気配りのある親切な対応が必要とされます。

どんな世代の人とも円滑にコミュニケーションが取れる

家事代行バイトは、どんな世代の人とも円滑にコミュニケーションが取れる人にも向いています。家事代行サービスは、仕事が忙しくて家事に手が回らない20代30代の方から、力仕事が難しくなってくる60代70代の高齢者まで、幅広い世代が利用します。また、ファミリー世帯であれば、小さな子ども用のご飯の用意を作るなど、子どもと接する機会も多いものです。

このように、利用者には幅広い世代の人がいるため、どんな世代・性格・価値観の人とも適度な距離感を保ちつつ、円滑なコミュニケーションをはかることが求められます。