目次
タイミー利用者の中には、子育て世代の方が多くいらっしゃいます。しかし、「働きたいけど育児で難しい」「働くには家族に預けないといけない」など、働くことへのハードルが現実の問題として立ちはだかっています。
そこで、タイミーでは、子育て世代の「はたらく」を応援するため、お子様が民間施設で遊んでいる間に、スポットワークを体験していただく体験会イベントを開催しました。お子様が楽しく遊ぶことができる施設として、カンドゥーとスキッズガーデンの2社が本企画に賛同いただき、場所および実際の体験プログラムを提供いただきました。
今回は、2024年6月18日・19日に開催された「子育て世代の“はたらく”応援企画」の様子をレポート。体験された主婦の方に加え、協賛いただいた2社からも今回の取り組みについてお話をお伺いしました。
お母さん・お子さまにそれぞれ密着!体験レポート
開催日時 / 場所
今回の企画は2日程で実施しました。6月18日(火)はイオンモール幕張新都心にある「カンドゥー」、6月19日(水)はイオンモールむさし村山にある「スキッズガーデン」でお子さまが遊び、子育て世代の働き手の方は、その間に同館内の飲食店や小売店でスポットワークを体験しました。
1日目レポート
まずは集合場所であるカンドゥーへ。カンドゥーのマスコットイゴーが迎えてくれました。思わず抱きついてしまいます。
お子さんと別れて、お母さんは勤務先へ。今日の勤務先は「ディッパーダンクレープ」と「サンキューマート」です。
ディッパーダンクレープでは、フルーツカットなど食材の準備やレジ業務を担当しました。
「タイミーからきました!よろしくお願いします」と挨拶すると、店長さんが優しく応対してくださってほっと一安心です。
フルーツを切ったり、アボカドを基準量に分けたり。時にはレジ業務も行うなど、さまざまなお仕事を任せてもらいました。
サンキューマートでは品出しや袋詰めを行いました。
たくさんの雑貨で埋め尽くされるポップな店内。可愛い商品ばかりで袋から出す業務も思わず笑顔になります。
たくさんの種類があるので、間違えないように一つずつ袋から取り出して陳列していきます。向きを揃えるのがポイントです。
一方、お子さまたちはというと、カンドゥーの仕事体験に興味津々。自分の好きなものを詰め込んだオリジナルアイスを作ったり、モノレールを運転したり。
友達と一緒にお菓子作りの実験をしたり、警察官になって悪い人を捕まえたり……。大人も羨ましくなるぐらいの貴重な体験に、夢中になって遊んでいました。
時間が経つのも忘れて、あっという間に仕事が終了。久しぶりにお母さんと会えて子どもたちの笑顔が溢れます。
これで1日目は終了です!
※最後に子どもたちが働いて稼いだカッチンで買い物をしました。
2日目レポート
2日目の集合場所はスキッズガーデン。仕事にいくお母さんに頑張ってもらおうと、ハイタッチで元気にお見送り。
お母さんは同モール内にある勤務先へ。今日の勤務先は「丸亀製麺」と「Right-on」です。「今日はよろしくお願いします!」と挨拶します。
丸⻲製麺では長期勤務を目指す方への体験バイトのためオリエンテーション受けてから、調理を⾏いました。 オリエンテーションでは材料のこだわりを教わり、その会社の姿勢にすっかりファンになりました。
揚げ物の調理にも挑戦しました。ベテランのスタッフさんからサクサクの衣の秘密も、特別に教えていただいたそうです。
Right-onでは、品出しや仕分けを行いました。
一つずつ袋から取り出し、畳んで、仕分けをしていきます。商品を陳列しやすいように準備しておきます。
店長さんがいつも声をかけてくださるので、わからないことがあってもすぐに確認でき、仕事が捗りました。
お子さまはというと、プレイランドで大はしゃぎ。ジップラインに乗ったり、ボールプールで遊んだり。思いっきり身体を動かします。
魚釣りイベントやテレビ画面の中に自分で描いたイラストが登場するアートポンを楽しみました。
お仕事が終わったお母さんをお出迎え。「お仕事お疲れさま!」とイラストや写真をプレゼントします。
これで2日目も終了です!
※お仕事後、みんなでカフェで一休みをしたそうです。
【参加者インタビュー】6年半ぶりに仕事をした方も!タイミーで働いてみての感想
今回は2日間で4名の方に体験をしていただきました。実施後のアンケートでは、参加者全員が育児中に働く意欲が「向上した」と回答。「働くことが気分転換になったから」を全員が選択したほか、「働くことが楽しいと感じたから」「スポットワークなら、育児中でも働けると思ったから」という声が寄せられました。
また「あなたは、育児中も働きたいと思いますか」という質問に対しても、全員が「働きたい」と回答。事前アンケートでは、「子どもと過ごす時間を優先したいから」「自分の体力がもたなそうだという不安があるから」という理由で働くことに少し消極的だった方もいましたが、実施後アンケートでは全員が「働きたい」を選択。実際にスポットワークを体験することで働くことへのハードルが下がる結果となりました。
参加者の声を紹介します
- 詩乃さん
- 実はタイミーはダウンロードしていて、飲食店のホールや洗い場で働いたことがあります。今日働いたお店はよく家族でも利用していたクレープ屋さんだったので、働くことがとても楽しみだったんです。直前は少し緊張していたのですが、店長さんが温かく迎えてくださって。一つずつ優しく教えていただくことができて安心して仕事ができました。
子どもも非常に楽しかったようで、「友達ができて最高だった!」と笑顔で報告してくれました。まだ遊び足りなかったようです(笑)。
家の近くでもこのような機会があると嬉しいです!
