私のタイミー生活

「母親像」を押し付けられ、理不尽な降格処分を受けた過去。悔しさをバネに自分らしい人生を追求するタイミーワーカー

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「母親像」を押し付けられ、理不尽な降格処分を受けた過去。悔しさをバネに自分らしい人生を追求するタイミーワーカー

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妊娠・出産を機に、働き方やキャリアが意図せぬ方向に変わってしまう女性は少なくありません。身体的な変化の影響もありますが、社会からの「母親像」を押し付けられることで、望まない選択肢を取らざるを得ないケースもあります。

フリーランスのWebデザイナーとして働くかたわら、タイミーを利用する米山 海由さんも、そんなもどかしい体験をした女性のひとり。新卒で入社した会社でボイストレーナーの仕事を始め、若くして愛知県名古屋支部を統括する管理職に抜擢された、仕事熱心な方です。

しかし、結婚・妊娠をきっかけに、彼女のキャリアは大きく変わりました。職場からは嫌がらせともとれる仕打ちを受け、仕事を辞めざる終えなくなったのです。当時を振り返り「ひとりの人間としてではなく、“母親”という固定観念で見られるのが辛かった」と、彼女は語ります。

そんな経験をした米山さんが、なぜいま、Webデザイナーとして自由な働き方ができているのか。周りからのプレッシャーや、産後鬱を乗り越え、どのように自分らしい働き方を実現してきたのか。どんな悔しさもバネにして進み続ける、米山さんの生き方を聞きます。

妊娠を理由に、会社から言い渡された理不尽な降格処分

——米山さんは結婚・妊娠をされる前、どのような働き方をされていたんですか?

全国に支店がある大きな会社で、ボイストレーナーとして働いていました。1年目から「成績No.1になろう」とはりきって、休日も惜しまず働いていたんです。その結果、任される仕事も増えてきて、最終的には愛知県名古屋の統括として、経営にも携わるようになりました。

——なぜ、そこまで仕事熱心なんでしょうか。

もともと働くことが好きなんです。大学時代にはアルバイトにのめり込んでしまって、単位が全然取れなかったこともありました(笑)。

また、ボイストレーナーの職に就くために必死に努力したというのも大きいと思います。大学1〜2年生で単位が取れなかった私は、就職活動の時期になっても毎日学校に通わなければならない状況でした。しかも、周りの人からは「就活しないなんて、本当に将来大丈夫なの?」と言われることもあって......。

それが悔しくて、「やりたい仕事に就いて、誰よりも人生を充実させよう」と思うようになったんです。すべての授業に出席しながら、空いている時間を見つけては、興味がある仕事のボランティアやアルバイトをしたり、周りの大人に話を聞きに行ったりしていました。

そうして、やっとの思いで見つけたのが、ボイストレーナーの仕事です。ボイストレーナーをやっている知人が、すごく楽しそうな人生を生きているのを見たことと、もともと歌やミュージカルに興味があったことが重なり、この仕事に決めました。他の選択肢には目もくれず、一社に絞って面接を受け、無事内定をいただいたんです。

学校の授業と就活の両立は苦労しましたが、やりたかった仕事に就くことができ、はじめての社会人生活はすごく充実していました。

——しかし、順風満帆だったキャリアに大きな転機が訪れた、と。

名古屋の統括をしていた際に、結婚、妊娠をしたことがきかっけで、キャリアがガラリと変わってしまったんです。つわりが酷いわけではなかったのに、「妊婦だから」「母親になるから」という理由だけで仕事の幅を狭められ、給料を下げられてしまいました。「私は大丈夫です」と言っても、「前に妊娠した人も、最初はそう言ってたんだよ」と、聞く耳を持ってもらえず.......。

挙げ句の果てには、愛知県名古屋の統括から外され、階級は一番若い社員の下に。会社のために必死に働いてきたのに、ちょっとプライベートの幸せを求めた瞬間、そうした扱いを受けてしまったんです。

結局、希望の何ヶ月も前に産休を言い渡され、やりがいのある仕事から手をひかざるを得なくなりました。理不尽な扱いを受けたことにも腹が立ちますが、勝手な「妊婦像」や「母親像」を押し付けられ、ひとりの人間として見てもらえなかったことが、一番悔しかったですね。

妊娠を理由に、会社から言い渡された理不尽な降格処分

——本来、妊娠や出産は喜ばしいことなのに。

そう思います。やっぱりまだ社会のなかで「母親は子育てに専念するもの」という価値観を持っている人が多いのかもしれませんね.......。

子どもが生まれてから久しぶりに行った、いきつけの飲食店でも同じことを思いました。お店の常連さんに「バリバリ働きたいのに、与えられるものは簡単なものばかり。自分が戦力として数えてもらえていないことが苦しい」とこぼすと、「母親が育児をするもの。仕事をしたいという意識は捨てるべき」と言われたんです。

仕事がしたい」と発言することすら女性には許されないのかと、悲しくなりました。私のように傷ついたことのあるお母さんたちは、たくさんいると思います。

悔しさをバネに、Webデザイナーとして再スタート

——そんな風潮もあってか、仕事を辞めて育児に専念する方も多いですよね。それは、ひとつの選択肢として肯定されるべきことだと思います。でも、米山さんはもう一度働くことにした。しかも未経験のWebデザイナーとして。なぜ、その道を選んだんですか?

