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道路脇や交差点の隅でパイプ椅子に座り、カウンターで何かを計測している人を見かけたことはありませんか？ 通行する自動車や歩行者の数をカウントする「交通量調査」という仕事をしている人たちです。交通量調査は、スポットで募集している場合が多く、街中で見かけることもあるため「働いてみたい」と考えている方も多いのではないでしょうか。今回は交通量調査のアルバイトの仕事内容、時給相場、メリット、デメリットについてご紹介します。
交通量調査のアルバイトは楽しい？きつい？
交通量調査のアルバイトは、その人の体力や適性のほか、調査を行う日の天候などによって大変さが変わってきます。
座って仕事をすることが多いアルバイトのため、長時間じっと座っていることや単純作業が好きな人にとっては非常に魅力的でしょうし、車や町行く人を眺めるのが好きな人にとっては、楽しい仕事です。
しかし、調査する場所の環境や天候によってはきついと感じることもあるでしょう。屋外での仕事のため、雨風が強い日、真夏や真冬の時期は長時間外にいることがきついと感じるかもしれません。また、交通量の多い道路の場合は、カウントするのが追いつかず集中力が途切れて疲れやすくなる場合もあります。
交通量調査のアルバイトを検討している人は、自分の適性を踏まえながら、仕事内容と時給との兼ね合い、メリットやデメリットを踏まえて総合的に判断しましょう。
交通量調査のアルバイトの仕事内容
交通量調査のアルバイトは、道路や駅、商業施設などの指定された場所で、通行する自動車の台数や歩行者数などを調査する仕事です。ひと口に交通量調査といっても、国・地方自治体や民間企業など、さまざまな機関で行われ、調査目的によって計測する内容が異なります。
交通量調査で調査する内容は、主に以下の4つです。カウントする対象が複数にわたる場合は、2〜3人のグループで調査することもあります。
①交通量調査
交通量調査は、道路計画や建設、維持修繕などについての基礎資料を得ることを主な目的として実施されている調査です。
具体的には、定められた計測地点で、大型車、普通自動車、軽自動車などの通行する自動車数を数えます。調査目的によりカウントする対象は異なり、歩行者や自転車をカウントする場合もあります。
作業自体は難しいわけではないですが、行き先別、車種別（大型車・普通車・バス・バイクなど）、自動車のナンバーなど、場所や条件によってカウント対象が異なり、その場の判断が求められるため、集中力や瞬発力が必要です。
② 交差点調査
交差点調査も、正確な交通量を把握することで道路の建設や拡張などの都市計画に役立てるための調査です。とくに、事故が多発する場所で調査が行われることが多いです。
主に交通量の多い交差点で、自動車の進行方向をチェックしたり、信号で曲がり切れなかった自動車の数を数えたりします。
③人流調査
人流調査は、道行く人々の行動パターンや施設に集まる人の傾向を把握し、そのデータをマーケティングなどに活用するための調査です。
具体的には、道路や商業施設内などで、歩行者や自転車の数を「年代、性別」といった属性ごとに分けてカウントしていきます。通過するまでにどれぐらいかかるかなど時間を測る場合もあります。
④高速道路の走行調査
交通量調査は基本的に道路脇などに椅子を置いて座って通行人の数をカウントする仕事ですが、高速道路の走行調査は実際に自動車を運転して行う調査です。そのため、運転免許が必須になります。
調査する内容は、レンタカーなど支給される自動車を運転して指定のルートを走り、目的地までの所要時間の計測です。
交通量調査のアルバイトの働き方
交通量調査のアルバイトは、朝7時や8時などの早い時間から開始することが多いです。指定の場所に集合し、調査対象や分類の仕方といった調査方法、カウント機器のつかい方などの説明を受けたら、それぞれの配置場所に移動して調査を開始します。
1人で行うこともありますが、2人～3人程度のグループで一つの場所に配置され、それぞれ自動車、歩行者など調査対象を分担してカウントするのが一般的です。
勤務時間は調査内容などにより異なりますが、12時間～24時間制のものが多いです。そのため、勤務中は、2時間おきに1時間休憩というように、こまめに休憩を挟むのが特徴です。
長時間勤務になるため、休憩を適度にとったり、アルバイト前後にはできるだけ休息をするなど意識しましょう。
交通量調査のアルバイトの時給相場
Indeedによると、交通量調査の平均時給は1,341円です。時給が割増になる深夜や早朝の時間帯を挟んで勤務することも多いため、比較的高めの時給といえそうです。