- 山口 都さん
- 6年半ぶりのお仕事だったので前日は非常に緊張していました。「2時間だけで未経験者ができる仕事なんてあるのかな?」と思っていましたが、店長さんが「忙しい時期の裏方の仕事を手伝ってもらえると助かります」と言ってくださって。役立てることに喜びを感じながら作業をしていました。
任せていただいた仕事は、品出しや仕分けなど初心者の私でもできるものだったので、働くことに対するハードルが下がったように思います。
私が働いてる間、息子は楽しく遊んでいるなんて、最高の企画です。
スタッフさんが一緒なので安心して預けられましたし、お迎えに行ったら汗だくになりつつ笑顔だったので楽しかったんだろうな、とホッとしました。
一所懸命描いてくれたイラストをプレゼントしてくれて、疲れも一気に吹き飛びました(笑)。近くにあれば是非リピートしたいです。
【協力企業インタビュー】諦めない姿は、子供たちの目標になる
イオンモールキッズドリーム合同会社 代表職務執行者社長 末松央行様
——まずはカンドゥーを運営する上で、大事にされているテーマについて教えてください。私たちは、「親子三世代で楽しめる仕事体験テーマパーク」を掲げて日々運営しております。
カンドゥーの世界は、まさに社会の縮図であり、大人と同様に仕事をしお金を稼ぐ体験ができる場所なんです。お子さまの目が輝く瞬間を逃してほしくない。ですから、一緒に楽しんでいただきたいと館内は工夫を凝らしています。
——今回、なぜ子育て世代の応援企画に協力いただけたのでしょうか?
私自身も4歳と1歳の子どもの父親で、日々汗をかきながら子育てと仕事の両立を目指して奮闘中です。。妻と共働きですが、壁にぶつかることが多く、夫婦で悩みながら協力しています。周りを見ると、中には仕事を諦める選択をされる方もいる現実に疑問を感じている中で、このお話をいただき「意義がある取り組み」だと感じました。
ご両親の「やりたいことを諦めない」という姿を見せることは、子どもたちにとって必ず良い経験になるはずです。少しでも子育て世代のみなさまが、働く一歩を踏み出すきっかけに携わりたいと思い、参加することにしました。
——実際に開催してみて、どのような感想をお持ちですか?
そうですね。お子さまがご両親から離れても非常に楽しそうに体験されてるのが印象的でした。せっかくなので、お子さまがご両親が働いている様子を見学しにいく……というプランも面白そうですよね。「ママパパってこんな風に働いているんだ!」って興味深いはず。
——最後に、タイミーに期待することなどあれば教えてください。
生活観、仕事感、いろんな考え方が変わって今まで以上にいろんな働き方、生活の仕方がある。それが選択できる社会こそ素敵だと思っています。このような時流に合わせて私たちも変化しなければなりませんが、今回その一歩を踏み出せたと思っております。その中で、お子さまやご家族に意義のあることであれば、またコラボレーションさせていただきたいです。
株式会社イオンファンタジー ビジネスイノベーション本部 広報・サステナビリティグループ ゼネラルマネジャー 圓藤芙美様
——スキッズガーデンを運営する上で、貴社が大切にしていることは何でしょうか。
スキッズガーデンは、「小さいお子さまがひとりで遊べるプレイグラウンド」をコンセプトに、親離れ、子離れがめばえるあそび場を目指して、運営しています。お子さまの「自主性・自立性」「自ら考える力」「創造性・社会性」のチカラを伸ばす施設づくりを行っています。
共働き家庭も多い近年、お子さまはもちろんですが、パパママたちの時間も大事です。スキッズガーデンがあることで、ご家族全員がより充実した時間を送れるように、スタッフ一丸となって運営しています。
——今回、なぜ子育て世代の応援企画に協力いただけたのでしょうか?
改めてスキッズガーデンは「子どもも大人もそれぞれの時間を大切にすること」を大事にしています。そのため、今回の「子育て世代の働きたいという気持ちを応援する」というコンセプトに非常に親和性を感じ、賛同させていただきました。
当社はもともと「従業員の子連れ出勤」を実現させるために何か取り組めないかと考えていたのですが、通常パート・アルバイトは4時間以上のシフト制が一般的です。スキッズガーデンは2時間半までしか受け入れられないため実現が難しかったのですが、スポットワークなら可能性があると知り、非常にワクワクしました。
——実際に開催してみて、どのような感想をお持ちですか?
今回参加いただいた主婦の方が「7年ぶりに働いた」とおっしゃっていたのが印象的でした。何かに挑戦するという貴重な時間に、スキッズガーデンが少しでも貢献できたことがとても嬉しいです。お仕事から戻られたお母さまが、お子さまの顔を見てほっとされていたのを見て、こちらまで嬉しくなりました。
——最後に、タイミーに期待することなどあれば教えてください。
今回の取り組みによって、スポットワークであれば「お子さまを預けている間に、働く」ことが実現可能だとわかったことで、新たな可能性が広がった気がします。全国にはきっと同じような思いをもつ子育て世代の方がいると思いますので、今後もエリアを変えて実施するなど、連携していきたいです。
まとめ
子育て世代の方々にも安心して働くことができ、かつお子さまも良い経験ができる——。
今回の企画は、タイミーが目指す「人生の可能性を広げる」世界の実現に一歩近づくことができたのではないでしょうか。
今後も、子育て世代の方々にも、自分に合ったライフスタイルを実現しながら働くことができる環境を提供することで、働くことへの不安の払拭はもちろん、人間関係の広がりや好きなことの発見など、人生の可能性が広がる機会につながることを目指していきます。
- タイミーラボ編集部
タイミーラボは、株式会社タイミーによるオウンドメディアです。
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