私のタイミー生活

レストラン開業を目指す出張料理人がタイミーで経験を積んだワケ

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レストラン開業を目指す出張料理人がタイミーで経験を積んだワケ

目次

夢を叶えるまでの過程は人それぞれ。なかには人との出会いによって夢の実現に近づくこともあります。今回の取材では、タイミーをうまく活用して出張料理人としての土台を築き、その中で出会えた人達に支えられて、幅広く活躍されている泉 大輔さんにお話を伺いました。

将来の夢のためにスキマ時間を活用したいけれど、その方法がわからずに悩んでいる方や、スキマ時間で将来の仕事につながるようなことをしたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

きっかけは家族からの「おいしい」の一言。自分に合う働き方を考え出張料理人へ

泉大輔さん泉 大輔(いずみ・だいすけ):企業や個人店での調理経験、カフェの料理長経験などを経て、28歳のときに独立。現在はフリーランス出張料理人として活動し、日本酒のペアリングの提案やイベント等での料理の提供をしています。

—— 料理人を目指したきっかけを教えてください。

小学3年生のとき、見よう見まねで初めて料理をつくったところ、家族から「おいしい」と褒めてもらえたことです。そこからテレビで観たレシピや家庭科の授業で習った料理もつくるようになり、そのたびに喜んで食べてもらえるのがうれしくて、料理がどんどん楽しくなっていきました。

中学の授業で将来の夢をテーマに作文を書く課題に取り組んだ時、これしかないと思って「料理人」って書いたんです。本気で目指そうと心に決めたのはその瞬間ですね。

—— それからどのように料理人になったのですか?

北海道の高校を卒業後に宮城県の料理専門学校で2年間学び、就職と同時に北海道から東京へ上京しました。そのあと、上場企業のレストランで4年3ヵ月、神楽坂の個人店で2年間勤務し、カフェの料理長を1年間経験して、28歳のときに出張料理人として独立しました。

——職場選びで軸にしていたことはありますか?

どんな料理をつくれるかはもちろんですが、「誰と働くか」を大事にしていました。3店舗とも代表やシェフの考えに共感したことが、入社の決め手です。

—— フリーランスの出張料理人という働き方を選んだのはなぜですか?

将来的には自分のお店を持ちたいのですが、さまざまなリスクが伴います。とくに金銭面の負担が大きく、多くの飲食店が継続的な収入が得られずに短期間で閉店してしまう現状があります。20代でチャレンジして失敗してしまったら、そこから立ち直るのはかなり大変だろうと考えたときに、リスクをおさえつつ自分の能力を活かせる出張料理人という働き方に魅力を感じたんです。お客さまとのつながりをつくったり、腕試しができたりと、自分のお店を持つためのメリットも多いのではないかと思い、この働き方を選択しました。

タイミーでスキマ時間をすべて埋め、ジャンル問わずさまざまな飲食店を経験

泉大輔さんが料理している様子

——タイミーを利用しようと思ったきっかけを教えてください。

出張料理人を始める直前に知り合ったお客さまに「イベントなどでの料理人を探している方がいたらご紹介ください」とお話ししたところ、「タイミーってアプリ知ってる? つかってみたら?」と教えていただいたんです。出張料理人を始めて最初のうちはスケジュールが埋まらないだろうと思っていたので、スキマ時間を有効活用するために利用することにしました。そのお客さまも同じことを考えてくださっていたのかもしれませんね。

—— 具体的にどのように利用していましたか?

出張料理のお仕事が入っていない日はすべて、タイミーで仕事を入れていました。基本的には飲食業で、個人店からチェーン店まで、ジャンルを問わずいろいろ経験しましたね。利用していたのは2019年1月から11月ですが、金銭面で大きな支えになったし、出張料理人としての土台も築けました。

—— タイミーを利用してみて感じたメリットはありますか?

