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水際対策緩和措置実施により訪日外客数が増加中
2022年10月、海外からの個人旅行の受け入れや入国ビザ免除の再開などの政府による水際対策の緩和措置実施以降、入国者数は増加し続けています。2023年2月の訪日外客数は、前年同月比で約88.2倍。緩和措置実施前の2022年9月に比べて約7.1倍の伸び率となりました。
こうした背景から、ホテルの需要はGWにかけて一段と高まっていくことが予想されます。
需要の拡大と比例して深刻さを増す課題が、現場の人手不足です。帝国データバンクが実施した人手不足に対する企業の動向調査(2023年1月版)* によると、正社員の人手不足を感じると回答した企業が最も多い業界は「旅館・ホテル」で、77.8%でした。前年同月(2022年1月)時点の数値(=41.9%)と比較しても、業界の慢性的な課題であった人手不足が、急速に深刻化していることがわかります。
*帝国データバンク「人手不足に対する企業の動向調査(2023年1月)」:https://www.tdb-di.com/2023/02/sp20230217.pdf
ホテル案件のスキマバイト募集人数は昨年の13.4倍に!
タイミー上のスキマバイト(ホテル業界での業務)における募集人数の前年同月比を見てみると、2023年1月は約8.6倍、2023年2月は約23.3倍、3月は約13.4倍となっていることがわかりました。
前年に比べてここまで増加したのは、昨年10月以降のインバウンド需要の回復の影響によるものと思われます。
この募集人数の拡大は、業界の繁忙期である5月にかけて、さらに続くでしょう。
ホテル内の様々な職種でスキマバイトが活用されています
ホテル業界で、スキマバイト人材における労働力の最大活用を可能にしているのが、「業務の細かい切り分け」です。スキマバイトを導入しているホテルの場合、キッチンから清掃、サービス給仕など、幅広い分野で活用しており、その中でも作業が細かく切り分けられています。このように業務を切り分けることで、初めて勤務する人、何度も勤務している人(リピートワーカー)と、熟練度によって仕事を任せることができるのです。
各ホテルでのタイミー活用例
【タイミーの活用により、中途人材からの応募が増加 —–ヒルトン小田原リゾート&スパ 】
以前は繁忙期になると管理部門社員含め総出での対応に追われていた。タイミーの利用を開始してからは、そのようなことは無くなり、しっかりと休みを取れるような状態に。小田原近郊の業界内で評判を呼び、中途採用の応募増加に繋がった。
ご担当者様コメント
タイミーを導入するにあたり、初心者の方でもできる業務の切り分けをし、業務をしていただく前にきちんと説明することや途中で分からなくなった場合にすぐに確認できるように受け入れ態勢を整えることで、「またここで働きたい」と思ってもらえるようにしました。まずは一部署から導入し、良い例を作った上で、徐々に受け入れ部署を広げたことも導入成功に繋がりました。
【リピートワーカーのスキルアップも ——ホテル軽井沢1130】
ホテル清掃請負「株式会社クリエイティブクリーン」ご担当者様コメント
直近では台湾の方を中心にインバウンドのお客様が増えている印象で、大型バス数台を使って団体で来られることも多いです。 それに伴いホテルの客室稼働率は上がってきており、現場も忙しくなっています。タイミーのワーカーさんには、初心者の方はシーツ剥がしやトイレ等の水回りの清掃、ゴミの回収をメインでお仕事いただき、経験者やリピーターさんにはベッドメイクまでしていただいております。ワーカーさんのおかげで、既存のスタッフがベッドメイクを集中して行うことができるので大変助かっています。また、ワーカーさんの中には勤務を繰り返しスキルアップをされる方も多く、継続的に入っていただいていることも非常に助かっております。
より具体的な仕事内容の理解や、現場の受け入れ体制については、下の「憧れのホテルでスキマバイト!? 「ヒルトン東京ベイ」でお仕事体験」の記事をチェックしてみてください。
- タイミーラボ編集部
タイミーラボは、株式会社タイミーによるオウンドメディアです。
https://lab.timee.co.jp/