目次
タイミーは、履歴書や面接なしで働けることが大きな魅力です。一方で「期待に応えたいけど、自分で大丈夫かな?」など、働く前に不安に感じる方もいるのではないでしょうか。
そこで、タイミーラボ編集部では、「店舗側はワーカーのどんなところをみているのか」「どんな方にきて欲しいと思っているのか」など、ワーカーさんが気になるであろうポイントについてアンケートを実施しました。
【調査概要】 調査名 :タイミーの利用に関するアンケート |
アンケート回答した事業者情報
今回、アンケートに回答いただいたタイミー利用事業者様の業界傾向は以下の通りです。飲食系が27.1%、次いで小売系が23.4%、物流・運輸系が12.1%となっています。アンケートの回答者からもわかるように、ここ最近では旅館・宿泊・レジャーサービスや介護なども増えており、さまざまな業界でタイミーが活用されていることがわかります。
事業者がタイミーで募集している職種の傾向として、「飲食」「軽作業」「販売」が多いことがわかりました。最近では、介護職や保育士、美容師、針鍼師などの求人も増えており、専門に特化したスキルや資格を求めている企業も増加傾向にあるようです。
事業者は、実は「対応力」「仕事の向き合い方」を重視
Q.ワーカーを募集する際、「働くための条件」において、何か要件を設けていますか?
タイミーには、「その他の条件」という項目があります。ここは事業者が求める要件を記載する場所ですが、どのような項目が設定されているのでしょうか?
「身だしなみや対応の仕方」を重視している事業者が51.2%と半数以上いることがわかりました。例えば、「明るく元気にコミュニケーションを取れる方」「挨拶ができる方」など働く上での態度・姿勢などを求めている傾向にあるようです。
次いで重要視されたのが、「ペナルティポイントやキャンセル率、直前キャンセル率」。人手不足のためタイミーを利用している事業者様にとって「ちゃんと出勤してくれるか」「問題なく働いてもらえるか」という仕事への向き合い方が気になる点であることもわかります。
一方で「特に条件を設定していない」という事業者様も一定数いました。条件を設けずできるだけ多くの方に働いてほしいというニーズもあるようです。そのほか、飲食業界に多かったのは「検便実施者」でした。タイミーが無料で提供している検便キットに申し込むことで、仕事の幅も広がるかもしれません。
Q.このようなワーカーに来てほしい、こういうワーカーは歓迎というものがあれば教えてください(自由記述)
事業者にどのようなワーカーさんに来て欲しいのか質問したところ、多かった回答として、「明るい・元気な対応ができる方」「笑顔で働いてくれる方」「やる気・意欲がある方」「真面目で責任感がある方」「時間厳守で遅刻・キャンセルしない方」が上がりました。
特に、接客業など対人関係の仕事に絞ると、「明るい・元気・笑顔」「清潔感や身だしなみ」と言った外交的な要因が多いことがわかります。一方、物流運搬系では、「力に自信がある方」と体力を求めていることもわかりました。
中には「来てくれるだけで感謝している」「本当にいつも助かっているので、どんな方でも嬉しいです」という声もいただきました。
Q.反対にこのようなワーカーには来てほしくない、こういうワーカーは歓迎しないというものがあれば教えてください(自由記述)
こちらに関しては、以下の傾向が見られました。
- 「清潔感がない、身だしなみ」といった社会人としてのマナーの部分
- 「元気がない、意欲がない、覇気がない」「やる気がない、ダラダラしている」などの仕事に対するスタンス
- 「当日欠勤、キャンセル率が高い」「時間が守れない、遅刻挨拶がない」など、時間に対しての考え方
こちらの質問に関しては、業界ごとに大きな違いや特徴はなく「一緒に働きたいと思うかどうか」という観点で考えるため、どの業界でも共通した内容になったと考えられます。
また、「連絡が取れない・無断欠勤をする」といった声も上がっており、単発バイトの際でもしっかりコミュニケーションをとることが大事であることもわかりました。
マッチング時、事業者が気になる情報は●●●●だった!
Q.ワーカーがマッチングした際、そのワーカーのどのような情報を確認していますか?
