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「いつかは自分のお店を持ってみたいけど、何をしていいかわからない」「経験を積みたいけど自信がない」そんな人こそ、まず1歩を踏み出して欲しいー。
タイミーを最大限に活用して、レストラン開業という夢を実現した平林明菜さんにご自身の体験をお話しいただきました。平林さんの体験をもとに、独立・開業のヒントを探っていきます。
※本記事は、2021年5月25日に独立・開業・起業・フランチャイズ・代理店募集情報サイト「アントレ」とタイミーがタイアップしたオンラインセミナー【新副業!ギグワークではじめる独立・開業のヒント】の内容をもとに作成しました。
「食」という字は「人を良くする」と書く 実体験から見つけた平林さんの夢とは
栄養士の資格を取った後、上京してオーガニックレストランや飲食系コンサルティング会社で働いたり、ダイエットインストラクターの仕事に就いたりしました。食に関わる仕事がしたいと思ったのは、自分の体験から。学生時代、部活動で減量を強いられていました。食に対する知識もなく意識も低かったため、牛乳しか飲まない日が続き体調を崩すなんてこともあったんです。
あるオーガニックレストランの食事をいただいたときに、あまりの美味しさに感動し、身体がぐんぐん元気になっていくのをリアルに感じました。あぁ、そうか。食という漢字は「人を良くする」と書くんだなって気がついたんです。「無理なダイエットをする人を減らしたい!食を通じて人を元気にしたい!」それが夢のスタートでした。
お店の売り上げに貢献できるコンサルティング業務も楽しかったのですが、「もっと踏み込まないとわからないし、現場で働かないとわからない!」と思い、会社を退職。様々な業態・店舗での経験を積みたいし、空いた時間を有効活用できないかなと思い、タイミーを登録してみました。飲食店のホールやキッチン業務だけではなくて、フードイベントのスタッフをやったり、野菜のカット業務を担当したり。新しい世界を知ることが楽しくなり、梱包や手紙作成、清掃など飲食業を超えて働いていました。
気がついたら、5ヵ月で100回以上タイミーで働いていました(笑)。お金をいただきながら経験が積めるなんて、私にはとても魅力的で。例えば、言われたことを的確にやるのはもちろんですが、スタッフさんの目線をしっかり読んで「あ、次はあの料理に取り掛かろうとしているから、お皿を用意しておこう」など。些細なことですが「ありがとう」と感謝されると嬉しくなったのを覚えています。
開業に踏み出せたのは、タイミーで知り合った社長さんの存在があってのことだった
タイミーで働くことが楽しくて仕方なかった時に、知人から居抜き物件を紹介していただきました。「賃料や広さ、設備などの条件も良いし、ここで自分のお店をやりたい!」と思ったものの、立地がネックで売上を作っていく自信がなくて。迷ってる時に思い出したのが、1ヵ月前にタイミーで働いたとあるお店のことでした。そのお店は「ゴーストレストラン」という、デリバリーやテイクアウトのみで客席がないお店だったんです。「こういう店舗スタイルがあるんだ!」と衝撃を受けたのを思い出しました。そこのお店のフランチャイズとしてお店をオープンすることができたら……と考えていたまさにその時、タイミー からそのお店の募集が来たんです。お話しできる機会をいただき、「是非やらせてください!」と直談判しました。
当時、準備資金、売り上げの不安、業務過多といった、さまざまな不安がつきまとっていたのは事実です。今まで実際に、頑張りすぎて健康を害してお店を続けていけなくなってしまったオーナーや店長を見てきているので、そうならないようにしたいと思っていました。だからこそ、タイミーを通じて知り合った社長やオーナー、店長、知り合いの経営者の方たちに相談して、1つずつ不安をぶつけ解消していきました。厳しい意見もありましたが、「やりたい」思いに賭けてみようと。以前「失敗は、成功の過程であって、成功の反対は何もしないこと」だとある方から学んだ時に、「どんどん失敗してみよう、まずは挑戦しないと始まらないよね!」と素直に思うことができたんです。
そして、2020年2月7日に無事オープンしました。まずはゴーストレストランからスタートして、慣れてきたらカフェを始めようと思っていた矢先、コロナ禍が来てしまったんです。一旦カフェを目指すのはストップしてしまいましたが、逆境はチャンス! Uber Eatsなどを活用してデリバリーを強化しようと考えました。おかげさまでデリバリーの売上は好調。今では新メニュー開発に挑戦してみたり、メニューページの文面にこだわってみたり、配達員さんと仲良くなってお客様の傾向を聞いてサービスに活かしたり。できることをどんどん広げている段階です。
私が1人でも独立できたのは、タイミーを通じて、さまざまな業界・仕事を経験し、自分に自信がついたことが大きかったと思います。新しい場所で働くのはワクワクしましたし、仕事ぶりを気に入っていただけたら次も呼んでもらえる。何よりも、店長やオーナー、お店のスタッフさんたちとの人脈を作れたことが、経営する上でのアドバンテージになっています。
タイミー・アントレの活用が、独立・開業の近道に?!
平林さんのように、独立開業を夢見ていてもなかなか勇気が出ないもの。そこで、タイミーとアントレを活用により独立開業を目指す方法についてご紹介します。
株式会社タイミー 代表取締役 小川 嶺
タイミーは、自由に時間・場所・仕事内容を選ぶことができ、企業に貢献できるプラットフォームビジネスを展開しています。タイミーは自分の都合の良い時間に働ける柔軟さがあるのが特徴です。タイミーによって、これまでは出会うことがなかったコミュニティやできなかった体験を通じて、新たな価値を発見し、働き手さんの可能性を広げることにつながっていく。さらに、開業資金の足しにもなるので一石二鳥ですよね。私自身起業しているのでわかるのですが、「独立・開業と行動力」ってシナジーがあるんです。
飲食だとホール、バッシング、補助。小売だと接客や受付、品出し、レジ。物流は仕分け、ピッキング、棚卸しなど。どのようなフローで経営が成り立っているのかをしっかり勉強できるんですよね。知り合いも増えるから不安払拭にもなる。もちろん資金を蓄えられる。だからこそ、タイミーを使っていろんな仕事に挑戦し、独立の準備をして欲しいと思います。
株式会社アントレ 取締役 川本 傑様
アントレは国内最大の独立・副業メディアです。開業・独立のためのマッチングやリアルイベントの開催、マガジンの刊行などを行っています。今は、人生100年時代ですよね。これまでは学生時代・就職・定年というスリーステージを歩むのが一般的でしたが、これからはマルチステージだと言われ、働き方にも多様性が生まれています。私たちはそのような多様な働き方を応援しているのです。
じゃあ、いざ独立・開業を目指す場合、何をすればいいのでしょうか。ここで私からの提案は、アントレとタイミーの有効活用です。
まずはアントレで興味ある分野や業態、お店などを見つけてみる。情報収集をする。気になったところをタイミーで探して実際に働いてみる。その経験を活かしてアントレで相談してみる、またタイミーで働いてみる……というサイクルを回していくことで、自分の自信にもなるし、独立・開業への一歩を踏み出して欲しいと思っています。