お仕事特集

農業の仕事ってどんな感じ？　熊本の農家でオクラの収穫作業をやってみた＜タイミーお仕事レポ＞

公開日：2022.08.16
更新日：2024.03.13

タイミーでは、農業案件も多数扱っていることをご存知ですか？　農業といっても、栽培しているものも作業工程もさまざま。「農業に興味はあるけど、いざ長期でバイトをするのは不安」「食に興味があるから、第一次産業に触れてみたい」という方にぴったりなのが、農業のスキマバイトです。

今回は、具体的な作業内容や働く環境をレポートするため、熊本県菊池市の株式会社ストレートに訪問、お話を伺いました。ワーカーからのGOOD率が99.8％（2022年8月現在）と高く、どのような職場なのかも気になるところです。

「農業のスキマバイトって、どのようなことをやるんだろう？」「服装ってなんでもいいの？」など、疑問点を解消します。

★記事最後には、SHIPSの案件情報を紹介中です。ぜひ最後までご覧ください！

※インタビューはマスクを着用し、感染対策をした上で実施しております。

タイミーでオクラ収穫・仕分け作業に挑戦！

農業の仕事内容は、種まきや植え付け、育苗、摘蕾・摘果、除草、収穫、袋・箱詰め、出荷など。その他にも栽培ハウスの作業補助や土づくり、清掃などさまざまな作業があります。株式会社ストレートの場合、ゴボウや新玉ねぎ、さつまいも、オクラを栽培しており、月によって仕事内容は大きく変わります。

今回お邪魔した7月はまさにオクラ収穫の真っ只中。早速、収穫のお手伝いからスタートです。

事務所から少し行ったところにある一面のオクラ畑。広い！

オクラって縦向きに生えているんですね！

今回は収穫作業。サイズを測ってカットしていきます。

ベテランスタッフさんが丁寧に教えてくれるので安心です。

カットしたオクラはカゴに入れていきます。大きくて綺麗なオクラ！

慣れてきたら、1本5秒ぐらいでサクサクできますよ。

畑にはベトナムからの実習生も。テキパキ作業されています。

次は仕分けに挑戦！　収穫したオクラのサイズを確認して選別します。

サイズが記載された台があるので、初心者でも簡単です！

その他、出荷用の袋にシールを貼ったり、箱詰めしたり、ワーカーの意向や体力、スキルに合わせてお仕事を任せていただけるようです。

実際に働いてみたワーカーさんからは、このような声が上がっています。農業未経験だと緊張してしまう方もいるかもしれませんが、初めての職場でも無理せず気持ちよく働けるような環境づくりは安心ですね。

従業員の方みんなが親切にしてくださり、すごく働きやすかったです！楽しくお仕事させていただきました！（30代女性）

ちゃんと休憩時間もとって下さって働きやすいと思いました。（30代男性）

親切に仕事を教えていただき、農業初心者の私でも無理なく働くことができました。（50代女性）

パレットの積み方とか箱作りなど、みなさんに教えていただいたので、あっという間に時間が過ぎました。（40代男性）

参加前にチェック！農業をするときの服装とは？OK・NG例

いざ、農業案件に応募してみようと思っても、「汚れても良い服装・靴って具体的にはどのようなもの？」「汚れていいなら、もう着ることがないTシャツなどでもいいのかな？」など、イメージが付きにくいものです。

そこで、株式会社ストレートの皆さんにご協力いただき、どのような格好がいいのか教えてもらいました。

左がNG例、右がOK例

汚れてもいい服・靴と記載があると、「洗えば大丈夫」「暑そうだから半袖でもいいかな？」と思ってラフな格好で作業される方も多いですが、畑内に入っての作業は想像以上に汚れるもの。実は土汚れは洗っても元に戻りません。

そのため、長袖・長ズボン・軍手を装着し、可能であれば長靴を持参することをお勧めします。畑には虫（益虫/害虫）もいるので、長袖・長ズボンだと安心です。また汚れたり汗をかいたりするので、着替えもあると仕事終わりが快適です。

野外作業が多い場合は、日焼けしないように帽子・マスク、日焼け止めも用意しておきましょう。また、野外だけではなく、冷蔵庫内作業の場合も発生しますので、タオルやウィンドブレーカーなど体温調整ができるものがあると便利です！

もちろん、全て用意できないという方もいると思います。その際は、事前にご相談いただけると、服装に応じた作業をお願いできる場合もあるので、ぜひ確認してみましょう。

「初めてでもできる？」農家さんに本音を聞いてみた

それでは、取材にご協力いただいた株式会社ストレートの代表取締役川口貴史さん、専務取締役町田亮至さん、そして同じくタイミーを利用いただいている、ごぼう農家の八並農園の八並徹さんにお話をお伺いしました。

——今日はありがとうございました！ストレートさんはさまざまなお野菜を作られているんですね！

川口さん: うちでは、12月から5月でごぼう、3月〜4・5月で玉ねぎ、そしてさつまいもと、収穫時期が重なることが多いんです。そんな繁忙期にスポットで手伝ってほしいと思い、タイミーを利用し始めました。

——確かにあれだけ広大な畑での収穫作業はたくさんの人が必要ですよね。基本的には収穫・仕分けを任せているのでしょうか？

川口さん: そうですね。農家の仕事は体力勝負だったりある程度の知識がないと難しかったりします。そのため、未経験の方でもすぐに覚えられるわかりやすい作業をお任せしています。せっかく農家に仕事に来てくれているので、実際に野菜に触れていただく作業の方がワーカーさんにとっても新鮮だと思いますしね。

——確かに、あんな大きなオクラ初めて触りました（笑）。農業って体力を使うだろうと身構えていたのですが、思いの外、作業することができました。

町田さん: 基本的にタイミーで来てくださる方には体力を消耗するような、しんどい仕事はお願いしないようにしています。僕たちは普段からやっているので軽々できるようなことでも、初めての人はすぐにへばってしまうなんてことも多いですからね。ただ、収穫などの細かくて気を遣う作業を手伝ってもらうだけで、本当に助かっています。

八並さん: 例えば、ごぼうって細長いし簡単に抜けそうだと思われますが、意外と腰を使うため、想像以上にハードなんです。うちもタイミーを利用していますが、全部依頼するとワーカーさんが大変なことに気がついて。細かく業務を切り分けることで生産性が上がって良いと思います。

町田さん: あと、休憩時間はしっかり取るようにしています。初めて農業をする人って、ついつい無理して頑張りすぎちゃったり、外での作業は想像以上に体力を消耗してしまったりするので、こまめな休憩を徹底していますね。

——最初に教わった時もわかりやすくてスムーズに作業に取り掛かれましたが、未経験、かつ初めましての方も多い中で、どのように教えているのでしょうか？

町田さん: どのように教えたら一番わかりやすいのかを常に考えています。スキマバイトで来てくれる方に教える際、「受け手によっては違うように解釈するんだ」って気が付くことができました。自分はすでにわかっていることでも、相手は農業をやったことがない人も多い。ですから、伝わらなかった時は何がいけなかったのかを振り返って、誰に伝えても同じことをしてもらえるように意識しています。