案件に対してワーカーがマッチングすると、その方の今までの勤務歴などを確認することができます。事業者がどのような点を事前に見ているか調査したところ、最も多かったのは、「平均Good率(63.0%)」でした。続いて「直前キャンセル率(57.3%)」「キャンセル率(50.8%)」「店舗からのレビュー(39.6%)」となりました。
この結果から、事業者が気にしているのは「勤務態度」だと言えます。勤務態度は自分のスタンスや心がけ次第で変わってくる部分です。例えば、キャンセルしないように予定や体調の管理をしっかり行うこと、働き先ではスタッフからの指示通りに真摯に取り組むことが重要です。
※やむを得ない事情にて直前キャンセルしないといけない場合は、その働き先に連絡を入れるようにしましょう。
Q.ワーカー向けに工夫しているお取り組みを教えてください
一方、事業者側も「できるだけ何回も働いてほしい」とリピート率が気になったり、良い方がいれば長期で働いてほしいと思ったりしています。そこで、事業者側がワーカーに対して取り組んでいることを聞きました。
特に多かった意見は、以下の通りです。
- 名札を用意し、名前で呼ぶようにしている
- 勤務前には必ず業務の説明を行っている
- 仕事中も声がけを行っている
- 働いてもらったあとは、レビューで感謝を伝えている
- Bad評価をもらった時は、必ず振り返るようにしている
他にも「マッチング後、コメントが来る前に当社の道順を送っている」「マニュアルを作成している」「水分補給を促している」「面倒見が良い社員をアサインしている」といったコメントがありました。
どの事業者もワーカーに気持ちよく働いてもらえるように、ちょっとした工夫をしていることがわかりますね。このような事業者側の取り組みを意識しながら働いてみると、また気分が変わってくるかもしれませんよ。
長期で働いてほしいのは、「真面目さ・素直さ」を感じる人
以前のタイミーの調査によると、4割もの事業者が、「実際に働き手に対して長期採用を打診したことがある」と回答していました。では、実際にどのような人であれば長期雇用を打診したいと思うのでしょうか。
Q.タイミーを通じて“長期採用(引き抜き)”を打診したのは、どのような人でしたか?
事業者が「長期で働いてほしい!」と思う人で多かったのは、「素直さや真面目さなど、人柄において優れていると感じた人」でした。「仕事を進める上での必要な特性がある人」も多く、事業者は真面目に仕事に取り組んでくれる姿を評価していることがわかります。
初めての仕事でわからないこともあり、うまく進められないこともあるかもしれませんが、ひたむきに一所懸命に取り組むことで、良い評価を得られる可能性があります。わからないことは聞く、指示されたことをメモする、挨拶を行う……など、自分でできることから始めてみることで、新しい働く場が見つかるかもしれません。
また、実際に長期雇用を実現した事業者様からは、以下のようなコメントをいただいています。
- 感じの良い方だったので、何回か来ていただいた上で関係性を築き、その方が希望する働き方で採用することができた。
- 何度か来ていただきながら常勤の話をして採用となり、お互いの特性を理解した上で入社していただきました。
- 真面目に、何回も働いてくれていた人がいたので、正社員に採用しました。
- ちょうど仕事を探していると聞いたので、声をかけました。タイミングがあってよかったです。
ここでのポイントは、事業者とワーカーとのコミュニケーション。休憩時間などで積極的にスタッフの方と会話することで、長期採用のお声がけをいただくかもしれません。
まとめ
実はタイミーを利用する事業者は、人手が足らない中で働きに来てくれるワーカーに感謝しており、ワーカーに対して切磋琢磨で工夫・改善していることがわかりました。
タイミーを活用している事業者のことを知ることで、タイミーワーカーとして働く意識が変わるかもしれません。
ワーカーとして働く際には、メッセージで事前にコミュニケーションをとる、挨拶をする、教えてくれることに対して真剣に耳を傾けるなどちょっとしたことで働きやすくなることもあります。今日からの勤務でぜひ意識してみてください。
(調査・執筆・編集:齋藤裕美子)
- タイミーラボ編集部
タイミーラボは、株式会社タイミーによるオウンドメディアです。
https://lab.timee.co.jp/