交通量調査の仕事は12時間や24時間勤務など長時間になることも。1回の勤務でもある程度まとまった金額の報酬を得ることができるでしょう。
交通量調査のアルバイトで働いている人の年齢層
交通量調査のアルバイトでは、幅広い年代の人が働いています。時間の融通が利きやすい学生やフリーター、定年退職したシニア世代をはじめ、主婦・主夫、会社員の副業として働いていることもあります。
ただし、18歳未満の方は、22時から翌朝5時のあいだの労働は法律で禁止されています（参照：労働基準法第六十一条）。深夜や早朝にかけて勤務が発生する現場で働くことはできないため、応募の際は募集要項をしっかり確認しましょう。
交通量調査のアルバイトをするメリット
交通量調査のアルバイトをするメリットは、主に以下のようなものが挙げられます。
長時間勤務が多いため、短期間で稼げる
交通量調査は、平均時給も高く勤務時間の長いアルバイトのため、一日で１万円以上を稼げることもあります。まとまった収入がすぐに欲しい人にはおすすめです。
1人でコツコツ仕事ができる
調査は2人～3人のグループで行われることが多いですが、決められた配置についてからは各々でカウントすることが多いため、黙々と仕事を進めることができます。淡々とした作業でも苦にならない人にとっては最適な仕事だといえるでしょう。
カウントする作業のため、初心者でも取り組める
交通量調査の仕事は、集中力・瞬発力は必要であるものの特に難しい作業はありません。指定されたとおりに正しくカウントできれば問題ないため、初心者でも早く慣れることができるでしょう。
交通量調査のアルバイトをするデメリット
一方、交通量調査のアルバイトには、以下のようなデメリットもあります。
天候の影響を受けやすい
交通量調査は、主に屋外での仕事になるため、天候の影響を受けやすいです。夏の暑い日や冬の寒い日は、長時間勤務の場合身体的にきつくなるケースもあるでしょう。日差しの強い日は帽子をかぶる、水分補給をする、寒い日は厚着などの防寒対策が必要です。
交通量によってはかなりの集中力と忍耐力が必要
交通量の多い現場では、常に目を凝らして自動車や通行人を判別しながら数を数え、カウンターを動かし続けなければなりません。押し間違いをしないよう意識しなくてはならないため、かなりの集中力・忍耐力が必要になります。逆に、交通量の少ない現場では、気を抜いて眠くなったりしないよう気を引き締めることが求められます。
拘束時間が長い
先にも触れたとおり、交通量調査のアルバイトは、基本的に12時間～24時間と拘束時間の長い仕事です。初心者でも働きやすい仕事ですが、スケジュールをきちんと確認した上で応募するようにしましょう。
【口コミ】交通量調査のアルバイトのレビューを紹介！
実際に交通量調査のアルバイトを経験した人のレビューを紹介します。以下は、タイミーをつかってアルバイトを経験したワーカーの口コミです。
交通量調査の仕事をしました。朝晩寒く日中暑い環境に苦労したので、次回は対応できるように重ね着して参加したいと思いました。天気がいいと働きやすかったです。（50代・女性）
初めての交通量調査でしたが、簡単な内容だったのですぐに覚えられました。防寒着を持ってきて正解です。途中休憩を挟みながら、無事最後までやり切れました。（30代・男性）
とにかく寒かったです。車の数をカウンターではかるのですが、2時間働いて1時間の休憩を繰り返します。単純作業で楽しかったです。（20代・女性）
持ち物や仕事内容など、詳細に教えていただけたので安心して働けました。内容はシンプルでしたが今回は草むらのなかでの調査だったので、虫にさされました。場所によって、対策などしたほうがいいかもしれないです。（30代・女性）
渋滞長調査をさせていただきました。初めての経験でしたが、優しく丁寧に説明してくださり不安なく仕事ができました。雨天時はカッパ必須です。（30代・男性）
天候に左右されやすいのはもちろんですが、朝晩の寒暖差にも対応できるような服装で仕事をするのがよいでしょう。また、配置される場所によっては虫さされに悩まされるケースもあるようです。どこに配置されるかは当日までわからないため、虫除けスプレーを持参するなど、対策をしておくとよいかもしれません。
交通量調査のアルバイトをするならタイミーがおすすめ！
仕事内容が比較的簡単で、特別なスキルを必要としない交通量調査のアルバイトは、初心者でも挑戦しやすいことがメリットです。屋外での仕事になるため天候の影響を受けやすく、集中力や忍耐力が必要ですが、短期間で稼げるため人気があります。
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