悔しい思いをした分、絶対に見返してやりたかったんです。「誰かに制限されることなく、やりたい仕事を好きなだけできる働き方をしよう」と、フリーランスになることを決めました。在宅でもやれることを探して見つけたのが、Webデザインの仕事。未経験でしたが、昔から、知人のお祝いに絵を送るくらいには、絵やデザインに慣れ親しんでいたので、「これなら挑戦できるかもしれない」と思って。それがちょうど、1年くらい前のことです。

——約1年が経過し、いまはどんな働き方をされているんですか?

業務委託として、企業から資料デザインの仕事などを請け負っています。最初は、知識も人脈もなく大変でしたが、スクールに通いながらなんとかお仕事をもらえるようになりました。

フリーランスで働くようになって一番の変化は、「人の悩み」から解放されたことです。母親像を押し付けられることもないし、人間関係に悩むこともない。「自分がどう成長して、どう幸せになるか」にエネルギーを割くことができています。

悔しさをバネに、Webデザイナーとして再スタート

——タイミーを使い始めたのも、Webの業界に入ってからでしょうか。

そうですね。仕事の空いている日に使うようになりました。一番助かっているのは、当日にシフトを入れられることです。子どもの体調を見つつ「今日は働けるな」と思ったタイミングで、柔軟に仕事を入れています。気分転換がてら、飲食店などで働いているんです。

——仕事熱心な米山さんですから、タイミーで働く上でもなにか工夫されていることはあるんじゃないでしょうか?

店舗側の気持ちを想像しながら働くようにしています。タイミーは他のアルバイトに比べて、時給が高いこともあるので、店側からの期待も大きいんですよね。特に飲食店では、ある程度覚悟して入らないと、社員さんから厳しく指導をいただいたりして、疲弊してしまう場合もある。店舗側からの期待を想像し、関係性を築くためのコミュニケーションを欠かさないことが、私なりのコツです。

前向きさの秘密は「ありたい姿」を書き記したノート

——やっぱり米山さんは、どんな環境でも前向きなんですね。

たしかに、そういう部分はありますね。でも、そんな私でも出産直後は、いわゆる産後鬱」になって、自己肯定感が下がってしまったこともあるんです。イライラしたり、感情の浮き沈みが激しかったりして、旦那との関係性も悪化。一時は心療内科に通い、睡眠薬を飲まないと寝られないような生活をしていました。

——どのように立ち直ったんですか?

自分の気持ちや考えをノートに書く習慣をはじめて、徐々に前を向くことができるようになりました。これは、「バチェロレッテ」という番組に出演された福田萌子さんの著書、『「なりたい自分」になるシンプルなルール』(幻冬社) に書いてあった方法。「あなたの長所と短所は?」「どんなときに喜びを感じて、どんなときに落ち込む?」といった質問に答えていくことで、自分を理解し、感じていることや考えていることを受け止めていくんです。

前向きさの秘密は「ありたい姿」を書き記したノート米山さんの手書きのノート

——気持ちを吐き出したり、考えを整理したりするわけですね。なにか変化を実感していますか?

悲しい気分になったり、イライラしたりしても、必要以上に感情に振り回されることがなくなりました。また、「悲しみや怒りを持ってもいい」と思えたことで、ありのままの自分を認められるようになったんです。

そうやって自分を理解していくことは、仕事やプライベートの面でもプラスに働いています。自分の気持ちをきちんと伝えられたり、相手の気持ちを考えたりする余裕ができて、一段と、自分と周りの人を大切にすることができるようになりました。

——負の感情を抑え込むのではなく、ノートに書き出して向き合うことで、それも含めた自分自身を認められる。それが米山さんの前向きさの土台なんですね。それでは最後に、これからの目標や目指していきたいものを教えてください。

最近、ノートに自分の「ありたい姿」を書き出してみました。子どもにとっては、いつも味方で安心できるママ。旦那にとっては、心地が良くて一緒にいると元気になれる奥さん。そしてなにより、自分自身を大事にできる人でありたいと書いています。

これを書くことは、仕事好きな私にとってすごく大切なことなんです。気をつけないとすぐに仕事にのめり込んで、自分のことを後回しにしちゃいますから(笑)。

これからはどんな時もノートに書いた自分らしい在り方を忘れず、自分の感情や家族のことを大切にしながら、仕事もプライベートも充実した人生を送っていきたいと思います。

家族写真

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/media/タイミーラボ編集部
タイミーラボ編集部

タイミーラボは、株式会社タイミーによるオウンドメディアです。

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