ビールの売り子のアルバイトはどんな仕事？仕事内容や向いている人の特徴を解説

ビール売り子（beer vendor）のアルバイトは、個人の売上に応じた給料を設けている場合が多いことや、華やかそうなイメージから人気の高いアルバイトのひとつです。興味のある方も多い一方で、「体力的にハード？」「ノルマは？」「どれくらい稼げるの？」など、疑問点も浮かぶ方もいるのではないでしょうか。

この記事ではビール売り子のアルバイトについて、仕事内容やメリット・デメリット、向いている人の特徴などを詳しく解説していきます。

ビール売り子のアルバイトの仕事内容

ビール売り子は、野球場やサッカーのスタジアム、プロバスケットリーグの会場などで観客にビールを販売する仕事です。ビールタンクを背負って観客席を歩き、注文が入ったらその場でビールをコップに注いで提供します。基本的には、会場内で自分の担当エリアが割り振られるため、そのエリア内を歩いて周り、お客様からの注文を受けます。

販売するものは主に生ビールですが、そのほかハイボールやチューハイなどのアルコール類やおつまみ、アイスなどを扱うこともあります。

ビール売り子のアルバイトの募集時期は？

ビール売り子のアルバイトは、一般的にはスポーツのシーズン開幕に合わせ、その少し前の時期に募集が増えます。例年、シーズンが開幕するのはプロ野球が3月、サッカーが2月末頃です。そのため、早くて1月ごろから募集を始める場合が多く、観客動員数の多いスタジアムの場合、募集も早い時期から行われることもあるようです。

学生や若年層に人気の高いバイトのため、定員を大きく上回る応募があれば募集が早めに締め切られてしまうこともあるようなので、気になっている方はこまめにチェックしましょう。

ビール売り子のアルバイトの時給相場

多くの場合、ビール売り子のアルバイトの給料は、時給や日給といった基本給に歩合給をプラスして計算されます。天候や客入りによって売り上げには差が出てしまいますが、基本給が定まっているので安心です。

時給相場は1,000～1,200円で、歩合は売値の数パーセント、ビール1杯あたり30～50円程度であることが一般的です。頑張り次第で収入を上げることもできるため、通常の接客業と比べると、時給はやや高めの傾向です。

ただし、勤務時間はスポーツの試合時間に限られるため、実質3時間前後となるケースが多いです。短い時間の中で効率よく売り上げを上げるために、アピールしたり目立ったりなど工夫も必要になります。

ビール売り子のアルバイトをするメリット

ビール売り子のアルバイトには、さまざまなメリットがあります。ここでは４つのメリットについて説明します。

接客スキルが身につく

ビール売り子のアルバイトは、ただぼんやりと歩いているだけではなかなか売り上げが伸びないので、観客にアピールすることが必要です。飲み物を欲しそうにしている人を探して積極的に声かけをしたり、手を上げて自分の存在に気付いてもらうアピールをしたりといった工夫を重ねることで、売り上げだけではなく接客スキルが身につきます。

「試合勝ってますね！」などお客様との会話を盛り上げることで売り上げを伸ばしたり、よく周りを観察して声をかけるタイミングを見計らったりなど、状況をよく観察して臨機応変に対応するスキルは、ほかの仕事でも応用できる魅力的な能力です。

同世代の仲間ができる

スポーツの試合は、学生が働きやすい平日の夕方や土日に開催されることが多く、アルバイトにも若者が多く集まります。さらにビール売り子には人とコミュニケーションを取ることが好きな人や、スポーツ観戦が好きという人も多いため、活気ある雰囲気の中で、共通の話題で盛り上がれる同世代の仲間が増えやすいアルバイトといえるでしょう。

勤務時間が短く、比較的高時給で働ける

ビール売り子は基本給に売り上げに応じて報酬がプラスされる歩合制が一般的なため、売れば売るほど稼げるためモチベーションも上がります。1試合ごとの勤務時間はおおむね3時間前後で、短い時間で効率よく稼ぐことができるのは大きなメリットです。

スケジュールが立てやすい

ビール売り子のアルバイトは、スケジュールが立てやすいこともメリットのひとつです。スポーツ試合の日程は開幕前に発表されます。あらかじめ確認しておけば先々の予定も組みやすくなるでしょう。

ビール売り子のアルバイトをするデメリット

ビール売り子のアルバイトにはメリットがある一方で、デメリットもあります。ここでは3つのデメリットについて解説していきます。

体力的にきついと感じることがある

仕事中は基本的にずっと立ちっぱなしの上、重いビールタンクを背負って、傾斜のある観客席を歩き回らなければなりません。そのため、人によっては体力的にきついと感じる場合もあります。

ビールタンクの重さは、容量などにもよりますが、およそ16～20kgと言われています。タンクを持って歩き回ることが必要になるため、体力に自信がない人には厳しい仕事と言えるでしょう。

ただしその分、続ければ筋力がついて鍛えられ、運動不足解消やダイエットにもなるメリットもあります。

販売ノルマを設けているケースもある

場合によっては、販売ノルマを設けているケースもあります。アルバイトを始めたばかりのころや、まだ仕事に慣れてない場合には、ノルマを達成することが難しいと感じることもあるかもしれません。

ノルマの達成が難しい場合は、アピールの仕方を変えてみたり、売り上げを伸ばしている先輩に販売のコツを聞いてみたりするとよいでしょう。

天候の影響を受けやすい

屋根のないスタジアムでは、客入りが天候に左右されることも多く、悪天候だと試合自体が中止となる可能性も。寒い環境下ではビールが売れないこともあります。

また、雨風に打たれたり、猛暑の中で動き回るのは、いつも以上に疲れてしまいます。

そこで、雨でも滑りにくく歩きやすいシューズを履く、雨よけのレインウェアを着用する、暑さ対策としてはネッククーラーを利用する、冷感素材のインナーを着用するなど、快適に仕事ができるように対策しておきましょう。

ビール売り子のアルバイトに向いている人の特徴

ここまで紹介したメリット・デメリットを踏まえ、ビール売り子のアルバイトに向いている人は、以下のような人です。

【ビール売り子のアルバイトに向いている人の特徴】

• 体力に自信のある人
• 自身のアピールが得意な人
• 人と話すのが好きな人
• スポーツが好きな人

最低限、重量のあるビールタンクを持って階段を昇り降りするための体力は必須です。また、観客との会話が盛り上がれば売り上げにつながるので、話が好きな人も向いているといえるでしょう。さらに、スポーツ好きであれば会話のきっかけがつかみやすくなるので、おすすめです。

ビール売り子のアルバイトをするならタイミーがおすすめ！

ビール売り子は、重いタンクを持ち運ぶため体力的にきついこともある一方、売り上げに応じて収入が増えるなど、やりがいを感じられるアルバイトです。接客スキルが身につく、体力が鍛えられるなど、メリットも多くあります。

また、短期・単発バイトで募集を行っていることも多い仕事です。タイミーでは、ビール売り子に限らず、自分のスケジュールや適性に合った短期・単発のアルバイトを多数掲載しています。初めての仕事にチャレンジしてみたい、自分に向いている仕事かどうか、実際に経験したみたいという人は、ぜひタイミーを利用してみてください。

タイミーラボ編集部

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