一番は人とのつながりをつくれたことです。いまでも時々お手伝いさせていただいているお店もありますし、お客さまをご紹介していただいたり、「スタッフの誕生日パーティーをしたいから料理をつくってくれない?」と声をかけていただいたりすることもあります。

また、出会いが増えたことによって、いろんな価値観に触れることができ、視野も広がりましたね。たとえば今までは自分の成長や料理の表現だけを考えることが多かったのですが、初対面のスタッフの方への仕事の振り方やいま何をしなければいけないのかを察して動くスタッフの姿を見て、人材育成とマネジメントの大切さに気づきました。自分の知らなかった情報を得られることがも多く、タイミーを利用していなければ経験できなかったことだなと思います。

また僕はフレンチやイタリアンの経験が長いのですが、和食の料理人の考え方や盛り付け方など、別のジャンルから学んだことや刺激を受けたこともたくさんありました。

—— タイミーでの出会いがお仕事にもつながっているんですね。スキマ時間で働きに行ったお店でそこまでの関係性を築くのは、簡単ではないようにも感じますが。

僕の場合は、家族がいわゆる転勤族で、人見知りをしていたら友達ができない環境だったんです(笑)。基本的に自分から話しかけるタイプだったので、コミュニケーションに関して苦労はありませんでした。飲食歴も長いので、「どこで働いていたの?」「いままでどんなことをしていたの?」とスタッフさんのほうから話しかけてくださることも多かったですね。

タイミーでの出会いや出張料理の経験から「料理人をやっていてよかった」と感じる

泉大輔さんが料理している様子

——現在のお仕事について教えてください。

お客さまのご自宅やレンタルキッチン、イベント会場などで料理をつくっています。基本的にはビュッフェスタイルで、あらかじめ嫌いな食べ物やアレルギーをお伺いしてこちらでメニューを考えています。毎回行く現場もつくる料理もちがうし、そこで新たな出会いがあったりもするので、お店で働くのとはまた違った楽しさがありますね。

ただ、良いも悪いもすべての責任は自分にあるので、「自由と責任はセットなんだな」とこの仕事を始めてより強く感じるようになりました。

—— お客さまの反応を直接見られるのもいいですね。

そうですね。たとえば、これまでは小さなお子さま相手に料理をつくってこなかったのですが、出張料理人になってからは提供するようになったんです。子どもの反応ってすごくストレートで、「おいしい」と言って食べてくれたり、お母さんから「普段は全然食べないけど今日はたくさん食べてる」と言っていただけたりしたときは嬉しいですね。こういったいままでになかった経験が自信にもつながっています。

—— 小さな頃からの夢を叶えられてどんなお気持ちですか?

叶えられた部分と叶えられていない部分があるので、まだ夢に向かっている途中という感じですね。料理人になってすぐの頃は、慣れないことやできないことばかりで何度も辞めたくなりました。でもタイミーでのいろんな人との出会いや出張料理での経験から、いまは「やっててよかった」と心から思っています。やっぱり「料理は楽しい!」と、あらためて感じられているので、つらい時期も無駄ではなかったなと思います。

将来は自分でフレンチのレストランを開きたいと思っています。もう構想はあるので、物件だったり一緒にやってくれるパートナーや取引先を探しつつ、これからも料理の勉強を続けたいです。

お金だけでなく、たくさんの出会いと経験も得ることができる

泉大輔さんが話している様子

—— これからタイミーを利用される方へのアドバイスをお願いします!

スキマ時間に働ける気軽さがタイミーのよいところですが、学生や社会人といった立場に関係なく、その会社やお店の一員としての責任と自覚を持って働くことがなにより大切だと思います。「人見知りを克服するため」「自分にどんな仕事が向いているかを知るため」など、いろんな用途で活用できると思いますね。お金を得られるだけでなく、たくさんの出会いがあり、幅広い経験を積めますよ。気になっている方はぜひ一度試してみてほしいですね。

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